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自重トレーニング:自分の体重を使ってパワーアップとウエイトアップを図る自己完結型の営み(CASE 17/100)



▲「自重トレーニング」とサステナビリティ 

私のここ1年くらいで始めた趣味に、筋力トレーニングがあります。今は、週1回パーソナルジムに通い、さらに週1回くらいのペースで腕立て伏せなどの軽めの「自重トレーニング」をしています。
さて、自らの体重を負荷にして行う筋力トレーニングを自重トレーニングと呼びます。ウエイト器具や機械を使わず、自分の身体のみを使ってトレーニングをするので、場所を選びません。自宅でも取り組みやすく、いつでも始められます。

自重トレーニングは、筋力トレーニングの中でも、人間が獲得してきた身体に関する知恵に基づいた非常に効率的なトレーニング方法であると思います。特別な道具や場所を必要とせず、自らの体重を用いて自らの身体機能を持続的に強化でき、身体機能が高くなればなるほど、その向上に合わせたトレーニングも可能です。他の追加的な道具を必要とせず、自己完結で循環的に実施できる自己向上の仕組みです。
ただ身体機能を高めるトレーニングながら、その背景には知恵が潜んでおり、知恵があるからこそ成立しているトレーニングとも言えます。
自重トレーニングだけをみても、どのような身体部位をどのように動かし、何回程繰り返せば良いのかなどは、スポーツ科学的に様々な研究がなされており、合理的なトレーニング方法が提唱されています。

環境や事業の持続可能性を高めるために、様々な技術と仕組みを用いて付加的な製品を考えがちです。一方で、自重トレーニングのように、何らかの知恵に基づいて、自らの持つ機構や特性をフル活用することで、自己完結した新たな仕組みを作り出すことも可能ではないでしょうか。事業活動において製品やサービスを考える際には、ユーザーに対して追加的に、付加価値として、新しいものを考えなければならないとついつい考えてしまいがちです。環境対応や社会的な持続可能性が大事な概念になっている現代において、追加的に付加価値を考えるというバイアスを崩して、敢えて自己完結を促すような知恵や仕組みのアイデアを考えてみてもいいかもしれません。

▲今回のキュレーション担当者

i.lab マネージング・ディレクター 横田幸信

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。
2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲i.labについて

i.labは、東京大学i.school ディレクター陣によって2011年に創業されたイノベーショ ン創出・実現のためのイノベーション ・デザインファームです。東京大学i.school(2017年4 月 より一般社団法人i.school)が世界中のイノベーション教育機関や専門機関の知見を研究しながら独自進化させてきた理論知と、i.labが産業界で磨いてきた実践知の両輪で、企業向けにイノベーションのためのプロジェクトを企画·運営しています。

会社名:イノベーション・ラボラトリ株式会社
代表取締役:横田 幸信
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