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SaaS/ERP周りの話

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【保存版】バーティカルSaaSを探る

【保存版】バーティカルSaaSを探る

注) 2021年4月版の最新データをこちらで更新しています。

企業データが使えるノートでは、SaaS企業のKPIをデータベース化し、公開を予定しています。

今回はその対象となる国内バーティカルSaaS企業に関するまとめです。
* 本記事については今後有料化する可能性があります

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バーティカルSaaSの情報はまとまっていない
「代表的なSa

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【最新】上場SaaS KPI公表のすべて

【最新】上場SaaS KPI公表のすべて

(お知らせ)
「企業データが使えるノート」は2020/11/20より有料継続マガジンの提供を開始しました。本記事はβ版の過去の無償開放記事となります。最新のアップデートやデータの取得に関しては、コチラをご覧ください!

"企業データが使えるノート"では、上場企業のSaaS KPIを集計し、定期的にデータを更新しています。

今回は、先月にアップをした上場企業 SaaS KPIの最新アップデートです

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DNX Venturesが考えるSaaSスタートアップ成功のための10大ルール(2020年版)

DNX Venturesが考えるSaaSスタートアップ成功のための10大ルール(2020年版)

DNX Venturesの倉林&湊です。

今回は、SaaSビジネスを成功させるために押さえておきたい重要なポイントについて、お伝えしたいと思います。

現在、コロナショックの影響で市場環境が悪化し、SaaS企業にも少なからず影響が出ています。しかし、VCという立場で多くのSaaS企業の不況時の状況を見る中で、力強く対応・成長できているSaaS企業と、そうでないSaaS企業には「差」があると感じて

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AIについて勉強したので書きました

AIというワードは昨今、普通に耳にするようになったが、さて実際に正しく理解できているのか?という疑問があったので、調べて勉強してみた。

簡単にまとめるので、誰かの役に立つことを願う。

できることAIにできること、つまり、ディープラーニングの長所、と言えることは何だろうか。

ずばり、「連想」だと思う。

過去の経験則(データ)から、類似のパターンを引っ張り出し、「ひょっとして、こうじゃないです

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ERPとアナリティクス/AI

経営インフラとしての統合ERPにおいて、情報資産であるデータの活用・BI分析は、昨今非常に注目されている。
データサイエンスの部署を設ける会社もあるほどだ。

ここでは、トレンドと技術的観点、そして実際に経営管理をしている私の意見も交えて述べてみたい。

IoTの概念IoTそのものが、私の中でも曖昧だったので調べてみた。その中でしっくりくるものがあったので記載する。

様々なモノがインターネットに

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クラウドの「柔軟なスケーラビリティ」という謳い文句を拡大解釈しすぎないで!

前回はクラウドってそもそも何か、ということについて詳しく書いたつもりだ。今回は1点追加で、注意点とまではいかないがお伝えしたいことを書いた。

クラウドへの過度な期待は禁物クラウド・コンピューティングによって、システム資源は拡張可能であることを前回はお伝えした。
しかし、そのパフォーマンスととは別に考えなければならない。
ここに落とし穴というか認識ズレがあるように思うので、補足したい。

ERPに

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初心者向け「クラウド」って

前回記事にて、CFO組織にとってこれまでのテクノロジー活用について書いた。今回と次回で、新たなテクノロジーの活用という観点でCFO組織及び経営管理について考えたい。

「クラウド」の概要私の場合は新卒入社して所属した事業部が、クラウド型ERPパッケージを開発・販売しており、会社自体も「情報・通信」業界に属するため、クラウドという言葉はほぼ社会人生活とくっ付いている、いわばネイティブといえるかもしれ

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FinanceにおけるITの進化とその活用

デジタルテクノロジーを考えた際の現状理解と今後の活用日系企業のビジネスがグローバル化・複雑化するに伴い、企業はこれまでもERPなどの情報システムを整備し、業務改革の努力を続けてきた。

しかし、変化の激しさ等で負荷は増大しているという印象を私は持っている。現場の疲弊感は否めない。

昨今では組織の活力維持のために「働き方改革」が喫緊の課題となっており、将来の人口減少に備えなければならない。

CF

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ERPと業務の標準化(その2)

システムリプレイス(入替)を考えたくなる課題すでに導入したERPや単一機能型システムに対し、リプレイスをトップマネジメントが検討したくなる課題感や背景を先に挙げたい。

①個別最適に留まっており、さらなる効果の創出には限界を感じている
②部門間・機能間に生じる間接業務に対する仕組みがなく、スピード感が失われている

標準化および更なる変革に向けたミッション前述の課題に対し、逆説的な表現になるが、「

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ERPと業務の標準化(その1)

1990年代の後半から2000年初めのERPシステムの普及に伴い、標準化された業務を集約して業務の効率化を促進する考え方のもと、コスト削減を目的にしたシェアードサービスセンターが日本でも多く設立された。

これまでのそういったトレンドに少し逆流するかのような形で、シェアードサービスセンターを含む管理部門全体に「攻めの役割」が求められている、という論調がよく聞かれるようになった。

「標準化」という

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自分の異動で経営企画が出来た訳

タイトルの内容を補足すると、2019年7月に私は事業部門からコーポレート部門に異動した。
異動先では、いわゆる「月次予実差異分析」「開示資料作成」を引き継ぎ担当することになった。
この異動は私が自ら願い出て叶ったものであり(オロにはキャリアトランスファー制度という素晴らしい人事制度がある)、当時コーポレート部門には、経営企画や開示を専任で担当する部署はなかった。

異動してやってみたいことを伝えた

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