いぬのせなか座
いぬのせなか座は、表現と(私の)生のあいだの個人的な結びつき――アトリエ――を具体的に…
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【無料公開】[Day1]「生きるために書く」ブラックライティングの文章術(『10日間で作文を上手にする方法』)
はじめにインターネットで注目を集める「文章術」を読むことにした。検索エンジンやブログメディアに「文章 書き方」とか入力すれば、誰もがいつでも無料で読める。50本近くの記事に目を通した。どれもせいぜい数千字ほどで、すべて足しても文庫本1冊にもならない。読み終えるのに半日かからなかった。だからこそたくさんのことを学んだ。遠回りになるけど、まずはその話から。
インターネット「文章術」はなぜ書かれるのか
[Day12]あなたの文章をより良くする4つの考え方
(Day11はこちら)
4次元をからだで覚えるよかった、生きてるね。さて、かつての僕(以下「旧世代」といい、ややつよめに否定していきます)は、「作文」を「上手に」書くための「ものさし」が4つの合成指標で表現できると考えた。旧世代は未定義で放り出したけど、本来はこう書くべきだった(表4)。
[Day10]じぶんにぴったりな言葉はなぜ「重い」のか
(Day9はこちら)
ざっくりした日本語の歴史思い出してみると、ことばの歴史はひとの集団の歩みとともに広まり――文字通りの徒歩旅行だった――、約1万5000年ほど前にアジア大陸へ辿りついた。遠い未来に「やまとことば」と呼ばれる言葉の源流は、北はサハリン(ツングース祖語・極北祖語)、南は台湾・琉球諸島(オーストロネシア祖語)からこの島国へ伝わったとされる。
[Day8]疲れきった日本語教育の需給ギャップ
(Day7はこちら)
日本語は10日間で身につかない僕は本当に「10日間で作文を上手にする方法」を、「そのひとたちに読んでほしい5冊」を、過不足ないテキスト・レッスン・ガイド・リファレンスを選べるだろうか。あと3日で? どうも疑わしい。というか、この問題設定そのものがまちがいな気もする。僕の主張に反論を加えよう。なるべく、手厳しく。