半導体株

SUMCOの2020年Q2決算を読み解く

今回はSUMCOの決算をみていきます。

SUMCOは信越化学工業と並ぶ半導体用シリコンウェハの大手で、世界シェア3割を握る企業です。

信越化学が塩ビや機能材料など他のシリコン由来製品を扱うのと異なり、SUMCOはシリコンウェハ事業の一本足打法ビジネスを行っています。

ゆえに、大きく半導体市況に揺れてきた企業でもあります。

今回のnoteでは、SUMCOの決算のみならず、昨今の半導体市況全体

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レーザーテックの2019年Q4決算(4月~6月)を読み解く~EUVマスクブランクス検査装置で独占的シェア~

今回はレーザーテックの決算をみていきます。

同社は各種検査装置の製造を行っている企業です。

特に半導体製造に利用されるマスクブランクスの検査でほぼ100%のシェアを誇っているほか、エッチング後に作成されたフォトマスクの検査装置なども製造する企業です。

かなり地味なニッチ企業だったのですが、近年、技術の大幅な転換によって一気に需要が高まってきました。

今回はそういった技術動向の変化も含めて、

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アドバンテストの2020年Q1決算を読み解く

今回はアドバンテストの決算をみていきます。

アドバンテストは半導体の自動検査装置の大手企業です。

現代社会ではパソコン、スマートフォン、家電、自動車、産業機器、通信機器など様々な場所に半導体が利用されていますが、それらの製造工程における検査・試験を自動で行う装置(ATE/Automated Test Equipment)を製造しているのがアドバンテストです。

同社の決算からは、世界の半導体業

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AMDの2020年Q2決算を読み解く

今回はAMDの決算を見ていきます。

AMDは世界的なCPU、GPUメーカーです。

パソコン用CPUではインテルに次いで2位で、ほぼ市場を寡占。

パソコン用GPUではNvidiaに次いで2位で、こちらもほぼ市場を寡占。

またPS4やXBOXなどに搭載されているSoCも同社が製造しています。

近年、サーバー用CPU事業にも再参入してきており、この分野でもインテルの有力なライバルになりつつあり

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東京エレクトロンの2020年Q1決算を読み解く

今回は東京エレクトロンの決算をみていきます。

東京エレクトロンはいわずと知れた半導体製造装置メーカーの世界的大手です。(単純な売上高では3位もしくは4位クラス)

同社は半導体製造工程のうち、いわゆる前工程と言われる部分を担っており、主に成膜からレジスト塗布・現像、プラズマエッチング、レジスト剥離・洗浄、絶縁膜成膜の過程のほか、プローブ検査などの分野で高いシェアを誇っています。

とくに次世代の

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信越化学工業の2020年Q1決算を読み解く~シリコンウエハと塩ビの世界的大手~

今回は信越化学工業の決算を見ていきます。

信越化学工業は一般にはなじみの薄い企業ですが、世界的にも有力な化学メーカーで時価総額で上位10社に入る企業です。

塩ビの高効率生産で知られているほか、半導体シリコンなどでもSUMCOとならんで有力な企業であり、同社の業績発表は半導体業界を占う上でも非常に重要な意味合いをもっています。

とりあえず、そのあたりの事情を踏まえて、まずはいつものように決算の

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インテル(Intel)の2020年Q2決算を読み解く

今回は半導体大手インテルの決算を見ていきます。

インテルはご存知、パソコンやサーバのCPUを生産する大手企業です。

同社の業績は個人・企業向けパソコンやデータセンター向けサーバーの出荷とも非常にリンクしており、広範な影響を与えることから、その見通しも含めて毎回非常に注目を浴びる決算となっています。

とりあえず、そのあたりも踏まえながら見ていこうと思います。

まずは、決算概況をみていきましょ

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ディスコ(DISCO)の2020年Q1決算を読み解く~半導体製造装置(ダイサ・グラインダ)で世界トップシェア

今回はディスコの決算をみていきます。

ディスコは半導体製造装置の後工程装置(ダイサ、グラインダ)などを主に供給する日本企業です。

広島県呉市で創業された第一製砥所を源流とし、このDai-Ichi Seitosho CO, Ltd.の頭文字をとってDISCOとなりました。

ディスコが得意とするのは「切る、削る、磨く」作業です。(会社の標語によるとKKMと略すそうです。)

半導体ウエハを賽の目

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半導体受託生産最大手 TSMCの2020年Q2決算を読む

今回はTSMCの決算についてみていきます。

TSMCは世界最大のファウンドリ企業であり、顧客にはApple、AMD、Nvidia、Qualcomm、Huaweiなどが並びます。

そうした世界の最先端コンシューマ製品を供給する企業のロジック製品を大量に受託製造し、供給しているのがTSMCになります。

TSMCは一般の方には馴染みの薄い企業ですが、半導体業界やハイテク系への投資を行う投資家ならば

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ASMLの2020年Q2決算を読み解く~EUV露光装置の大本命銘柄~

今回は半導体露光装置世界最大手ASMLの決算を見ていきます。

ASMLは次世代の半導体露光技術であるEUV露光に関してはオンリーワンの企業であり、同社の動向をみることで今後の半導体製造装置業界および半導体業界の全体的な動きが見えてくる企業でもあります。

なお、ASMLという会社についての説明は以前の記事にて行っていますので省きます。(無料部分で触れていますので、よろしければごらんください。)

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