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ヤドカリ放浪記2012〜長久保宿-和田宿編〜

10月30日
AM0:03
道の駅マルメロの駅ながと

スッカリ目が覚めた子三つ刻
読書に更ける
AM0:34
ローソン信州長門道の駅店

完全に目が覚めたので酒を買いに行く
夜空は綺麗だけど寒い
肉まんもカラアゲくんも無かった…
寒い
AM0:42
ヤドカリ帰還
一人酒盛りスタートw
酒のほそ道を読みながら酒盛り
二時半頃まで起きてた
AM7:22
起床
二度寝で五時間
でもとりわけ急いでいる訳でもないのでのんびりと準備する
AM8:08
長久保宿

中山道27番目の宿場町
西に最大の難所和田峠を東に笠取峠、北に北国街道に至る大門峠を控えており扌五十軒程の旅籠屋が建ち並び賑わった宿場町
AM8:13
旧本陣石合家住宅

石合家は長久保宿創設当時から江戸時代を通じて本陣と問屋を勤め、四代目当主のもとには真田幸村の娘が嫁いだ家柄
建物としては大名や公家の賓客が利用した御殿と呼ばれる座敷棟と幕末頃の構築と推定されている
御殿には上段之間・二之間・三之間・御小姓部屋・台子之間・入側・十二畳之間が残り腰高障子や欄間・書院造り等の格調高い内装は本陣御殿の姿をよく伝えている
中山道中では現存する最古の本陣遺構と言われている
また江戸初期からの古文書や高札等の史資料も多く保存されているが一般公開はしていない
因みに復元された高札場が本陣横にある
高札場跡なのかしら?
AM8:28
古久屋

羽毛田家
江戸時代天保年間頃の構築と推定される旅籠跡
現在は個人宅だが二階部分の格子や屋号看板、又家紋が当時の風情を現代に伝えている
AM8:33
釜鳴屋

竹内家
江戸時代初期の十七世紀中頃より酒造業を営み、宿場の役職も務めた家柄
母屋の屋根の端部には妻壁を高く突出させ、それに小屋根を付けた本うだつが見られる
内部の天井吹き抜けは太い柱や豪快な梁組が露出して迫力のある大空間となっている
県内で最も古い町屋と言われている
AM8:40
問屋

宿場町創設期より問屋を勤めてきた小林家
母屋は明治三年の大火で焼失
再建された物だが出格子を付けた二階部分が旧状を現代に伝えている
屋根には旧主・真田氏っの関係を示す六文銭の鬼瓦が今も高々と供えられている
AM8:50
辰野屋

旅籠屋を勤めていた竹重家
出梁造りの総二階建母屋の大きな旅籠屋である
その佇まいは長久保宿の繁栄を偲ばせるかの様だ
現在も子孫の方が住まわれているが門は開けっ放しで、少しだけ内部が見られる
AM8:56
長安寺

石仏群並ぶ参道歩き道路を渡ると長安寺
徳川家三葉葵と松平家梅鉢を寺紋とする寺
本尊は釈迦牟尼如来
実に立派な寺である
境内には仏陀石像や六地蔵、町指定文化財・経蔵や町指定保存樹木・銀杏がある

AM9:07
一福処濱屋

長久保宿歴史資料館
明治初期に旅籠屋として建てられた建物を利用した資料館
展示室は二階になり、建物の骨組みと共に貴重な資料が見れる
無料である♪
庭には霊泉・山神水が湧いている
AM9:54
不動滝

駐車場から十分程の歩く
落ち葉敷かれた山道を歩き秋色に染まる山景色を楽しみのんびりと登る

すると豪快に流れ落ちる滝が現れる

ちょっと中山道から外れるが寄って良かった癒しのスポット♪
途中ゲートが閉まっていて、辿り着けないかと思ったが来れた来れた
不動様にも御参りして滝を後にする

AM10:37
和田宿ステーション
道の駅的スポット
特産物直売物産館と郷土料理レストランがある
AM10:46
和田宿

中山道28番目の宿場町
中山道最大の難所、和田峠が控えついるおり次の宿場町までかなり距離がある為に宿泊客で大変賑わっていたらしい
AM10:49
和田宿本陣

1861年に大火で焼失するも皇女和宮降嫁に備えて直ちに再建された
その後明治期に座敷棟は丸子町龍願寺へ、また座敷棟の正面にあった御入門は丸子町向陽院へと移築
現在この本陣に構えている御入門等は復元品
そんな復元本陣は資料館
この時期は和田宿に残る和宮様御下向関係古文書と宿問屋米屋に残る什器を展示している
ケチな俺が共通観覧券を購入して見学する
スタッフが詳しく説明してくれて凄く分かり易かった
AM11:32
大黒屋

