山田義人

小説家になりたい学生です。たまに投稿しますので是非読んで下さい。ホラーやスプラッター等…

山田義人

小説家になりたい学生です。たまに投稿しますので是非読んで下さい。ホラーやスプラッター等の、キツめのやつも書きます。ご了承下さい。ライトノベル、漫画、アニメが好きです。テスト期間は投稿頻度が落ちます。暇な時にパッと読めるものを書きますので、是非お読み下さい!フォロバはします。

マガジン

  • 意味が分かると怖い話 全集

    意味が分かると怖い話の全集です。サッと読めて、ゾッとする怖い話を堪能下さい…。グロ描写があります。ご注意下さい。エピソードの右上端にある星は難しさを表しています。★が多いと難しいという事です。

  • ブラック短篇集

    ブラックな短篇を集めました!風刺話から、ホラーやスプラッターまで幅広く読めます!是非、暇な時にお読み下さい!

  • 近況報告集

    山田義人のこれまでの近況報告の記事をまとめたマガジンです。

  • ラノベ ある勇者の悩み事

    ラノベ「ある勇者の悩み事」の作品集です。是非お読み下さい。 魔王討伐パーティーに選ばれた主人公は、魔王討伐後の生活に不安を感じて、逃亡する事を決める…。

最近の記事

【閲覧注意】意味が分かると怖い話 part④

○トイレの盗撮魔          ★☆☆  駅のトイレで個室に入っていた。そしていざ終わって出ようとしたら、誰かが入って来た。どうにも出づらい雰囲気なので、俺はそいつらが出るまで待つことにしたんだ。  しばらくすると会話が聞こえてきた。 「ねぇ、知ってる?トイレの盗撮魔」 「聞いた聞いた。ほんとキモいよね〜。なんかこの辺りのトイレにも出てるらしいよ」 「早く捕まって欲しいよね」 「あーマジ気持ち悪い」  その女達は性犯罪者の愚痴をこぼしながら、ようやくトイレを出て行った。

    • 近況報告 version2

       最近、また新型コロナウイルスの影響で4度目となる緊急事態宣言が出されました。僕の高校でも学級閉鎖が相次いでいて、もうそろそろ休校になるのではないかと言われています。  ネットでは「ワクチンを打つと身体が〜」や「コロナは世界の大富豪が広めた〜」などというような陰謀論が渦巻いています。いわゆるネトウヨと呼ばれる人々ですね。引き続いて、コロナウイルスの感染対策を行い、そういった偽の情報に惑わされないように適切な情報選びを心がけて頂きたく思います。  ラノベについてもまた不定期で連

      • ラノベ ある勇者の悩み事(5)

         俺はアイツを避けて、建物の裏側から広場へと回った。アイツは気付かずに去って行った。同時に罪悪感も湧いた。  アイツは未だに俺の事を好きでいてくれているかもしれないのに…。あぁ、俺かっこわる…。  俺達は気づかれない様に、村の出口を目指して走った。よし、もうすぐそこだ…と思ったその時だった。 「…よぉ、ガロシュカ。久しぶりだな」 急に呼び止められて振り返って、俺はそこにハリオルが立っているのを見た。  汗が吹き出して止まらない…。 「やぁ…奇遇だなぁ…」 鋭い眼光が俺を睨みつ

        • 意味が分かると怖い話 part③

          ○非リアの逆襲           ★☆☆  僕の周りには熱愛中のカップルが居る。何処でも常にイチャイチャしている。僕は彼らをもっとアツアツにしてあげた。  僕の目の前にある、炎が出ているドラム缶でね。 (解説) その名の通り「アツアツ」にした。 ○優しい隣人            ★★☆  おんぼろアパートの二階の部屋に住んでいた俺は、隣に住む女の人が好きだった。彼女は俺が大学へ急がないといけない時などに、代わりにゴミ出しておきましょうかなどと気遣ってくれ、かなりの美人

        【閲覧注意】意味が分かると怖い話 part④

        マガジン

        • 意味が分かると怖い話 全集
          4本
        • ブラック短篇集
          1本
        • 近況報告集
          2本
        • ラノベ ある勇者の悩み事
          5本

