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ヤドカリ放浪記2012〜南近江編〜

4月29日
AM6:31
道の駅アグリの郷栗東

天窓から射し込む光で快晴を知る朝
外に出ると寒くもなく暑くもなく丁度よい気候にちょっとウキウキご機嫌な朝♪
少しマッタリとしてから出発する
AM7:41
吉野家8号線栗東店

朝食摂りに吉牛
晩飯食べてなかったから牛丼
朝から牛丼でも平気なの♪

それにしても清掃の行き届いていない店だ…
AM8:06
石部駅

東海道五十三次の五十一番目の宿場町にある駅
駅前には石部宿を偲ばせる公園がある

AM8:27
石部宿

宿内に入る前に整列した場所で西縄手と呼び長い松並木があった場所
現在は公園になっており、公園内には東海道五十三次図の石碑が建つ
此処からは道幅は広いものの宿場町だった当時の面影が色濃く残っている
AM8:37
吉御子神社

御祭神に吉彦命・鹿葦津姫命・吉姫命を祀り、配祀神に誉田別命・猿田彦命を祀る神社
本殿の左に桜の木
本殿の右に紅葉の木
四季を感じれる神社と言えよう
たまたま祭りの準備をしていた地元の方に話が聞けた
良い話をありがとうございました♪
AM8:48
田楽茶屋

東海道風景道中画で石部宿には田楽茶屋が描かれたおり、実際三軒の代表的な田楽茶屋が繁盛していた
謂わば田楽茶屋は石部宿の象徴と言っても過言ではない
そんな田楽茶屋を再現して建てられた食事処なのである
また軒先には石部宿町並図が掲示されている
AM8:58
石部本陣跡

石部宿に二軒あった本陣の一つ、石部宿小島本陣跡
数多くの大名や明治天皇なども宿泊した由緒ある本陣だったが老朽化に伴い取り壊されてしまう
現在は石碑と説明板が残るのみ…
AM9:03
いしべ宿驛

囲炉裏のある無料休憩所
宿場町としての雰囲気を感じられる様に造られている
AM9:12
御高札場

今はポケットパーク
憩いの場となっている
石部宿の中央に位置する
道路渡った向かい側には問屋場跡もある
AM9:25
見附跡

街道の分岐点など交通の要所に置かれた見張り所
今は何にもない(´・ω・`)
AM9:50
五十鈴神社

水口宿西口にある神社
境内には一里塚が建つ
AM9:58
武家邸門

水口城の城下町に残る数少ない武家屋敷の遺構の一つ
詳細は不明
うん、味のある門です
AM10:07
藤栄神社

水口城内に位置し、水口藩主の祖・加藤嘉明を御祭神に祀る神社
AM10:13
水口城跡

水口は都から伊勢へ通じる交通の要所であり中世後期には既に町並みが形成されていた
1585年に羽柴秀吉の命により水口岡山城が築かれ城下町として発展
関ヶ原合戦後、この地を直轄地とした徳川家康は水口を東海道のある宿驛に指定し、しばしばこの地を訪れていた
1634年に三代将軍家光が上洛に先立ち道中となる水口に専用の宿館を築かせる
これが水口城である
現在は水口城資料館として開放している
AM10:34
水口教会会堂

木造モルタル仕上げの平屋建の教会
礼拝堂に続く畳敷きの和室が珍しい
住宅建築を基としたシンプルな外観は古い城下町にかろやかな風をもたらしているらしい
AM10:44
水口中部コミュニティセンター

