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目指せ!新規就農40|新時代の農家が知るべき5つの生存戦略

私のような新規就農を目指すものにとって、収入面の不安は、避けて通ることのできないでしょう。

農家としてやっていけるのか?生き残ることはできるのか?

ということが、いつも頭の隅から離れることはありません。

今回の記事では、農業経営コンサルタントの農業経営コンサルタント 高津佐 和宏さんの11月21日のvoicy「生き残る農家と生き残れない農家の違い」からインスピレーションを受けたことを書き残しておきます。

いつも頭にあるこの不安を、少しでも小さくするヒントを得られたので、読者の皆さんとも共有しておきます。

それは、ずばり、
「自分で未来を作りにいくという考え方ができているかどうか」
という視点をもてるかどうかということ。

この記事では、生き残る農家と生き残れない農家の違いに焦点を当て、未来へと進むための鍵となる考え方や行動について考えていきます。


変化の必要性

農業界は常に変化しています。新しい技術、消費者の嗜好、気候変動など、これら全てが私たち農家にとっては避けては通れない課題です。

重要なのは、これらの変化をただ受け入れるだけではなく、自分たちの農業にどう取り入れていくかです。新しい農法を試したり、市場のニーズに合わせた作物を選んだり、消費者と直接関わる方法を見つけたり。

これらはすべて、これからの時代を生き抜くための「変化への適応」の具体例です。変化を恐れず、進化し続ける心が、私たち農家の成長と持続可能な未来へのキーとなるでしょう。

生き残る農家の5つの視点

農業の世界で生き残るためには、高津佐さんは、次のの5つの視点が欠かせないと話します。これらは、未来を自らの手で切り開くための基盤となる考え方です。

①主体性を持つこと

成功する農家は、自らの農業経営に対する責任を自覚しています。彼らは、他者や外部の力に頼るのではなく、自分自身で道を切り開く覚悟を持っています。

②常に変化を受け入れる

時代の変化に柔軟に対応し、新しい技術や市場のトレンドを取り入れることで、彼らは常に進化し続けます。これには、販売方法や生産技術のイノベーションも含まれます。

③長期的な視野を持つこと

目先の利益だけでなく、3年、5年、10年といった長期的な視野で計画を立て、持続可能な農業経営を目指します。

④学習と成長

学び続けることが、経営を成長させるキーとなります。新しい情報や知識を積極的に取り入れ、自分自身のスキルを常に更新し続けることがとても大切です。

⑤リスクを取る勇気

新しいことにチャレンジすることはリスクを伴いますが、それを恐れずに前進する勇気が必要です。うまくいく場合とそうでない場合の両方を考慮した上で、計画的にリスクを管理しましょう。

これらの視点を持つことで、農家は変化する市場と環境に適応し、持続可能な成長を遂げることができるでしょう。
自らの農業経営においてこれらの要素をどう取り入れ、実践していくかが、生き残るために考えるべきことであり、生き残るために持つべきマインドとなります。

農家という仕事は、毎日が新しい挑戦です。
不安や困難もありますが、それを乗り越える力は農家の皆さんの中にあります。

私が就農したあかつきには、今回紹介した「生き残る農家の5つの視点」を心に留め、前に進んでいきたいと思います。

農業とは、種をまき、育て、収穫する旅。
私たちは、その旅を愛し、毎日を全力で生きています。失敗から学び、成長し、持続可能な未来を築くことができるのです。

この記事が、私のように農業の道を進む同士のみなさんに少しでも希望と勇気を与えられたら幸いです。
共に成長し、共に繁栄しましょう。私たちには、その力があります。

4月からのこと、一層ワクワクしてきました。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

では、また明日。

「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で40記事目となりました。
これまでに、
1.農家の方に会いに行こう
2.公的な就農支援にはどんなもなあるか?
3.まとめ|ハードルを知り、そして向き合う

4.農業はすきなことなのか?
5.ハスカップ農園での作業体験
6.ハスカップって何?

7.アクセルとブレーキを同時に踏み始める
8.技術でてっぺんを目指す
9.「好きなことならやるべきだ!」

10.まるでルンバ!草刈りロボ
11.第三者継承という新規就農への道
12.ハスカップ農家さんから経営を受け継ぐ

13.厚真町の就農支援は手厚い!
14.農業研修施設を見てきた
15.色づき始めたハスカップ
16.農家一家に一台!?ラジコン動噴

17.厚真町で実践したいわたしの農業
18.
同じ木でも場所によって味が違う!
19.健康に良い、魅惑の果実ハスカップ
20.ハスカップ狩りに行こう!
21.畑でレストランin山口農園

22.カレンデュラ農家になりたくて…移住
23.アーティストな農家の生き方
24.なぜ、研修するのか?何を、研修するのか?
25.ハスカップ農家として何をしたいのか?

26.
腹を決める
27.目指すべき農業を見つける
28.農協→卸売市場という流れで売る
29.産地直売方式で売る

30.マーケティングと営業の違い
31.どうやって買ってもらえばいいのか?

32.農協ってなに?
33.農協とどう付き合っていくべきか?

34.自分で作った作物が一番美味しい
35.その美味しさにどう共感してもらえばいいか

36.ブロックチェーン技術でトレーサビリティを効率化
37.NFTを使って、自分の商品の流通の流れを見える化する

38.農畜産物の適正価格を実現するための課題とは?
39.結局行き着く先は、直販か?

40.こんなにいい条件で就農できるんですか!?(歓喜)
41.農家はどんな情報発信をしていけばいいのか?
42.その作物に物語があるならば、応援したくなっちゃう
43.農作物はすばらしい料理人に出会って、より高い価値を引き出される
44.
写真の撮り方で農作物の価値を上げる
45.なぜ農業をしたいのか?原点を問い直す
46.プロ農家の視点で学ぶ
47.プロ農家のもとで学ぶ

48.農業×アウトドアは相性がいい!
49.手持ちのカードを増やそう!
50.成功と失敗
51.人のそばで農業をすることのメリット
52.NFTって結局いったい何なのさ?
53.農業でNFTをどう活用するの?

54.消費者にどんな情報を発信すればいいのか?
55.ブランティングで作物の価値を上げる
56.地域を知るにはこどもから
57.スマートファームの夢!自動収穫ロボットが描く未来農業
58.地域の高齢化と農地の未来
59.コミュニティとの繋がりの重要性
60.情熱を伝えることの力
61.農地取得には、熱い想いとタイミングが重要だ!

というテーマで書いており、マガジンにまとまっています。

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