ヒカリプロジェクト

子供から大人まで居心地よく過ごせて、 一人一人それぞれが自分らしく輝ける場所。 ヒカリ…

ヒカリプロジェクト

子供から大人まで居心地よく過ごせて、 一人一人それぞれが自分らしく輝ける場所。 ヒカリプロジェクトは、そんなコミュニティを創り出し、 高岡を魅力ある場所として発信していきます。 www.hikaripj.com

マガジン

  • ヒカリプロジェクトマガジン

    「病院 = 病の人のための場所」という枠を超えて、「自分らしく生きること」を軸とした『ひかりプロジェクト』を展開している光ヶ丘病院(紫蘭会)のイベントやワークショップなどを地域に向けて発信しています。どなたでも「健康・癒し・予防医療」をキーワードに、みんなが居心地良く・みんなが輝けて楽しめる場所、ヒカリプロジェクトの記録です。

記事一覧

オープンファームは笑顔がいっぱい

5月18日は、今年初めてのオープンファームの日です。 リハビリテーション科 新人スタッフは今日も元気いっぱい。 さて、本日は、サツマイモと夏野菜の定植を予定していま…

高岡銅器と医療とのより良い関係

昨年度の、高岡市の共創チャレンジ事業「ヒカリズム2023」に ご協力していただいてから、高岡銅器との関係がより深くなりました。 高岡銅器は、工芸品や調度品として飾っ…

こんな病院あったらいいな、病院の概念が変わる

リハビリファームは子供の楽園 さくらまつりの運営で、今回、最も悩まされたのは天気予報。 雨になったり、曇りになったり、はっきりしない予報が続きました。 予定して…

病院で実際にリハビリを体験する。

今回、光ヶ丘病院さくらまつりでは、福祉用品の展示や紹介やリハビリを体験したり出来るコーナーや、注目のセラピーを体験するブースを設けました。 病院は病気になってか…

国を超えての芸能発表

さくらまつりの第二部はステージ発表です。オープニングは、光ヶ丘獅子の登場です。 春まつりといえば獅子舞。豊年豊作を祈って賑やかな獅子が集落をまわります。光ヶ丘病…

さくらまつりは、学び多し

「光ヶ丘病院さくらまつり2024」4月21日光ヶ丘病院さくら祭りが開幕しました。今年の1月1日には、能登半島で大地震が起き、多くの尊い命が失われました。その鎮魂の祈りを…

笑顔のパワーを感じるとき

133点もの笑顔が集まる医療法人社団 紫蘭会が主催した「ハッピースマイルコンテスト」には133点もの作品が集まりました。 写真部門とお絵描き部門の募集に対し、患者さん…

笑顔が薬に変わること

ハッピースマイルコンテストの開催長いマスク生活が終わり、マスクのしなくなった顔を見て、「あれ、思っていた顔とは違っていた。」日常、顔を合わせていても、「こんな顔…

アートにみる子供の個性

自分の感情や体験や想像を表現する。自分らしく自分を表現するということが大人になるとなかなか難しくなってきます。評価を気にしたり、褒められることに期待したり、認め…

ヒカリズム2023「臨床美術展」

9月4日 国宝瑞龍寺に行われる「ヒカリズム2023」に先駆けて、臨床美術の展示が始まりました。 長テーブルが次々と並べられ、その上から白い紙を覆って展示台を作って行き…

ヒカリズム2023「高岡銅器でリズムワークショップ」

参加者が輪になって即興的にアンサンブルを作るドラムサークルを行うために、大茶堂の中心にある大きな柱を囲むように椅子を並べて準備をしました。 通常は、ジャンベなど…

ヒカリズム2023 芸術鑑賞「瑞龍のこだま~いにしえと未来を繋ぐ音」

加賀前田家 二代当主 前田利長は、慶長14年に高岡城を築城し、築城開始からわずか半年で入城しました。 「高岡」の地名は、利長が「詩経」の一節「鳳凰(ほうおう)鳴け…

ヒカリズム2023~トークセッション「医と禅と芸術の分野から、新しい可能性を探る」  

瑞龍寺 法堂(ずいりゅうじ はっとう)は、国宝になっています。墨書より明暦元年(1655年)に建てられた事が判明しています。境内最大の建造物であり、総桧造りの入母屋造…

ヒカリズム2023~医と禅と芸術の融合「奉納舞踊で天女が舞う」

9月9日 重陽の節句に国宝高岡山瑞龍寺において、「ヒカリズム~医と禅と芸術の融合」が開催されました。開催に先駆け、仏殿で奉納舞踊「天女」が披露されました。 高岡…

多世代での臨床美術体験

臨床美術とは、独自のアートプログラムを用いて、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら創作します。写真を見たり、触ったり、匂いを嗅いだり、味わったり、音を聴いたり、…

