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エッセイぽいもの

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ちっぽけでも、伝えたいことがあって書いてる文章です
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2022年2月の記事一覧

タイトルで好きな本を集めてみる

タイトルで好きな本を集めてみる

小説やらエッセイを買い集めていると、しばしば心のなかに大切にしまっておきたくなるタイトルや、秀逸だなぁと思わず感心してしまうようなタイトルの本と出会う。

背表紙に入ったタイトル、自分の好きな言葉が本棚に並んでいるのを眺めるのも悪くない。そこにあるだけで、なんだかうれしいのだ。わたしが本を手放せないのは、そうやって好きなタイトルを並べておきたいから、というのもある気がする。

家にある本棚を眺めな

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考えてから書くか、書きながら考えるか

考えてから書くか、書きながら考えるか

文章を書き始めるときには、
①何をどう書くか決めて書くパターン
②書きながら考えていくパターン
があるように思う。

①の場合は、先に伝えたいテーマや構成・展開を考えて決めてから、文章を書く。それに対して②の場合は、とにかく書き始める。書きながら、流れるように転がるように文章が展開して、思わぬ方向へ着地してしまうこともある。

わたしがnote書くときは、この①②の合わせ技を使っている。要はテーマ

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流行との距離感

流行との距離感

離れて暮らす妹と、久しぶりに通話したときのこと。部屋に飾るドライフラワーの話になり、妹がふと思い出したかのように楽曲『ドライフラワー』のワンフレーズを口ずさんだ。

それを聴いたわたしは「あ、すごく流行ってた曲だ」と思うと同時に、自分が流行やトレンドからものすごく離れた場所にいることに気がついた。言い換えるなら、自分は“その世代じゃない”という感覚。

『ドライフラワー』は聴いたことあるし、とても

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「キャラメルは銀歯ドロボー」で、キャッチコピーを考える

「キャラメルは銀歯ドロボー」で、キャッチコピーを考える

テレビ朝日の『ネオバズ!!チョコプラCUP』というバラエティ番組が好きで、よく観ている。毎月第4火曜日0時20分〜1時20分(つまり月曜深夜)に放送されている、チョコレートプラネットの冠番組だ。

番組では、毎回「○○CUP」という演目がいくつか用意されていて、ゲストの芸人さんやタレントさん、ときにチョコプラのふたりやアシスタントMCの松村沙友理さんが挑戦していく。

これまでやっていた「○○CU

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「おいしかった」の記憶をつくるもの

「おいしかった」の記憶をつくるもの

久しぶりに外食しておいしいご飯を食べた日、ふと人生で一番おいしかったものって何だろう?と考えてみた。

数分くらい考え込んで思い浮かんだのは、数年前、父と、自分が付き合ってる彼と行ったお蕎麦屋さんで食べた「白子の天ぷら」だった。

これまで白子ポン酢は食べたことあったし大好きなのだけど、天ぷらで食べるのは生まれて初めて。熱々でとろっとしていて、感動するほどおいしかった。自分の中では、今のところこれ

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自分の名前について

自分の名前について

わたしはTwitterやnoteのアカウントの名前を、本名のひらがな表記にしている。ペンネームを使わず本名にしたのは、自分自身で勝負したいと思ったのと、憧れの大森靖子さんも本名で活動してるし、という単純なものだった。ひらがな表記にした理由も単純で、みうらじゅんさんが好きだから。みうらさんがひらがな表記にしたのも、吉田拓郎さんが前に「よしだたくろう」名義で活動していたからというのを何かで読んだことが

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過剰な気遣い

過剰な気遣い

誰かと一緒にいるときに、なんとなく遠慮してしまう、一歩ひいてしまうことがある。少し過剰な気遣いをしている自分に気づく。

何かしてもらったときに、「ありがとう」でいいのに「ごめん」と言って慌てふためく。相手の好意を「いいよ」と譲る、「悪いから」と遠慮して断る。(そのくせ、向こうが再び提案してくれると受け入れたり頼ったりする。)自分の行動で相手はこう思ってるんじゃないかと深読みしすぎる。

これらは

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さん付け問題

さん付け問題

2月11日放送の『問わず語りの神田伯山』で、伯山さんが「以前の放送で米山隆一さんのことを呼び捨てにしたら、さん付けしろとネットで怒られた」という話をしていた。(それがメインのトークテーマだった訳じゃないのだけど。)

わたしは、誰かが誰かを呼び捨てにしてても、たとえ自分がとても好きで尊敬する人が呼び捨てされてても全く気にならない。ただ、それとは全く別のところで「むしろ、いろんな人をさん付けしてる自

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good weather

good weather

カフェラテを飲んでちょっと気持ち悪くなった話を前のnoteに書いたけど、今日も今日とて懲りずにスタバにきた。

昨日のことをふまえて、一応スターバックスラテは避け、アーモンドラテを注文。ぜんぜん、大丈夫だった。気持ち悪くなんてないし、いつも通りおいしかった。

仕事のスケジュールがいろいろと後ろ倒しになっていて、特に重めの仕事に押しつぶされそうな気持ちでパソコンに向かう。全く消化しきれず、ずらりと

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心を動かすのに必要な、空白の時間

心を動かすのに必要な、空白の時間

ここ数日、ほぼ毎日noteを書いている。noteにはふと思ったことや発見したこと、いまの自分なりに考えたことを書いていきたいと思っているから、最近は日常生活のふとした感情の揺らぎに目を向けて生活するようになった。ただ、感情が動く瞬間というのは、日常生活でそんなに多くない。

心が動くのは、非日常だったり予想外だったりな場面であることが多いように思う。たとえば、初めて何かをみたりきいたり、やってみた

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電話占いの思い出と、占いの使い方

電話占いの思い出と、占いの使い方

数年前まで、占いは全く信じないタイプだった。朝のテレビ番組でやってるような星座占いは特にそうで、「人の運勢が12種類に分けられるわけないじゃん!」という気持ちでいた。今もすごく熱心に信じているかといえばそうでもないけれど、フリーランスになることを決めた頃から、占いに対する気持ちが少し変わった。

3年前ほど前、会社を辞めるかどうか悩んでいたときに、「占いを信じてもいいかもしれない」と思えた出来事が

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