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仕方がないのでしばらくは夫婦二人で沖縄移住 19 夫婦2人1か月の生活費 沖縄は習いごと天国!
沖縄本島に移住してから、早くも1年以上が経過しました。
移住前の3か月間は東京下町の賃貸マンションに引きこもり、外出時はマスクとサングラス、手袋で完全武装、移住後も2週間は引きこもりを継続し、さらには外出時の完全武装を徹底したこともあってか、幸運にも、コロナウイルスに感染しない、感染させないの二原則を守り抜くことができています。ありがたや、ありがたや。
あとは、都内のグループホームに入所してい
認知症の母と沖縄移住 18 沖縄移住の総費用
コロナ騒動とその感染防止対策のため、高齢者施設に強い面会制限がかかり、母の移住はコロナ収束まで据え置きとなってしまいましたが、私たち夫婦は当初の予定通り、先遣隊として、2020年5月に沖縄本島に移住することができました。
親子での移住はまだ道半ばですが、目的のちょうど半分を達することができたので、ここで夫婦2人分の移住費用の総決算をしておきたいと思います。
移住費の総額は、129万6956円で
認知症の母と沖縄移住 17 コンテナ12フィートにどこまで積める? 家電と家具は現住所で売却した方が経済的?
日通の料金設定では、10フィートコンテナの輸送量が12万円、12フィートコンテナが16万円とのことでした。私たちの荷物の総量は、12フィートコンテナ1基分に相当し、人件費を含めた引っ越し費用は35万円に上りました。
12フィートといっても、素人にはさっぱり見当もつきません。営業担当者の説明では、冷蔵庫をのぞいた家電・家具に加えて、段ボールM(120)サイズで50箱分だということでしたが、これでも
認知症の母と沖縄移住 16引っ越し業者選び 海外に強いNか 勉強熱心なSか?
3月は、沖縄で物件と生活エリアの下見をしつつ、引っ越し業者の選定の準備も進めていました。
私たち夫婦は沖縄にいるので、実際に業者に見積もりに来てもらうわけにはいきません。まずはインターネットの一括見積もりサイトを利用して、各社の料金を比較しようとしました。
結果は……。どの社も、見積もり額は算定不能と出ました。
東京―沖縄間は距離が遠く、コンテナ船での輸送となります。コンテナ輸送は家財の量に
認知症の母と沖縄移住 15 下見の総費用
2020年3月5日から始まった8泊9日の下見も無事に全日程を終了し、あとは引っ越し業者の相見積もりを取って、日程を決定し、引っ越しを待つばかりになりました。ここでこれから移住を検討しておられる方の参考になるように、下見にかかった総費用を計算してみたいと思います。
総費用は……ダラダラダラダラダラダラダン! 69万1224円です。
のけぞった方も多いのではないかと思います。私自身もエクセルの自動
認知症の母と沖縄移住 14 沖縄への生活適応 向いている人と向いていない人は
8泊9日の下見期間中、ほぼ毎晩のように通い詰めて、すっかり常連になった(と私たち夫婦が勝手に思い込んでいる)居酒屋「かよい船」で、隣のテーブルで面白い光景を見かけました。
常連客と思しき男性客二人組が、麦茶用のプラスチック容器に焼酎の原液を入れて、ペットボトルのミネラルウォーターをどばどばと継ぎ足し、マドラーでかき混ぜていたのです。
なるほど、こうして作り置きしておけば、グラスが空くたびに、い
認知症の母と沖縄移住 13 下見・家電の事前購入
下見には、引っ越しの準備に向けて、家電を事前調達しておくという重要なミッションもありました。
東京から沖縄への引っ越し便は、船のコンテナ移動のため、1週間程度かかります。東京で荷出しをすると、しばらくはベッドも布団も冷蔵庫もIHクッキングヒーターも洗濯機もない状態が続きます。