ジャンベセッションは人と人をつなぐ

ジャンベは、木をくり抜いた胴体にヤギの皮を張った西アフリカの伝統打楽器で、祝い事や豊作を願う神事などで使われる“魂”の楽器と呼ばれています。お花見が実は神事で、…

オープンファームは笑顔がいっぱい

オープンファームは笑顔がいっぱい

5月18日は、今年初めてのオープンファームの日です。
リハビリテーション科 新人スタッフは今日も元気いっぱい。

さて、本日は、サツマイモと夏野菜の定植を予定しています。
車椅子の人も、杖の人も、子どもも大人も利用できるのが「リハビリファーム」です。

レイズドベッドの横には、マットが引いてあるので、車椅子でも農作業が出来るのです。

さつまいもの定植は、子供たちが棒で、穴をあけ、利用者さんが苗を

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高岡銅器と医療とのより良い関係

高岡銅器と医療とのより良い関係

昨年度の、高岡市の共創チャレンジ事業「ヒカリズム2023」に
ご協力していただいてから、高岡銅器との関係がより深くなりました。

高岡銅器は、工芸品や調度品として飾ったり、日常のテーブルウエアとして親しまれていますが、「音・リズム・響き」をテーマに高岡銅器が医療・介護の現場や予防医学の領域で活用できる可能性がないかを考え、検証してきました。

高岡銅器と言っても、真鍮や青銅などの銅や合金以外にもア

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こんな病院あったらいいな、病院の概念が変わる

こんな病院あったらいいな、病院の概念が変わる

リハビリファームは子供の楽園

さくらまつりの運営で、今回、最も悩まされたのは天気予報。
雨になったり、曇りになったり、はっきりしない予報が続きました。

予定していた、ヤギとの触れ合いタイムは、アニマルセラピーとして、どうしてもやりたかったブース。雨が降ると出来なくなるのです。

朝、何とか、天候が保ちそうだと確認し、ヤギや金魚すくいやメダカすくいのブース、駄菓子屋さんの懐かしいゲームのブース、

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病院で実際にリハビリを体験する。

病院で実際にリハビリを体験する。

今回、光ヶ丘病院さくらまつりでは、福祉用品の展示や紹介やリハビリを体験したり出来るコーナーや、注目のセラピーを体験するブースを設けました。

病院は病気になってから行くところだけではないのです。
情報を知ることだけでなく、実際に体験をしてみることは、後から活きて来ます。

福祉用具体験ブースでは、福祉用具の紹介と体験していただきました。

自分で食事を摂る、時間がかかっても自分の力で食事を摂ること

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国を超えての芸能発表

国を超えての芸能発表

さくらまつりの第二部はステージ発表です。オープニングは、光ヶ丘獅子の登場です。

春まつりといえば獅子舞。豊年豊作を祈って賑やかな獅子が集落をまわります。光ヶ丘病院にも良いことがあるようにと、リハビリ科の新人スタッフが集まって、この日のために獅子方若連中を結成しました。

祭囃子の篠笛を吹いてくれたのが、独楽(こま)ちゃん。独楽(こま)ちゃんは、社会福祉士・介護福祉士でもあるんです。

続いて行わ

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さくらまつりは、学び多し

さくらまつりは、学び多し

「光ヶ丘病院さくらまつり2024」4月21日光ヶ丘病院さくら祭りが開幕しました。今年の1月1日には、能登半島で大地震が起き、多くの尊い命が失われました。その鎮魂の祈りを込めてオープニングは「ひふみ祝詞」から始まりました。

このひふみ祝詞は、日本語の47文字の清音でできていますおり、
・病気がはやく良くなりますように。
・世界の平和と人々が希望に向かって進んでいけますように。
・つらさや痛み、苦し

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笑顔のパワーを感じるとき

笑顔のパワーを感じるとき

133点もの笑顔が集まる医療法人社団 紫蘭会が主催した「ハッピースマイルコンテスト」には133点もの作品が集まりました。

写真部門とお絵描き部門の募集に対し、患者さんや、デイケアの利用者さん、スタッフや一般からの応募も多数寄せられました。

夫婦、家族、子供、孫、ペットなど被写体は様々です。

審査会には、実行委員の方々が作品を見て、「この患者さんが、こんな表情が出来たんだ」「この患者さんのこの

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笑顔が薬に変わること

笑顔が薬に変わること

ハッピースマイルコンテストの開催長いマスク生活が終わり、マスクのしなくなった顔を見て、「あれ、思っていた顔とは違っていた。」日常、顔を合わせていても、「こんな顔だったんだー」と思うのは、3年にもおよぶマスク生活の習慣化の表れです。マスクで表情の半分が隠れてしまい、コミュニケーションがしにくかった期間から、今、マスクをしなくてもよい生活が出来るようになったということは、本当に有難いことです。