        記事

          意味が分かると怖い話 part②

          ○カレンダー            ★★★  今日は8月8日。俺は彼女の家に遊びに来た。彼女の部屋は整頓されていて、ベット脇の壁にはカレンダーが貼ってあった。  彼女はお茶を汲みに行った。俺はそのカレンダーを見た。 7月7日   海へ彼と行く日 7月9日   和風料理屋へ彼と行く日 7月16日  木村さんとカフェ 7月25日  静岡県の実家へ帰省 7月30日  定期試験の準備 8月4日   留守番一日する 8月5日   裏切られた日 8月8日   全てを終える

          意味が分かると怖い話 part②

          意味が分かると怖い話 part①

          ○沈黙する彼            ★☆☆  私の彼は無口。日頃常に黙っていて、物事を話す事なんて無い。私のお父さんは彼との交際を認めてくれない。挙げ句の果てに打とうとまでして乱雑に扱うの!私は思わず、「健太にそんな事しないで!」と言ってしまった。お父さんはびっくりしてたなぁ。「健太って誰のことだ?」とか言って。もう、そんな悪い冗談はやめて欲しいもんだよ。 (解説) 「健太」というのは人形か何か。だから無口で話す事がない。そして女の人は『扱う』と発言しているから気が狂ってい

          意味が分かると怖い話 part①

          近況報告 version1

           六月に入ってもの凄く暑くなりました。マスクしているので、いつもより熱中症には注意が必要ですね。  そして現在、コロナの所為で制約された日々を送っております。コロナ以前が懐かしく感じるぐらいです。感染症にも引き続いて気をつけていただきたいと思います。  ラノベに関しては今後も不定期で連載していきますので、どうぞよろしくお願いします。  ではまた。

          近況報告 version1

          ラノベ ある勇者の悩み事(4)

           目覚めは最悪だった。俺はまだ眠たい目を擦って、寝台から起き上がった。そうだ、俺はあのパーティーからびびって逃げ出したんだったな…と思い出したのだった。夢の中ではあのパーティーでの冒険が続いていた。  もし、逃げ出していなければ…と思ったけれども深く考えるのをやめた。他の皆は今頃、俺を探し回っている。それで俺の事をいつか見放すはずだ。  寝台から降りて、部屋の窓から外の風景を眺めた。のどかな田園と長い河が、広がっているのが見える。俺はその風景にどこか懐かしさを感じた。故郷の河

          ラノベ ある勇者の悩み事(4)

          ラノベ ある勇者の悩み事(3)

           俺達は農夫にこの村で一番の料理屋を教えてもらった。名を「ねこねこ亭」と言って、獣人の男がオーナーを務めている店だと言う。  俺達は農夫と別れて、店へ入った。中は思ったより綺麗で、木で出来たテーブルに温かみを感じた。  やがて中から小太りの獣人の男が出て来た。 「いらっしゃいませ。ようこそ、ねこねこ亭へ。冒険者様であらせられますか?」 ユヌマルが俺を見て、フッと汚い笑みを浮かべた。やめてくれ、それを言うな。 「はい、一応…」 「そうでございますか。それでは、お好きな席に座って

          ラノベ ある勇者の悩み事(3)

          ラノベ ある勇者の悩み事(2)

           森の中を歩いて数十分、ユヌマルは呑気に鼻歌を歌っていた。俺の気も知らずに。 「ちょっと、鼻歌やめてくんね?」 「何でだよ?」 「俺はそういう気分じゃねぇの。今もとてつもなく不安なんだよ!」 何だか分からない。でも不安だ。未来が恐ろしくて仕方がなかった。  その時、背後から何か声がした。 「助けて下さい〜!」 「何だ?誰か襲われてるのか!?」 「とにかく急ごう!」  その声をした方向に向かって、木や草むらを横切って進んだ。  開けた場所に出て、中央を見た。尻もちをついた若い男

          ラノベ ある勇者の悩み事(2)

          ラノベ ある勇者の悩み事(1)

           ある日の夜、王都から離れた遠い森の中で一つのパーティーが野営していた。彼らは他でもない、魔王討伐の為に王の詔によって、結成された最強パーティーだ。メンバーは全員、ギルドのお墨付きの強者ばかり。  ハリオル・ミンス。彼は十五年もの間、冒険者として活動している。魔法はあまり得意ではないが、武術や剣術なら誰にも劣る事は無かった。  リレン・エストナー。彼女は元々王家の警備官で、送り込まれたスパイや暗殺者を捕まえて、拷問にかけるのが役割だったという。筋肉質な体つきをしており、ハリオ

          ラノベ ある勇者の悩み事(1)