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「物書きごっこ」は終わらない 21.9.13

ほぼすべての県内図書館が九月一杯休館のため、本が借りられない状態が続いている。
僕は外でお酒を飲まないので、居酒屋などでアルコールの(時間)制限があるのは特に困らないが、本が読めないのはかなりのダメージを受けている。

前にも書いたが、物心ついた時から、本を借り続けていて、手元に新しい本がないというのは、自分史上初めての経験である。

もちろん、これまでにも本の管理などの理由で長期休館をする図書館はなくはなかったが、別の図書館を利用すれば済む話だし、年間の休館スケジュールで決まっているので、余裕を持って借りることができた。
しかし、今回の臨時休館は数日前に急に決まったので、おたおたしている間に、貸出も返却もできなくなってしまった。(一部のブックポストには返却可能)

去年のゴールデンウィークにも、同様に臨時休館になったことがあるが、今回は一か月である。
これはつらい。

都会でもやってないことを、なぜ田舎で……。

図書館内は私語禁止だし、そこまで厳しくしなくても、とも思うのだが、「県民の命を守るためである!」と高らかに言われれば、どうしようもない。

ただ
ただ

大きい図書館はまぁ、仕方がない部分もあるのかもしれないが、市民センター的な中規模な場所であれば、毎日でなくても、換気・消毒徹底の上、滞在時間制限してもいいので、開けてくれないだろうか。

このご時世、図書館を楽しみにしている人は多いと思うが、その楽しみさえも奪うことは、極端に高いとは言えない感染リスクと天秤にかけるべきものではないと考える。

ちなみに、田舎なので、まだ「オンライン貸出」には対応していない。


図書館だけではなく、県内のコンサート・イベントが次々と中止になっている。
このように、文化が剥ぎ取られるのが、一番つらい。

一方、「文化」などととても言えるシロモノではないが、自分もまた「文章」を提供する立場にある。
なんなら毎日ツイッターにしても、noteにしても読者もフォロワーもそんなにいないのに書き続けているが、自己満足の「物書きごっこ」の側面はありつつも、それをしないことが自分の人生で「ない」から、多分書き続けているのだと思う。


読んで書く。
それは、僕にとって「飯を食う」ことに等しい。

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