何やらコミュニティセンター
何やら山車が納められているセンター
曳山の展示があるらしいが閉まっていた…
AM11:06
綾野天満宮

菅原道真を祭神に祀る天満宮
初めは美濃部宮と称しており現在の藤栄神社の地にあった
1633年に水口城が築城される時に現在の綾野に遷された
AM11:14
水口石

東海道に面した小坂町の曲がり角に伝えられる大石
力石とも呼ばれる江戸時代から知られた大石である
浮世絵師が錦絵の題に採っている石だ
AM11:19
百間長屋跡

昭和の時代迄残っていた約百八十mに渡る胸割長屋の跡地
城の郭内の武家地にあったとか…
AM11:23
真徳寺

当時の表門は水口城の郭内に所在した家臣屋敷の長屋門を近代に移築したもの
寺院の表門に改めた際にかなり手が加えられたが旧城下に残る数少ない武家屋敷遺構として貴重な史跡である
AM11:45
ブックオフ滋賀水口店

ちょいと欲しいDVDがあったので売ってないか見に寄る
欲しいDVDは無かったけど欲しくなったDVDを見付けてしまい購入する
かまち
俺の好きな画家・山田かまちの生涯を描いた映画である♪
お買得だった〜
AM11:58
アル・プラザ水口

昼飯を買いに寄ったら意外とデカかったショッピングセンター
まず館内を物色してから食品売り場に行く
オムライスとアサヒドライゼロを購入
駐車場で食す
PM0:52
旧東海道松並木

宿場町を繋ぐ街道筋に生え立つ松が並ぶスポット
おそらく当時もこの様な風景だったのであろう
此処から先は間の宿だったのか古い町並みが続く
現代に残る下手な宿場町より情緒ある町並みだった
PM1:09
道標

御代参街道起点
当時のものと思われる道標
東海道と脇往還である御代参街道の分岐を示している
PM1:13
伊賀屋跡
現在はガレージになっている
此処の他にもみどり屋・中澤屋・加賀屋・北国屋・旅籠常磐屋等宿場町を賑わせていた跡が明確に分かる様に看板や石碑が立っている
PM1:14
土山宿

土山町外れ平安時代に伊勢参宮道が鈴鹿峠を越える旧東海道筋を通るようになって以来、難所を控える宿驛として発達してきた
源頼朝が幕府を鎌倉に開くと従来の京都中心の交通路は京都と鎌倉とを結ぶ東西交通路線が一層重要視されるようになり、武士の往来のみならず商人、庶民の通行も増して盛んになる
特に江戸幕府は伝馬制度を整備し、宿驛を全国的規模で設け土山宿は東海道五十三次の四十九番目の宿驛に指定されてから宿場町として真に隆盛しはじめた
そんな宿場町
PM1:37
土山宿陣屋跡

勘定奉行の配下である代官が在住した屋敷
瀬古川の東崖にあり東西二十五間、南北三十間の広さがあったとされる
1800年に宿場町全体の大火災に屋敷は類焼
再建はされず百二十年の歴史に幕を閉じた
PM1:43
大黒屋本陣跡

土山本陣のみでは収容仕切れなくなり控本陣として指定された旅籠屋
本陣とひけをとらぬ規模で門・玄関・大広間・上段間をはじめ多数の間を具備し宿場に壮観を与えるほどの広大な造りと言われている
ちなみに土山問屋場跡・高札場跡でもある
PM1:48
闌更の句碑

土山や 唄にもうたふ はつしぐれ
と刻まれている句碑
高桑闌更なる俳人が詠んだ句
句碑と一緒に一の松と刻まれた石碑が建つ
後ろの松を指しているのかと思いきや後ろの松には弥生松と名前が付けられている…
PM1:55
土山宿本陣跡

甲賀武士土山鹿之助の末裔・土山喜左衛門を初代として勤めた陣
屋内には当時使用された物が数多く保存されているらしく、宿帳からは多くの諸大名などが宿泊していた事が分かる
その脇には漢詩の読みなる碑と明治天皇聖蹟の碑が建つ
PM2:05
土山宿問屋宅跡