一方

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アートにみる子供の個性

アートにみる子供の個性

自分の感情や体験や想像を表現する。自分らしく自分を表現するということが大人になるとなかなか難しくなってきます。評価を気にしたり、褒められることに期待したり、認められたいという気持ちがあって、自由に表現することをためらってしまいます。他人と自分を比較して、落ち込んでしまう必要はありません。

「子どもアート」のクラスでは、みんな、のびのびと自由に、自分の世界を表現しています。『作りたいものを作る』と

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ヒカリズム2023「臨床美術展」

ヒカリズム2023「臨床美術展」

9月4日 国宝瑞龍寺に行われる「ヒカリズム2023」に先駆けて、臨床美術の展示が始まりました。

長テーブルが次々と並べられ、その上から白い紙を覆って展示台を作って行きます。

長い回廊に、作品が展示されていきます。

まずは桜屏風から、前後のバランスを考えて並べていきます。

汗だくになりながらの展示が終わりました。国宝瑞龍寺の長い回廊にテーブルを並べてみると圧巻です。 

いよいよ、「臨床美術

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ヒカリズム2023「高岡銅器でリズムワークショップ」

ヒカリズム2023「高岡銅器でリズムワークショップ」

参加者が輪になって即興的にアンサンブルを作るドラムサークルを行うために、大茶堂の中心にある大きな柱を囲むように椅子を並べて準備をしました。

通常は、ジャンベなどの打楽器などで行うリズムサークルを、高岡銅器を楽器として鳴らしてリズムサークルを行おうと、今までやったことのないチャレンジをします。高岡銅器を医療や予防、介護において活用していけないか可能性を探ります。ご協力いただいた高岡銅器は、宮津商店

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ヒカリズム2023 芸術鑑賞「瑞龍のこだま~いにしえと未来を繋ぐ音」

ヒカリズム2023 芸術鑑賞「瑞龍のこだま~いにしえと未来を繋ぐ音」

加賀前田家 二代当主 前田利長は、慶長14年に高岡城を築城し、築城開始からわずか半年で入城しました。

「高岡」の地名は、利長が「詩経」の一節「鳳凰(ほうおう)鳴けり彼(か)の高き岡に」から引用し、この地の繁栄を願って名付けたと伝えられています。

利長は、高岡に城を築いた際に、7人の鋳物師(いもじ)を招いて土地を与え、鋳物づくりを行わせ、城下町としての繁栄を図りました。

その矢先、慶長19年、

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ヒカリズム2023~トークセッション「医と禅と芸術の分野から、新しい可能性を探る」  

ヒカリズム2023~トークセッション「医と禅と芸術の分野から、新しい可能性を探る」  

瑞龍寺 法堂(ずいりゅうじ はっとう)は、国宝になっています。墨書より明暦元年(1655年)に建てられた事が判明しています。境内最大の建造物であり、総桧造りの入母屋造、銅板葺屋根になっています。

今回、ヒカリズム2023の会場になっている場所は、その横の大茶堂で、国の重要文化財になっております。

瑞龍寺創建時に造られた建物です。大きな土間・60畳の大広間・控の間から構成されています。壁の構造は

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ヒカリズム2023~医と禅と芸術の融合「奉納舞踊で天女が舞う」

ヒカリズム2023~医と禅と芸術の融合「奉納舞踊で天女が舞う」

9月9日 重陽の節句に国宝高岡山瑞龍寺において、「ヒカリズム~医と禅と芸術の融合」が開催されました。開催に先駆け、仏殿で奉納舞踊「天女」が披露されました。

高岡山瑞龍寺は、加賀藩前田家2代利長を弔うため、3代利常が建立した曹洞宗寺院です。高岡山(たかおかざん)ではなく、(こうこうざん)と呼びます。

総門から山門までの白い玉砂利の景色は、山門を抜けると一瞬にして芝生の緑に変わり、仏殿へつながって

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多世代での臨床美術体験

多世代での臨床美術体験

臨床美術とは、独自のアートプログラムを用いて、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら創作します。写真を見たり、触ったり、匂いを嗅いだり、味わったり、音を聴いたり、先生の話を聞きながらイメージを膨らませながら、五感を刺激し、感じる事によって表現します。

本日のプログラムは「軍手鳥」です。
手に軍手をはめたら、絵の具を3色選んで、指先に絵の具をつけて羽を描くように鳥を描いていきます。

小さい子も、子

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ジャンベセッションは人と人をつなぐ

ジャンベセッションは人と人をつなぐ

ジャンベは、木をくり抜いた胴体にヤギの皮を張った西アフリカの伝統打楽器で、祝い事や豊作を願う神事などで使われる“魂”の楽器と呼ばれています。お花見が実は神事で、カミと共に歌や踊りで厄を払うことから始まっているのですから、やっぱり共通しているところはたくさんあります。

さくら祭りの「サクラの物語」で出演していただいた永原元さんに、特別セッションを行っていただきました。

ひとつの太鼓で低音・中音・

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