2024東京都知事選挙 開票結果の感想。洗脳政治の日本終わってます…
東京都知事選挙の投票が行われ、現職の小池百合子氏が圧倒的な支持を受けて当選確実となりました。
自民党支持者の約7割、公明党支持者の約8割が小池氏を支持し、さらに無党派層からも約3割の支持を受けています。安定した戦いを見せた小池氏は、与党支持層の大半を固め、当選が確実となりました。
この結果は想定通りと言えるでしょう。特に驚きはありません。
しかし、僕は今回の東京都知事選挙を受けて、日本の未来と政治の在り方について絶望しかありません。
●ネタ枠として出馬する大量の泡沫候補
●結局、都知事選は、与野党の組織票による代理戦争
●SNSでは左翼や陰謀論者の候補者が他候補者を攻撃
●YouTubeやTikTokを使った洗脳ポピュリズム政治
酷かった2024東京都の都知事選挙の経過
●ネタ枠として出馬する大量の泡沫候補
選挙における立候補者が増加する中で「泡沫候補」と呼ばれる候補者が増加しています。泡沫候補は政党に所属せず、支持基盤が弱く、当選の見込みが非常に低い候補者のことを指します。メディアでは彼らの公約や活動をほとんど取り上げず、名前だけが紹介されることが一般的です。今回の都知事選では特にたくさんの泡沫候補が立候補していました。
問題は都知事選に最初から当選する気もないような、ネタに振り切った候補者がたくさんいることです。
主張や見た目がふざけていて、政治を馬鹿にしていると思われるような方々もたくさんいます。
東京都民として大変心外です。このような立候補者を許すことは有権者を馬鹿にしていると思いました。
●結局、都知事選は、与野党の組織票による代理戦争
当確した小池百合子氏が強いのは、自民党と公明党の組織票が大きいためです。
今回の選挙結果は想定通りではありましたが、都知事選が国政与野党の組織票による代理戦争となっている事実を再認識しました。
東京都知事選が国政与野党の組織票による代理戦争として扱われることは、都民のための政治を実現する上で望ましくありません。都政は都民の生活や福祉に直結する重要な政策課題が多く含まれており、与野党の利害関係よりも都民の利益を最優先に考えるべきです。
都知事候補者には、党派を超えた視点で都民の声に耳を傾け、包括的な都政改革や都民生活の向上に向けた施策を実現することが求められます。国政与野党の組織票による代理戦争ではなく、真に都民のための政治を行うことが、東京都の発展と都民の幸福につながると考えられます。
●SNSでは左翼や陰謀論者の候補者が他候補者を攻撃
野党・左翼の代表と言える蓮舫氏は街頭演説で他の候補者を批判していましたし、「ひまそらあかね」という泡沫候補者はSNSで他の候補者の攻撃ばかりでした。
自分の掲げるマニフェストをより多くの有権者に伝える努力をするのではなく、他の候補者を攻撃することで支持を集める政治家は、もはや政治家とは言えません。ゴミだと思います。
政治のネガティブキャンペーンは、選挙戦や政治活動において、相手候補や政党を貶めるために行われる攻撃的なキャンペーンのことです。これはしばしば虚偽や誇張された情報を使用し、相手候補を悪く見せることで有権者の支持を得ようとする手法です。
ネガティブキャンペーンは、政治家や政党の信頼性や誠実さを損なうだけでなく、有権者の政治への信頼を損なう可能性があります。虚偽情報や攻撃的なメッセージは、選挙プロセスの透明性や公正性を損なうことがあり、民主主義の健全性にも悪影響を及ぼす可能性があります。
他の候補者を批判することで相手を攻撃するのではなく、自らの考えや提案のメリットを示し、有権者に対して自らの信念や価値観を説明することが求められます。建設的な議論を通じて、より良い社会や国家の実現に向けた方策を模索し、有権者の信頼を勝ち取ることが重要です。
ネガティブキャンペーン問題に対処するためには、事実に基づいた情報を提供し、相手候補を尊重することが重要です。また、有権者は情報を慎重に検証し、複数の情報源から情報を入手することが重要です。政治家や政党も、公正で建設的な選挙運動を行うことが求められます。
●YouTubeやTikTokを使った洗脳ポピュリズム政治
では、今回の選挙で台風の目となった石丸氏はどうでしょうか?
