見出し画像

【注目ニュース】米、ファーウェイ規制強化 インテルとクアルコムの半導体輸出許可を取り消し

発表日:2024年5月8日

みなさんこんにちは。【注目ニュース】では、最近発表された半導体関連のニュースの中から、専門家が厳選してお届けします。通勤・通学時間、始業前などにぜひチェックしてみてください。

概要

米政府が、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米半導体大手インテルの輸出許可を取り消したことが7日に判明しました。軍事用途にも使われる半導体の規制を強化し、中国に対抗するためであり、欧米メディアが報じました。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、米半導体大手クアルコムのファーウェイへの輸出許可も取り消しました。

中国商務省は8日、「特定企業への不合理な制裁に断固反対する。必要な措置を講じ、中国企業の正当な利益を守る」との報道官談話を出しました。

米政府は2019年からファーウェイへの輸出を段階的に制限し、取引を許可制として、事実上輸出を禁じましたが、一部では出荷が認められていました。

今年4月、ファーウェイがインテル製品を使った人工知能(AI)搭載ノートパソコンを発売したことを受け、米議会では、より厳しい措置を求める声が上がっていました。(共同)

ファーウェイ拠点(引用元

解説

米中の半導体摩擦が止まりません。今回は中国のファーウェイに対して米国政府がIntelやクアルコムへの輸出許可を取り消したというニュースでした。

CHIPS法の制定によって、米国企業は最先端半導体を中国に輸出することを実質的に禁止されていますが、今後はレガシーモデルについても規制が強化される可能性が大いにあります。

中国は、製造装置、材料、デバイスなど各種半導体製品の最大の輸入国ですので、米中の半導体摩擦は世界経済に大きな影響を及ぼします。

一部報道では、ウクライナ攻撃に使用された北朝鮮のミサイルに米国製の半導体が搭載されていたことも判明しています。”穴の開いた制裁”という国際世論の非難を浴びないためにも、米国は今後も規制を強める方向性に動くと予測します。

もちろん日本も無関係ではありません。
米国ファミリーの一員として、戦略物資に位置付けられる半導体の輸出戦略には今後も注視する必要がありますね。


参考文献

#半導体 #半導体関連 #半導体株 #半導体って何 #半導体の基礎
#注目ニュース #ニュース #半導体ニュース #最新ニュース

よろしければサポートもよろしくお願いいたします.頂いたサポートは主に今後の書評執筆用のために使わせていただきます!