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【米国株式投資】WFE(半導体前工程製造装置 / 半導体ウェハー製造装置)業界と関連株式の2023年のまとめ&今後の市場見通し - Part 1

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本日のアナリストは、香港🇭🇰を拠点に活動している、ウィリアム・キーティング氏です。

自己紹介

キーティング氏は、半導体とテクノロジーのリサーチ&コンサルティング会社であるIngenuity (Hong Kong) Ltdの創立者兼CEO。

半導体業界において重要性の高いニッチなテーマを専門。

主に、インテル、AMD、サムスン、アップル、マイクロン等の企業や、ASML、AMAT、キヤノン、ニコンなどの主要機器サプライヤーの製品、ロードマップ、技術に焦点を当てたリサーチ、並びに、コンサルティング・サービスを提供。

Ingenuity設立前は、1992年から2014年までの20年以上に渡りインテル・コーポレーションに勤務。

当初はAIシステムのスペシャリストとして採用。

その後、同社の最先端の300mmファクトリー・ネットワークをグローバルにサポートするファクトリー・オートメーション・システムの責任者に就任。2000年には、インテル社内にITコンサルティング組織、「IT Flex Services」を設立。

500人規模のグローバル・チームに成長させ、現在もインテルのIT部門の中核を担っている。

2005年には、アジア太平洋地域、並びに、中国・日本地域担当のITディレクターに就任。これの地域のインテルの全てのオフィスと製造施設のITシステムの責任者を担当し、現在に至る。

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WFE(半導体前工程製造装置 / 半導体ウェハー製造装置)業界と関連株式の2023年のまとめ&今後の市場見通し - Part 1

Ticker: LRCX , KLAC , AMAT , ASML  / 2179文字 / 所要時間5分程度

サマリー

  • 23年第4四半期の世界メーカー上位5社のWFE(半導体前工程製造装置 / 半導体ウェハー製造装置)関連売上高は、前四半期比3.45%増となったが、前年同期比では7.5%減となった。

  • 当初は前年同期比20%減が予想されていたが、2023年のWFE売上高は上位5社でほぼ横ばいとなっているが、ASMLが前年同期比37.6%増と好調であったのに対し、LRCXは24.8%減となっているように、これら上位5社の相対的な業績には大きな開きがあった。

WFE市場の概要

世界メーカー上位5社の2023年第4四半期のWFE(半導体前工程製造装置 / 半導体ウェハー製造装置)市場の売上高は235億ドルで、前四半期比3.45%増、前年同期比7.5%減となった。

2023年全体では、WFE市場の売上高は930億ドルで、前年同期比ではわずか1%の減少にとどまった。

これは、私を含む多くの人々が、当初は前年比20%程度の減収を予想していたにもかかわらずの着地である。

実際、2023年の売上高は、第1四半期までその20%減の軌道に乗っていた。

しかし、第3四半期と第4四半期のデータでは、主に中国向け販売の急増に牽引され、力強い上昇を示した。

実際、2023年の中国向け売上高の伸びにはかなり驚かれるだろう。

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実際、2019年に中国がWFE市場における支出ランキングのトップに立って以来、中国、韓国、台湾との差は驚くほど広がっている。

本稿では、私たちはこのことについて議論し、昨年の上位5社の相対的なパフォーマンスを分析し、2024年に期待されることについて私たちの考えを共有し、さらに、アプライド・マテリアルズ(AMAT)の中国向け販売に関するさまざまな調査についての最新のニュースを掘り下げたい。

WFE市場の関連銘柄のパフォーマンスに関して

2023年は半導体WFE(半導体前工程製造装置 / 半導体ウェハー製造装置)部門にとって2つの点で異例の年であった。

第一に、WFE市場の売上高は20%程度減少するとの予想から、少なくとも上位5社に関しては、前年比ほぼ横ばいに終わっている。

第二に、これら上位5社の相対的な業績には大きな開きがあった点である。

最も好調だったのはASML(ASML)で、売上高は前年同期比37.6%増となっている。

一方、ラム・リサーチ(LRCX)は前年同期比24.8%の減収となった。

そして、東京エレクトロン(TEL)は21.4%減、KLA(KLAC)は7.5%減、アプライド・マテリアルズ(AMAT)はほぼ横ばいだった。

これらの大きく異なる業績の背景にあるであろう理由については、以前のノートでいくつか触れている。

しかし、ここで重要なポイントをまとめておこう。

ASMLの場合、大幅なアウトパフォームは主に2つの要因によってもたらされた。

第一に、同社のリードタイムは非常に長い(EUVツールは2年かかる)。

これは同社にとって大きな受注残となり、新規受注が大幅に減少しても供給を続けることができる。

次のグラフが示すように、これはまさに2023年に起こったことである。

四半期ごとの新規受注は、22年第4四半期の61億ドルから23年第1四半期には37億ドルに激減している。

実際、2023年第1~3四半期の四半期新規受注は、前年の半分以下の水準にとどまった。

ASMLは受注残を継続的に履行しているため、2023年のASMLの売上高への影響はなかった。

ただし、23年第4四半期に新規受注が急増したことは、ASMLにとって大きな安心材料となったに違いない。

ASMLに有利に働いた2つ目の要因は、中国向け販売がかつてないほど好調だったことである。

これは、ASMLの最新の決算説明会の図にうまくまとめられている。

2023年のシステム売上高に占める中国向けシステム売上高の割合が29%であることがわかる。

これは63億8000万ユーロで、2022年のわずか21億ユーロと比較すると、つまり前年比3倍以上の増加である。

もう一方のラム・リサーチは、以下の表(2022年の売上高ベース)が明確に示すように、メモリメーカーへのエクスポージャーが最大であるため、同業他社と比較して景気後退の影響をより大きく受けた。

事業の60%がメモリープレーヤーによるものである以上、メモリープレーヤーが過去10年で最悪の業績を記録した年、事業に深刻な影響が出るのは当然であり、ラム・リサーチにとってもそうだったのである。

一方で、アプライド・マテリアルズと東京エレクトロンを比較すると、少し異常な点がある。

東京エレクトロンはアプライド・マテリアルズに比べメモリーへのエクスポージャーが大きいが、相対的なパフォーマンスはアプライド・マテリアルズよりはるかに悪い。

その理由は、アプライド・マテリアルズの中国向け出荷量が、東京エレクトロンに比べて多いからではないかと推測しているが、それを証明するデータはない。

アプライド・マテリアルズが中国への出荷で調査を受けているのに対し、東京エレクトロンは受けていないという事実が、この説を裏付けているのかもしれない。

※続きは「WFE(半導体前工程製造装置 / 半導体ウェハー製造装置)業界と関連株式の2023年のまとめ&今後の市場見通し - Part 2」をご覧ください。

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