僕は彼の掲げる政策の思想にはある程度は賛同できるのですが、選挙のやり方が卑怯だと思いました。
彼の手法はWEBマーケティングの手法を政治に悪用した洗脳選挙です。
石丸氏はYouTubeやTikTokに大々的にコンテンツを出していくことで、若年層の支持を勝ち取りました。
しかし、果たして石丸支持者のうちのどれだけの割合の人が、石丸氏のマニフェストを読み政治思想を理解しているのでしょうか?
盛り上がるYouTubeやSNSの「熱」に流されて、本質を理解することなく、お祭り気分で投票している者が多いように見えます。石丸氏の手法は結局ポピュリズムに過ぎないのです。
SNSやYouTubeなどの情報発信メディアは、若者にとって強力な影響力を持つものとなっています。しかし、その情報が真実かどうかを疑うことなく受け入れてしまい、思考停止してしまうことは問題です。
若者は特に情報に敏感であり、SNSやYouTubeなどのプラットフォームから簡単に情報を得ることができます。しかし、その情報が偏ったものや誤解を招くものである場合もあります。そのため、情報を受け取る際には常にクリティカルに考えることが重要です。
思考停止してしまうと、自分の意見や考えを持たずに他者の意見や情報を鵜呑みにしてしまう可能性があります。これでは自分の考え方や判断力が鈍ってしまい、他者に簡単に影響されてしまうことがあります。
自ら情報を吟味し、批判的に考える力を養うことが重要です。自分の意見や考えを持ち、他者の情報や意見と比較し、自分自身で判断を下すことが大切です。情報に惑わされることなく、自分の意志で行動することが重要です。
そして、残念ながら、これは若者だけの問題ではありません。中高年にも、他人の声やSNSに流されてしまい、データとファクトに基づいて自分の頭で考えて判断することができない者がいるのです。
日本の政治をフェアで公正にするためには?
①ポピュリズムの排除
②他の候補者の批判の禁止
③心理テクニックで有権者を洗脳することを禁止
日本の政治をフェアにし、真っ当な社会にしていくためには、この3つを徹底していくことが必要だと思います。
現代の政治家は様々な心理テクニックで有権者を騙しています。以下記事で手法を暴露しているので、是非参考にしてください。
僕は選挙は「二重盲検選挙」とすべきだと思っています。
投票を完全にデジタル化し、かつ、政治家の顔・名前を出さず政策案だけで投票します。つまり、国民は政策案に対して投票するので、選挙結果が出るまで自分が誰に投票したのか分からないということです。「誰が言っているかで判断できないようにし、ちゃんとマニフェストを読み政策を理解して是々非々で投票する」を有権者に義務付ける仕組みになります。
デジタル化するのは、誰でもスマホですぐ投票できるようにし選挙を極力短期間で終わらせることで、選挙の効率化・高速化・リアルタイム化を実現するのと同時に、SNSに流れる情報や情勢調査などの情報でバイアスが生まれることを極力排除するためです。「他人に左右されず、自分の頭で考える」を有権者に義務付けるわけです。
本当の国民のための政治が実現するためには、政治家や政府が国民の利益を最優先に考え、透明性や公正さを重視した政策を実行することが不可欠です。国民が政治に参加し、声を上げることができる環境を整備し、政治プロセスが民主的かつ包摂的であることも重要です。
そのため、国民が政治に積極的に関与し、政治家や政府に対して責任を求めることが重要です。また、政治家や政府は国民の声に耳を傾け、政策決定や実行において国民のニーズや意見を反映する努力を怠るべきではありません。
そして、政治の改革や制度の見直しを通じて、国民がより直接的に政治に参加できる仕組みを整備することが重要です。国民と政治の距離を縮め、信頼関係を築くことで、本当の国民のための政治が実現できると考えます。