此処も1861年の大火で焼失
その後再建された旅籠屋
六間×七間の出桁造りで問屋の隣に並ぶ大型建築物
AM11:37
かわちや

此処も同じ年の大火で焼失、再建
和田宿の旅籠の中では規模のデカい旅籠屋である
現在は歴史の道資料館として開放している
共通観覧券で見れる
AM11:49
黒耀石器資料館

この辺りの鉱産物黒耀石のミュージアム
此方は案内人がいないので適当に見て回る
三階は林業資料館で共に共通観覧券で見れる
でもどちらも宿場町とは関係ないので見なくてもOKだったな…
PM0:00
羽田野
和田宿の中心部に建てられた平入出桁の門付旅籠型の伝統的な遺構
明治維新まで務めた定名主羽田家の役宅で現在は和田宿農家レストランかあちゃん家として利用されている
しかし不定休らしく此処でランチの計画が潰れる
PM0:06
信定寺


迦如来を御本尊とし戦国時代武田信玄が信濃を攻め城主・大井信定討死
その菩提を弔う為に建立された寺
この寺の庫裡に本陣の一部が使われているらしい
釈迦涅槃図などの宝物を所有する

ちなみに裏山は和田城跡
PM0:19
脇本陣

翠川家の御殿部分のみ残された脇本陣
上段之間・二之間・脇上段・次上段之間・湯殿等が残る小県地方における脇本陣随一の遺構らしい
歴史はまぁ〜本陣と同じで大火で焼失、再建
でも一般開放はしていない
PM0:31
新海神社

和田宿山手側に建つ神社
八幡社・熊野神社と共に和田宿守護三神として特に祭祀された神社
社自体はかなり朽果てきてはいるが、それが又いい感じである
良い柏手が打てた♪
PM0:36
熊野神社

峠の神として祀られている
新海神社から続く山道沿いに建つ
新海神社同様、味のある社だ
PM0:42
石尊神社

村人の災害災難を取り除く安全祈願に祀られている石尊大権現
赤と白の天狗面
信定寺所有物である
PM0:45
和田城跡

和田宿の高台に築かれた山城
現在は小さな社が建っているのみ
PM0:53
釈迦堂
和田城跡へ向かう山道入口にある墓群
すぐ横に流れる川に架かる橋は釈迦堂橋
PM1:17
ふれあい食堂

温泉施設に隣接する食堂
結構豊富なメニューから俺は焼肉丼ランチを注文

注文してから気付いたがミニラーメン付…
二日続けてラーメンセットか
丼だけで良かったのに…
でラーメンはというと不味い…
空腹でも不味いもんは不味い
ぬるいわ、麺の茹でがたりんわで損した気分
でも丼はそこそこ旨い
PM1:52
和田宿温泉

和田宿に湧く日帰り入浴施設ふれあいの湯
入浴料500円
泉質はカルシウム-ナトリウム硫酸塩泉
源泉温度28.6℃で源泉風呂あり

たぶん放流循環併用式だろうが悪くはない
少し温まる程度で入浴する
PM2:27
大広間

施設内にある無料休憩室
飲食物の持ち込みは表向きには禁止しているが暗黙の容認らしい
俺は湯上がりの一杯を頂く♪
う〜ん浸かってる時に呑むのが一番だから湯上りの一杯は二番目に旨いね
そして仮眠
でも寝れなかった…
PM3:35
大浴場

再び入浴
体が冷えたので入浴
源泉湯舟と加温湯舟で交互浴
マッタリと入浴
PM4:26
大広間

湯上がりに一杯、再び
今度は信州の美酒・明峰喜久盛のワンカップで一杯
十七時になるのを待って、ふれあい食堂に出前を注文
カツカレーを注文
大広間でテレビを観ながらカレー食す
可もなく不可もなく…
PM5:47
ヤドカリ帰還
本当は二十一時くらいまで温泉で粘ろうかと思ったが眠くなったので帰還
でも結局眠くならなかったので、ビデオ観て過ごす秋の夜長
そんな和田宿での夜
そんなほとんど和田宿での一日
のんびりした一日でしたわ♪

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