管理運営を取り仕切っていた宿役人の責任者のお宅跡
PM2:13
問屋場跡
宿に一人から複数名おり庄屋などを兼務する者もいた問屋
年寄・帳付・馬指・人足指等の業務も問屋場で行っていた
土山宿には北土山村と南土山村が並立し二つの行政組織があったが、この問屋が両方の村をまとめて宿 業務を運営していく重要な役割を果たしていた
PM2:14
東海道伝馬館

かの森鴎外も訪ねて来た事もある土山宿
それを記念にした石碑が入口に建つ無料スポット
中に入ると浪曲が流れる
PM2:16
問屋場
まず観れるのが問屋場を再現した建物
中に入ると音声案内が流れる
PM2:20
大名行列展示

大名行列を再現したジオラマがある
参勤交代と大名行列の説明も書かれている
PM2:24
近江歴史回廊

伝馬館の母屋になるスポット
二階には切り絵で描く東海道五十三次なる企画展示が開催されている
また盆景で再現された東海道五十三次も見物だ
PM2:50
うかい屋

民芸茶屋
東海道五十三次オリジナルタオル&手拭いなどが売っている
雰囲気のある土産屋だ
PM2:53
旅籠平野屋跡

森鴎外が宿泊した宿屋跡
小倉日記にその様子が書かれている
PM2:56
井筒屋跡

森鴎外の祖父・白仙終焉の地
常明寺に眠る祖父を墓参りに来た際に鴎外は平野屋に一泊したのである
PM3:01
白川神社

御祭神に速須佐之男尊・天照大御神・豊受大御神を祀る神社
創祀は不詳
古くは牛頭天王社・祇園社等と呼ばれていた
1665年に火災により延焼
現在の場所に遷座され本殿は1863年に造営された
PM3:04
来見橋

土山宿の東寄りに位置する橋
短い橋だが宿場町の風景と土山茶もみ唄が描かれている
PM3:12
扇屋伝承文化館

江戸時代、宿場町として栄えてた土山宿で扇や櫛を販売していた商家・扇屋を改修した蕎麦屋
日曜しか営業していない
ざるそば一枚500円だったので食べようと思ったら丁度暖簾を下ろされたw
でも中の見学をさせてもらえたのでよしとする♪

PM3:23
生里野地蔵緑地

街道沿いに俳人・上島鬼貫の句碑が建つ
東海道の旅の途中に立ち寄った土山宿でお六櫛を買い求めた時を詠んだ句らしい
PM3:31
生里野公園

土山宿東入口にある公園
約二kmの宿場町筋を歩き渡った
古き町並みが残る土山宿は意外と観光客も多く、皆忘れ去られた懐かしい情景を求めているのかもしれない
さて又二km歩いて戻るか
PM4:18
道の駅あいの土山

鈴鹿峠の手前にある滋賀県第一号の道の駅
ふれあい野菜館が併設する道の駅だ
此処を拠点に土山宿巡りをすればよかった…
道の駅館内では土山名産の土山茶が無料で頂けるのが嬉しい
また抹茶ソフトクリームが400円で盛り放題だとかw
PM4:50
田村神社

道の駅前にある旧社格は県社になる神社
祭神に坂上田村麻呂・嵯峨天皇・倭姫命の三柱を祀っている
本殿と思っていた社は大名垂宇宙と掲げられた拝殿
本殿はこの裏にあり奉納石畳を歩く
すると境内に流れる川に豆を流す厄落とし福豆なる奇習あり
御手洗川に自分の歳の数だけ福豆を流し厄を落とすものらしい
そんな石橋渡り本殿参拝
綺麗な本殿です♪
PM5:12
ヤドカリ帰還
今宵の寝床は道の駅あいの土山なり
インスタント焼きそばを作って晩飯
翌日のルートをナビにセットして一杯やる
そんな早い一日の〆。
そんな東海道の宿場町を三ヶ所巡った一日
でもあんまり疲れてなくてお酒にも酔えずギンギンな夜(ノω`*)
ラピュタでも観る寝るか♪

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松川紘己
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