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【閲覧注意】意味が分かると怖い話 part④
○トイレの盗撮魔 ★☆☆
駅のトイレで個室に入っていた。そしていざ終わって出ようとしたら、誰かが入って来た。どうにも出づらい雰囲気なので、俺はそいつらが出るまで待つことにしたんだ。
しばらくすると会話が聞こえてきた。
「ねぇ、知ってる?トイレの盗撮魔」
「聞いた聞いた。ほんとキモいよね〜。なんかこの辺りのトイレにも出てるらしいよ」
「早く捕まって欲しいよね」
「あーマジ気持ち
近況報告 version2
最近、また新型コロナウイルスの影響で4度目となる緊急事態宣言が出されました。僕の高校でも学級閉鎖が相次いでいて、もうそろそろ休校になるのではないかと言われています。
ネットでは「ワクチンを打つと身体が〜」や「コロナは世界の大富豪が広めた〜」などというような陰謀論が渦巻いています。いわゆるネトウヨと呼ばれる人々ですね。引き続いて、コロナウイルスの感染対策を行い、そういった偽の情報に惑わされないよ
ラノベ ある勇者の悩み事(5)
俺はアイツを避けて、建物の裏側から広場へと回った。アイツは気付かずに去って行った。同時に罪悪感も湧いた。
アイツは未だに俺の事を好きでいてくれているかもしれないのに…。あぁ、俺かっこわる…。
俺達は気づかれない様に、村の出口を目指して走った。よし、もうすぐそこだ…と思ったその時だった。
「…よぉ、ガロシュカ。久しぶりだな」
急に呼び止められて振り返って、俺はそこにハリオルが立っているのを見た
意味が分かると怖い話 part③
○非リアの逆襲 ★☆☆
僕の周りには熱愛中のカップルが居る。何処でも常にイチャイチャしている。僕は彼らをもっとアツアツにしてあげた。
僕の目の前にある、炎が出ているドラム缶でね。
(解説)
その名の通り「アツアツ」にした。
○優しい隣人 ★★☆
おんぼろアパートの二階の部屋に住んでいた俺は、隣に住む女の人が好きだった。彼女は俺が大学へ急がないとい
意味が分かると怖い話 part②
○カレンダー ★★★
今日は8月8日。俺は彼女の家に遊びに来た。彼女の部屋は整頓されていて、ベット脇の壁にはカレンダーが貼ってあった。
彼女はお茶を汲みに行った。俺はそのカレンダーを見た。
7月7日 海へ彼と行く日
7月9日 和風料理屋へ彼と行く日
7月16日 木村さんとカフェ
7月25日 静岡県の実家へ帰省
7月30日 定期試験の準備
8月4日
意味が分かると怖い話 part①
○沈黙する彼 ★☆☆
私の彼は無口。日頃常に黙っていて、物事を話す事なんて無い。私のお父さんは彼との交際を認めてくれない。挙げ句の果てに打とうとまでして乱雑に扱うの!私は思わず、「健太にそんな事しないで!」と言ってしまった。お父さんはびっくりしてたなぁ。「健太って誰のことだ?」とか言って。もう、そんな悪い冗談はやめて欲しいもんだよ。
(解説)
「健太」というのは人形か何か
近況報告 version1
六月に入ってもの凄く暑くなりました。マスクしているので、いつもより熱中症には注意が必要ですね。
そして現在、コロナの所為で制約された日々を送っております。コロナ以前が懐かしく感じるぐらいです。感染症にも引き続いて気をつけていただきたいと思います。
ラノベに関しては今後も不定期で連載していきますので、どうぞよろしくお願いします。
ではまた。
ラノベ ある勇者の悩み事(4)
目覚めは最悪だった。俺はまだ眠たい目を擦って、寝台から起き上がった。そうだ、俺はあのパーティーからびびって逃げ出したんだったな…と思い出したのだった。夢の中ではあのパーティーでの冒険が続いていた。
もし、逃げ出していなければ…と思ったけれども深く考えるのをやめた。他の皆は今頃、俺を探し回っている。それで俺の事をいつか見放すはずだ。
寝台から降りて、部屋の窓から外の風景を眺めた。のどかな田園と
ラノベ ある勇者の悩み事(3)
俺達は農夫にこの村で一番の料理屋を教えてもらった。名を「ねこねこ亭」と言って、獣人の男がオーナーを務めている店だと言う。
俺達は農夫と別れて、店へ入った。中は思ったより綺麗で、木で出来たテーブルに温かみを感じた。
やがて中から小太りの獣人の男が出て来た。
「いらっしゃいませ。ようこそ、ねこねこ亭へ。冒険者様であらせられますか?」
ユヌマルが俺を見て、フッと汚い笑みを浮かべた。やめてくれ、それ
ラノベ ある勇者の悩み事(2)
森の中を歩いて数十分、ユヌマルは呑気に鼻歌を歌っていた。俺の気も知らずに。
「ちょっと、鼻歌やめてくんね?」
「何でだよ?」
「俺はそういう気分じゃねぇの。今もとてつもなく不安なんだよ!」
何だか分からない。でも不安だ。未来が恐ろしくて仕方がなかった。
その時、背後から何か声がした。
「助けて下さい〜!」
「何だ?誰か襲われてるのか!?」
「とにかく急ごう!」
その声をした方向に向かって、木
ラノベ ある勇者の悩み事(1)
ある日の夜、王都から離れた遠い森の中で一つのパーティーが野営していた。彼らは他でもない、魔王討伐の為に王の詔によって、結成された最強パーティーだ。メンバーは全員、ギルドのお墨付きの強者ばかり。
ハリオル・ミンス。彼は十五年もの間、冒険者として活動している。魔法はあまり得意ではないが、武術や剣術なら誰にも劣る事は無かった。
リレン・エストナー。彼女は元々王家の警備官で、送り込まれたスパイや暗殺