記事一覧
【正式告知】スタートアップにおけるルールメイキングのイベントを開催致します。今回のスピーカーは空飛ぶ車と電動キックボードに携わる新井様とリーガルハクティビストの岡部様です。参加費無料なので、ぜひご応募ください!
https://ichigayah-event01.peatix.com
「文化人類学生が、デザインリサーチやってみる」批判
本稿は、以下の記事(以下「対象記事」という。)に対する激烈な批判である。これから冷却水を浴びせるので覚悟して読むといい。が、同時に、憶測を大いに含むために聞き流していただいても構わないようなものでもある。それでも、私としては私の都合で真剣に伝えておこうと思う。
対象記事全体から、いわゆる「文化人類学の実社会への応用」について、学術的な位置付けによる正当化や、効用・帰結による正当化を密かに求めてい
武蔵野美術大学大学院市ヶ谷キャンパスで修了展1日目が終わりました。
ということで、1日の振り返りです。予想より多くの方々にご関心をもっていただけて感謝しております。まだあと2日ありますが、既になかなか疲れております。
私は基本的に引き籠っているほうが好みと言いますか、人間が5人以上いるとひどく疲弊してしまうので「在廊」はなかなか大変でした。途中、昼食で抜けたりしましたが、10:00-20:00 まで一応いました。地下2階の人数のピークは午後3時くらいかなぁと思い
地域から広がる行政とデザイン
行政とデザインの取り組みとして英国、デンマーク、米国や台湾など、比較的、海外の取り組みについて事例が紹介されている印象があります。しかし日本でも行政分野におけるデザイン思考を推進する気運は高まっており、政府はデジタル・ガバメント実行計画を策定し、「サービスデザイン思考」の導入を推進しています。自治体では、滋賀県や福井県などがデザイン思考を実践する組織を立ち上げ、取り組みを進めています。 昨年の 4
もっとみる「存在論的転回」の実行って、無意識の審級における神経症者から倒錯者への主体の位置の変更なんじゃないの?
はじめに断っておきたいが、この記事は、近年の人類学やデザインで流行しているらしい「存在論的転回」を学術的に厳密に語るものではなく、私自身の耳に届いてる「存在論的転回」について勝手に語るものである。実際、「存在論的転回」自体、厳密に定義されたものではなく論者によって定義が異なるし、定義が異なることこそ重要だと考えている節もないではない。そのため、私は、私が認識している「存在論的転回」の限度で、当該概
もっとみるスタートアップビジネスにおける法的課題について——ルールメイキングという視点の重要性
ルールメイキングの実際「ルールメイキング」というと国会での討論のような自社のビジネスを超えた壮大な話のように思えますが、そうではありません。様々な話が混ざっていて理解が難しくなってしまっていますが、ここで言っている「ルールメイキング」とは、簡単に言えば、規制対応、つまり自由なビジネスを行うために必須である自己防衛的な企業活動のこと、そのための規制庁との対話を通じた調整活動のことを意味します。重要な
もっとみる「ビジネスデザイナー」ってなんだ?
この記事についてやっほー、平塚です! この記事は、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下「本研究科」といいます。)の科目である「クリエイティブリーダーシップ特論」(以下「CL特論」といいます。)における令和3年10月11日(月)に開催された第14回最終回のエッセイです! ついに最終回です!! 最前線でご活躍される方の連続講演イベント最終回のス
もっとみる同じ「言語化」でも色々ありますね。
この記事についてこんにちは、平塚です。この記事は、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下「本研究科」といいます。)の科目である「クリエイティブリーダーシップ特論」(以下「CL特論」といいます。)における令和3年10月4日(月)に開催された第13回のエッセイです。最前線でご活躍される方の連続講演イベント第13回のスピーカーは博報堂新規事業開発部
もっとみるサーキュラーエコノミー!!の話じゃなかった!!!
この記事についてこんにちは、平塚です。連投です。この記事は、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下「本研究科」といいます。)の科目である「クリエイティブリーダーシップ特論」(以下「CL特論」といいます。)における令和3年9月27日(月)に開催されたCL特論の第12回のエッセイです。最前線でご活躍される方の連続講演イベント第12回のスピーカーは
もっとみる気づくことに気づくことがブランドにつながるという話なんだろうなって。
この記事についてこんにちは、平塚です。予定より執筆が遅れに遅れていますが、気にしないでください。この記事は、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下「本研究科」といいます。)の科目である「クリエイティブリーダーシップ特論」(以下「CL特論」といいます。)における令和3年9月20日(月)に開催されたCL特論の第11回のエッセイです。最前線でご活躍
もっとみる人生の全体性を取り戻すこと。
この記事についてこんにちは、平塚です。この記事は、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下「本研究科」といいます。)の科目である「クリエイティブリーダーシップ特論」(以下「CL特論」といいます。)における令和3年9月13日(月)に開催されたCL特論の第10回のエッセイです。最前線でご活躍される方の連続講演イベント第10回のスピーカーは医師・医学
もっとみる行政/自治体との共創について:日本全体のオープンソースコミュニティ構想
この記事についてこんにちは、平塚です。夏休み(ただし、本業学生に限るため自営業の私には適用がない。)を挟んで後半戦です。武蔵野美術大学では「第3ターム」と呼んでいる期間への突入です。既にエディトリアル・デザインの授業や産学協同の授業もあり、なかなか沼となってきております。
ということで、この記事は、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース(以下「本