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子育てについて

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そのままタイトルの通り。
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9月14日。フリースクールの話とか。【プロ夏休みストの日常】

9月14日。フリースクールの話とか。【プロ夏休みストの日常】

昨日は娘と、娘と同じフリースクールに通っている子ども達と一緒にいつもの川に遊びに行った。朝晩少し涼しくなったとはいえ、日中はぐったりするほど暑い。
ほぼエアコン無し生活でこの暴力的な夏を乗り切ったが、だからと言ってこの残暑の中涼しい顔で過ごせるかと言われれば、あたしゃもう無理はしたくないので、早々に音を上げて川へと逃げるのであった。

そのまま娘の友達宅で晩ご飯、お泊まりDAY。
フリースクールと

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「気持ちいい」という最強の行動理由。-幸せの自己完結と世界の拡張-

「気持ちいい」という最強の行動理由。-幸せの自己完結と世界の拡張-

フリースクールに迎えに行く度に、娘はいつも屋根の上からひょこっと現れる。
思えば、子ども達が屋根の上に登っている写真をHPで見て、彼女は「行ってみたい」と話していた。
通いはじめて9ヶ月くらいか、相変わらず屋根の上が彼女の主戦場。一緒に登ろうよと誘われるがままに登り、屋根の上に2人で腰掛けながら「どうしてそんなにここ(屋根の上)が好きなの?」と聞くと「だって気持ちいいもん」と娘は答えた。
気持ち良

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すごくポジティブな意味での「離婚」という選択

すごくポジティブな意味での「離婚」という選択

今月僕たちは約10年の結婚生活を終えた。
夫婦が共に生活するという事を僕は頻繁に「毎日が異文化交流」と呼んでいた。
それぞれの生育環境ベースの当たり前を(逃げることの出来ない物理的距離で)擦り合わせ、その過程で沢山ぶつかりながら歩んできたけれど、ここにきてそれぞれの"国"に帰ることを選択したとも言えるかもしれない。
あくまで前向きに、そしてお疲れ様という気持ちを込めて、お互いのリスタートを応援する

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娘7歳、前向きに学校辞めてみた。【初めてのフリースクール】

娘7歳、前向きに学校辞めてみた。【初めてのフリースクール】

現在小学校2年生。保育園の年長あたりから行きたくない!がはじまってそれから保育園も学校も、「行きたい時だけ行く」スタイルになった。
小学校では、図工は行くけど体育は絶対いや!(比べられる感じが嫌とのこと。)算数楽しいけど国語よくわからん!みたいな感じで、その日の時間割と本人の朝起きてからの気分次第で行く行かないを決めていたが、2年生になって一気に増えた宿題と、友達関係でぎくしゃくしたのがきっかけ(

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子どもと竹林遊び。【竹林って可能性無限大の遊び場かも】

子どもと竹林遊び。【竹林って可能性無限大の遊び場かも】

祖父の持ち山というか、竹林があって、毎年3月から筍とりに行くんだけど、今年もシーズン前の竹林整備をしています。

昨年の台風などで倒れ放題の竹を一ヶ所にまとめては焼いてを繰り返す。

筍掘りは娘も2歳の時から毎年来てるんだけど、この竹林整備について来たのは初めて。
でも勢いよく燃え上がる火を眺めているとテンションが上がってくるようで、何も言わなくても竹を集めては火に放り投げてを延々と繰り返していた

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次の世代に受け継がれていくものって何だろう。【"死"が残される人々に伝える情報】

次の世代に受け継がれていくものって何だろう。【"死"が残される人々に伝える情報】

年の瀬。ご近所さんにいただいたまま冷凍していた猪肉で今年1回目のワイン煮込みを作っていたところで電話が鳴る。

95歳の祖父が危篤らしい。

何度もガンになって、糖尿になったかと思えば、ここ数年は週に3回の人工透析生活。
肺炎になって、転んで骨折を繰り返して、今回はその骨折の入院中にコロナにかかったそうだ。

いやはや、どう考えても長く生きていると思う。現代医療をフルに活用して、延命を繰り返してい

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子どもが夏休みなので一緒に休んでみた。【ニート宣言】

子どもが夏休みなので一緒に休んでみた。【ニート宣言】

小学校1年生の娘に初の夏休みが訪れた。

学童保育等の利用の予定も無いため、約1ヶ月間家にいる事になったのだが、そこでどうせなら僕も一緒に夏休みしてみるか!と思い立つ。

大丈夫。何を言ってるのかはわかってる。
夏だし暑いし、お父さんも働きませんと声高に宣言しようというのだ。一般的な視点で見れば笑えるくらいクレイジー。

でもまあそれなりに子育ての事を思って考えてる部分はあって、まず一つとして、せ

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「将来の夢」という概念の持つ根深い問題。【子育て】

「将来の夢」という概念の持つ根深い問題。【子育て】

先週末に娘の卒園式が終わり、保育園生活もあっという間だったなと思い返しています。

子ども達が健康に過ごす事が出来て、且つ沢山の経験をさせてくれたという点で、とても良い保育園でしたが、式の最中、証書をいただいた子ども達が「大きくなったら○○になりたいですっ!」と発言する流れには疑問が残りました。

因みに僕は以前9年間保育所に勤めていたのですが、そこでもこの流れは定番でした。
子ども達は口々に様々

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アナログとデジタルの狭間で文化と子育てを考える。「田舎とリアルドラえもん」

アナログとデジタルの狭間で文化と子育てを考える。「田舎とリアルドラえもん」

現在6歳の子どもが産まれてすぐ、僕らは熊本県菊池市の田舎に引っ越してきた。
理由は、「豊かな自然の中で様々な物に触れてほしい」というものだった。
それは有機物をはじめとした様々な物質という意味でもあるし、ジャパニーズランドスケープの空気感や肌感覚、色彩、という意味でもあるし、身体に取り込む水や食物という意味でもある。
当たり前に鹿や野うさぎに囲まれていて、飲むにも料理に使うにも、水は近所の湧水で、

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