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good weather

カフェラテを飲んでちょっと気持ち悪くなった話を前のnoteに書いたけど、今日も今日とて懲りずにスタバにきた。

昨日のことをふまえて、一応スターバックスラテは避け、アーモンドラテを注文。ぜんぜん、大丈夫だった。気持ち悪くなんてないし、いつも通りおいしかった。

仕事のスケジュールがいろいろと後ろ倒しになっていて、特に重めの仕事に押しつぶされそうな気持ちでパソコンに向かう。全く消化しきれず、ずらりと並ぶタスクの一覧にげんなりして、もはや無理すぎて動悸してきた……とか思っていたとき。Facebookで、ネパール人の友達からメッセージが届いた。大学生のころ、デンマークの学校にいたときに知り合った、1〜2歳年下の友達。

Facebookのログイン状態をみてなのか、ときどき「How are you?」と連絡をくれる。デンマークでお別れをして、もう5年以上は会ってないのに、時間の経過を感じさせずに連絡をくれることがうれしい。わたしは、しばらく会えてない人にそんな軽やかに「元気?」なんて聞けないよ、と思う。

彼はわたしが日本に帰国した後もしばらくヨーロッパにいたみたいだけど、今はネパールに帰ってきているそう。「写真撮った?見せて」とお願いすると、ネパールの山々を背景にカメラ目線ではにかむ自分の写真を送ってくれた。高台か高地か、とにかく高いところにいるらしく、山々を見下ろせるような場所だった。

ずいぶん会ってないから自分の写真も送ってみせてやろうという気持ちになったのに、スマホの写真フォルダ見返したら、自分の写真がほぼなかった。最近の自分が映ってるのは、昨年末、友達とご飯いったときに一緒に撮った写真と、バトンズの学校で記念(?)に古賀さんと受講生の何人かで撮ってもらった写真くらい。それか、もっと前に自宅で撮った自撮り写真……。ちょっと悩んでから、目の前にあるアーモンドラテのマグカップの写真を撮り、「カフェで仕事してるよ」というメッセージとともに送った。

ついでに、店内の窓から空を映した写真も撮った。全くもって日本にいることが伝わる写真ではないけれど、自分がいる場所について、少しでも伝わればと思った。

「今日はいい天気だよ」と伝えようとして、「いい天気って、そのままgood weatherで合ってる?」と不安になり、Google翻訳に打ち込んでみた。やっぱりgood weatherだった。調べたら、日本語でいい天気、晴れ、快晴はすべて「good weather」でいいらしい。日本語であれば、もしくは、自分にもっと英語の語彙があれば、ぴったりな言葉を選びやすいのにな。少し物足りなく感じた。でも逆に、日本人のわたしとネパール人とのコミュニケーションにおいて、言葉がそこまで大きな存在でないことにも気づいた。

実際、わたしの送った「good weather」は、いい天気と晴れのどっちで受け取ってもらってもかまわないし、彼がときどき送ってくれる変わり映えのない「How are you?」について、もっと違うバリエーションで送ってほしいなんて思わない。言葉だけが、コミュニケーションのすべてじゃないのだ。日本語を使うときも、もう少し、言葉の奥にあるものに目を凝らしてみようと思った。


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