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June Don’t Trust Over Thirty

いやいや何この見出しの写真の時の顔!! と思ったら「ドント・トラスト・オーバー・サーティー」の顔だったんですねきっと。 

ドント・トラスト・オーバー・サーティーって言うと、「30歳以上は信じないぜ!!」 というブルボンズさんの音楽が聞こえてきます。
池袋ADMで対バンさせて頂いて、僕等のバンドの中でも何度も話に上がっていました。


今回は、きっとGOING STEADY(ゴーイング・ステディ)の初期のアルバムに入っていた曲からタイトルを連想させていただいてますね。

それでは聞いてください。GOING STEADY(ゴーイング・ステディ)で、Don’t Trust Over Thirtyです!! どうぞ!!

いきなり、これ聞いたらバンドやりたくなるよな。

スーパーかっこいい。

今回は聞きながら読んで欲しいです。俺達もゴイステすごい好き。


ここでバンドの話をしてしまうと長くなってしまうので、編集後記でまた少し書きたいです。

ではさくっと本編いきましょう。

よろしくお願いします。

June Don’t Trust Over Thirty

なんだかんだで、バンダバーグには三ヵ月と、三週間くらい居てしまった。楽しくて88日、とっくに過ぎていた。

後半は、全てに慣れてきて思いのままに過ごせていたからか、時間が過ぎるのがあっという間でさ、なんかこの生活が終わって欲しくないなって思っちゃっていたくらいなんだ。

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88日達成して拳握った時の気分っていったらなかったなぁ。
これが俺のオーストラリアでの青春。何度も味わうことになる青春ってやつだ。

あれよあれよと時間ばかりが過ぎていき、僕はついにファームを出ていくことになった。早めにファームで働けたってことが大成功に繋がる良いきっかけだったね。もう、とにかく最高だった。

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みんなで火曜日にピザを買いにビザハットまで出かけて行ったこととか、ラッセルがみんなの前で牛の頭を「鉄砲」でぶっ飛ばして、その後牛の首を掻っ切って血を抜いて、ビーフにするんだとか、急な雨降りで、ずぶ濡れの中泥だらけで仕事をしたり、ファーム中に水を撒く管、車で乗り上げてぶっ壊してしまって慌てたり、カプシカム取ったり、エッグプラント取ったり、パンプキン取ったり、チリ取ったり、ハリケーンの被害を修復したり。

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もう、もろもろが最高の思い出。

もっとある。日記見ながら書くのが楽しみだな。

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さて、シェアハウスで仲良くなったフェリックスが「ケアンズまで旅行をしながら行く」と言うので、「俺も連れてってくれ」と言わんばかりに話を進めていたら、一緒に行くことになった。

その頃も俺は英語をうまくしゃべれてないもんだから、全部旅行の段取りはフェリックス任せだったけどな、いやぁ実にいい奴だったぜ。

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俺はその年の九月に高校の頃からの友達のしゅうさくの結婚式があったから、一回日本に帰るつもりだった。ケアンズからだと帰りやすいし、タイミングもすごく良かった。
もう一つ理由もあって、「バックパッカーズホステル」で働きたくてさ、それはもう全然「ボランティア」でよくってさ、なんて言うかそういう「経験」を積みたかったんだよね。だからもうケアンズにはたくさんのバックパッカーズホステルがあるっていう情報は手に入れていたから、バンダバーグにいるうちから相当な量のメールを送っていたんだ。でも一通も帰ってこなかった。なんか、うまくいかない時ってのはどうしてもあるもんで、最後の砦としていたアランもバックパッカーズで働こうとしていたから、俺が頑張り切って、全くダメだったら頼ろうと思っていた。

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本当に持つべきものは友達だよ。俺も出来ることなら誰か助けたいぜ。

それからよ、シェアハウスを出る前に俺の30歳の誕生日も含めてみんなでステーキ食べに行ってさ、ビールも飲んで、そりゃもう楽しすぎたパーティーになった。いらなくなったTシャツに「30」って書いて着てったもん。

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最終日はみんなが仕事に行っている中、俺とフェリックスは出発の準備。

