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保坂和志さんとのトーク開催/『新たな距離』から3篇を期間限定公開

イベントのお知らせです。

いぬのせなか座主宰の山本浩貴による単著『新たな距離――言語表現を酷使する(ための)レイアウト』が先日刊行されましたが、その関連トークイベントが6/23(日)に東京・巣鴨にて開催されます。オンラインでの配信やアーカイブ動画もセットとなっています。

対談相手は、『新たな距離』でもいぬのせなか座の背景のひとつとして論じさせていただいた、保坂和志さんです。

「生きるための表現――小説的思考塾 vol.17 with 山本浩貴」
https://peatix.com/event/3938504
■配信日時:6月23日(日) 午後5時~7時半
■視聴期限:配信日から7日以内
■金額:  3,500円(対面参加も同じ金額)
■会場:  RYOZAN PARK 巣鴨(豊島区巣鴨1-9-1 グランド東邦ビルB1)

当日は、表現と生の関係、表現・創作・制作のための土壌・環境とは何か(近年山本が論じている〈アトリエ〉とは何か)、人(登場人物)と書くことの関係など、とても根本的な話になっていく予定です。



また、保坂さんからのご提案で、『新たな距離』から以下3つのテキストを細かく話す時間をつくろうということになっています。
・Ⅲ章「日記と重力」
・Ⅵ章「アトリエのためのメモ」
・Ⅵ章「絶望とモデル――大江健三郎におけるアトリエ」

いずれも表現/環境/生をめぐる、山本自身にとっても特に重要なテクストです。
今回のイベント開催にあわせ、期間限定でWeb上にも公開いたします。まだ『新たな距離』を入手していないという方もぜひ御覧ください。

Ⅲ章「日記と重力」

Ⅵ章「アトリエのためのメモ」「絶望とモデル――大江健三郎におけるアトリエ」

また今回のイベントのチケットは、オンラインと対面の2種類を販売するのではなく、アーカイブつきオンラインチケットを購入いただいたうえで対面にも参加可能、というかたちになります。
オンラインでの配信は7日間のあいだアーカイブとしても視聴できます。対面でもご参加の場合には、終了後の懇親会もありますので(会場でそのまま気楽な立食形式でおこなうものです)、ご関心あるかたはぜひ。




そのほか、『新たな距離』をめぐっては、各誌でご紹介いただいています。
『群像』2024年6月号に松原俊太郎さんが、『新潮」2024年7月号に山下澄人さんが、『週刊読書人』6月21日号に柿内正午さんが、『美術手帖』2024年7月号で中島水緒さんが、それぞれ書評を書いてくださっています。また、「週刊文春」2024年5月23日でも「文春図書館推薦」としてご紹介いただきました。
いずれもぜひ御覧ください!

(いぬのせなか座・山本)


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