この1週間をどう過ごすか。国内旅行や台湾旅行を楽しむ人もいれば、沖縄の新居の近くに宿を取る人もいるでしょう。私たちは、
認知症の母と沖縄移住 12 下見・騒音
浦添市と宜野湾市の境界に宿を取り、下見の日程に8泊9日も費やしたのは、騒音の大きさを確認しておくためでもありました。
東京に住んでいて、沖縄から流れてくる大きなニュースといえば、何と言っても、米軍基地問題。辺野古移設の反対運動に、米軍兵士による犯罪、それに軍用機の離発着による騒音被害……。
20年以上前のことですが、米軍機の訓練飛行による騒音がひどく、日常生活にも支障をきたすといったニュースを
認知症の母と沖縄移住 11 下見・生活物価
下見の期間中は、浦添市北部にあり、宜野湾市とも近接している格安コンドミニアム「もりもりランド」に拠点を置きつつ、周囲のスーパーに積極的に足を運びました。
朝食にシリアルやバナナ、ヨーグルト、カフェオレを採り、昼食には惣菜弁当を食べることで、あえてスーパーを利用する機会を設け、生活物価を把握しておくためです。
フルーツグラノーラを手に飲料コーナーに向かって、度肝を抜かれました。牛乳が1リットルで
認知症の母と沖縄移住 10 下見・沖縄の賃貸……これ常識?
賃貸マンションの内覧が実現したのは、下見のために用意していた8泊9日の期間中、8日目になってからのことでした。
不動産情報サイトに掲載されている物件がすべて予約済みで、もうこうなったら現地に乗り込んで、不動産会社の物件リストを見ながら交渉するしかない。そう思って3日後の飛行機のチケットと1週間分の宿を予約した直後に、突如、不動産情報サイトに新着物件が飛び込んできたのです。
すぐさま飛びついて、
認知症の母と沖縄移住 09 下見・バス 車なし生活の生命線
沖縄では車がないと生活できない。一家に1台ではなく、1人に1台――。
県人も移住者も、多くの人がそう口を揃えます。
地下鉄や環状線がなく、公共交通機関は、モノレールとバスだけ。乗り継ぎが不便なので、どうしても小回りの利く車に頼ることになるようです。
得てして、世の中で常識と思われていることの大半は、根拠のない思い込みで、また、大多数の人が当たり前だと思っている行動に従うと、裕福や幸福になれな
認知症の母と沖縄移住 08 下見・グループホーム
せっかくなのでグループホームも下見しておくことにしました。
入居者がそれぞれ個室で寝起きし、昼間は共用のリビングで一緒にレクリエーションや会話を楽しみ、体の機能が残っている人たちは調理や掃除を手伝って、共同生活を送る施設です。
母はこれまで都内で2軒のグループホームを経験し、特に2軒目のグループホームとは相性も良く、ほかの入居者とも円満に共同生活を楽しんでいます。
できれば沖縄でもグループホ
認知症の母と沖縄移住 07 下見・有料老人ホーム
市役所の高齢福祉の担当部署では雑談は大いに盛り上がりましたが、大した収穫は得られませんでした。
まあそういうこともあろうかと、あらかじめ期待値を下げておいたので、気を落とすことなく、次なる行動に移りました。
事前に電話で面談の予定を入れておいた有料老人ホームとグループホームへの訪問です。
有料老人ホームについては嬉しい発見と驚きがあり、いつもは押さえ気味にしている期待値をやや高めにして、軽や
認知症の母と沖縄移住 06 下見の準備・高齢者施設
移住の下見にあたって、最も重要なこと、それは、私たち夫婦が先行移住後に、母が現地の施設に入居できるのか、ぴったりの施設を見つけられるのか、その可能性を見極めることです。
母の施設選びは今回が3回目。
恋も2度目なら少しは上手に♪
80年代の歌姫の名曲にもありましたが、人間は経験と失敗を重ねれば重ねるほど、選び方や対処法がこなれていきます。
見知らぬ土地で施設を見つけるには……
1)市役所の