なんか特別な時間を過ごしていたみたいだ。終わらせるんだ自分の手で。

自分で決めるんだ、全部は自分次第。

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心が嬉しくないようなことはしたくないなぁ。そしてまた新しく始める。と、思いつつも、なかなかそれが出来ない自分ってのも嫌でも見つけてしまってさ。そういった時間ひとつひとつが成長っていうのかもしれないんだけどさ。濃い日々だった。

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フェリックスと一緒にシェアハウスを出る時は感動した。だってさ、一緒に働いていたみんな集まってくれてお別れしてくれたんだ。本気で何かに取り組むってことの大切さ、また学んだ。

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俺日本にいた時、バンドで食えなかったから、長いこと「アルバイト」や、冴えない「電気工事」の仕事をしたりしていたけど、働くことってこんなにも暖かいものだったとは知らなかったな。

本当にオーストラリアに来て必死こいて「ファーム」で頑張れたのは俺の人生の中でも貴重な経験だったって言える。胸張って言える。俺は、やった!

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人の人生は本当にそれぞれ違う味がするもので、どれがいいってわけでもなく、自分次第で未来は変わるんだよね。

変われなかったから。恐くてもうだめで、何もできないから。

そんなんだったら、またそこから新しく始めたらいいんだよね。

僕たちは、グレイハウンドのバスに乗って、また新しい旅に出たんだ。

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編集後記

たまらないぜ今回。こちらの熱がnote越しに伝わってますでしょうか? やっとこういう気持ちをまたシェアできる時が来たんですね。

長かった。長い旅でした本当に。もうかれこれ8年前の事を今更、いや今だからこそお届けするんです!! 

実はもうこちらは僕の初旅物語エッセイ『光の中を旅してた』シリーズとして、Kindle版でパブリッシュされています!!

時間が教えてくれた。そうなるってのは、予感があった。でも書けなかったし、やり方もわからなかった。でも本になるってマジで思ってた。

今日は半月、遠慮せずに宣伝します!!

書ききった、でもね、あなたに届けたい。だから僕は今日もnoteにこの子達を一回一回丁寧に整えてお届けしています。

思い出って振り返ってみると一瞬で、書いてみると一行だったりする時もあるけど、むちゃくちゃ濃い日々もあって、そんな毎日の積み重ねが約50万字になってます。

こちらまだ第一章です。

そうだよ、ここからがもっと熱い旅になる!!

『光の中を旅してた』-第一章 オーストラリア編-シーズン1

Kindle Unlimitedの方は読み放題でいけちゃいます!!

ここは俺に任せて、先にいっといてくれ!! 必ず、追いつくから!!

全7章20編202話、発売中です!! 今は旅の中で本を書いていた時の、当時の心境にスポットを充てた裏ダイジェスト版を密かに整えてます。

TOEICのテストが終わったら、全集中して仕上げます!!

そして、表のダイジェスト版も、noteで一話一話公開しながらこつこつ同時進行で整えてます!! こちらは夏の終わりまでには世に出す!!

キラキラ眩しい電子書籍になります!!

若者たち、Don’t Trust Over Thirty!! 30歳以上は信じなくていいよ。

今に熱狂した方がいい。

俺の言ってる事も気にしないくらいがちょうどいい。

ゴイステや、銀杏に熱狂していた子達ももういい大人になってるんだもんな。すっごいわかる。俺達、どうしようもなかったもんな。

本編でしゅうさくって出て来てるから、リモート応援しとこうか。

彼はバーバー地元でやってるから。たぶん公開されてる情報があるはず。

これは公開情報ですので大丈夫だね。

千葉の市原のちはら台で床屋をやっているお友達のhair&spaです。

千葉の方がいましたら、ぜひヘッドスパが気持ちいいと言ってたなぁ。


最近、千葉が盛り上がってるので、いろいろ応援してます!!

よし、『光の中を旅してた』-序章 日本編-

こちらも第三版整って発売中です。僕も日本が好きです!!

日本、オーストラリア、そして東南アジアへ続いて行く旅のなかで、バンダバーグでの農場生活を終えた青年達は、一路ケアンズへオーストラリアを北上して行きます。

そんな道中の最高の思い出たちを次回みんなとシェアしていこうと思います。

調子にのってる。こいつは、むちゃくちゃ調子にのってる。

のれる時にのっときましょう!! 

ドラマーはノリが大事だから、noteもこのまま突き進みます、頼むぜ!!

また会いましょう。よろしくお願いします!!

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