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目指せ!新規就農26|物語と共に作物を届ける

今回の記事は、みやちんさんのvoicyを聴いて、作物にどのような価値をつけて届ければいいのか?考えたことを書き残しておきます。

42.その作物に物語があるならば、応援したくなっちゃう

長野県で100年続くりんご農家の5代目を継ぐみやちんさん。
私のお気に入りのvoicyパーソナリティーのお一人です。
みやちんさんの放送。いつも熱いんです。心がこもっているのが伝わってくるんです。

この放送回では、みやちんさんが数年前に栽培を始めた新種のぶどう「クインニーナ」を農協を通さず、直販でお客さんのもとに届けるお話でした。

台風被害で、廃業手前まで追い込まれた2019年。
そんな大変な年に生まれた娘さんを「にな」さんと名付けられました。

みやちんさんの住む信州の町の「りんごとぶどうの文化」を後世まで残していきたい思いから、この年、ぶどうの栽培を始めます。
そのぶどうの品種がクインニーナ。

どうやって育てたらいいのか?さまざまな試行錯誤を経た3年目の今年、およそ2000房のぶどうが収穫できたのです。

こんな物語を聞いたなら、このぶどう、食べたくなりますよね。買いたくなりますよね。応援したくなっちゃいますよね。

スーパーに行けば、さまざまなぶどうが並んでいます。
それらには、こんな物語が込められているわけではありません。
そうすると、どれを買っていくかは、種類や見た目、鮮度や値段によって決まるのではないでしょうか。

でも、作物に物語がこめられていれば、その物語に共感してもらえれば、きっとその作物を、作り手を応援したくなっちゃうことでしょう。

小規模個人農家にとって、その作物の価値を高め、自分で価格を決められる直販スタイルを構築していくことが大切だと考えています。
そして、その作物を、作り手を応援したくなる仕組みが必要です。その強力なツールが、作物にこめられた物語と言えるでしょう。

・なぜその作物をつくろうとしたのか?
・その作物に、どんな願いや思いがこめられているのか?
・生長の過程や、育て方の工夫
・どうやったらより美味しくたべられるのか?

こういったことが、作物にこめられた物語の一部になりそうです。

では、これらの物語をお客さんにどう届けるか?
それは、また別の機会に考えたいと思います。

では、また。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で26記事目となりました。
これまでに、
1.農家の方に会いに行こう
2.公的な就農支援にはどんなもなあるか?
3.まとめ|ハードルを知り、そして向き合う

4.農業はすきなことなのか?
5.ハスカップ農園での作業体験
6.ハスカップって何?

7.アクセルとブレーキを同時に踏み始める
8.技術でてっぺんを目指す
9.「好きなことならやるべきだ!」

10.まるでルンバ!草刈りロボ
11.第三者継承という新規就農への道
12.ハスカップ農家さんから経営を受け継ぐ

13.厚真町の就農支援は手厚い!
14.農業研修施設を見てきた
15.色づき始めたハスカップ
16.農家一家に一台!?ラジコン動噴

17.厚真町で実践したいわたしの農業
18.
同じ木でも場所によって味が違う!
19.健康に良い、魅惑の果実ハスカップ
20.ハスカップ狩りに行こう!
21.畑でレストランin山口農園

22.カレンデュラ農家になりたくて…移住
23.アーティストな農家の生き方
24.なぜ、研修するのか?何を、研修するのか?
25.ハスカップ農家として何をしたいのか?

26.
腹を決める
27.目指すべき農業を見つける
28.農協→卸売市場という流れで売る
29.産地直売方式で売る

30.マーケティングと営業の違い
31.どうやって買ってもらえばいいのか?

32.農協ってなに?
33.農協とどう付き合っていくべきか?

34.自分で作った作物が一番美味しい
35.その美味しさにどう共感してもらえばいいか

36.ブロックチェーン技術でトレーサビリティを効率化
37.NFTを使って、自分の商品の流通の流れを見える化する

38.農畜産物の適正価格を実現するための課題とは?
39.結局行き着く先は、直販か?

40.こんなにいい条件で就農できるんですか!?(歓喜)
41.農家はどんな情報発信をしていけばいいのか?
というテーマで書いており、マガジンにまとまっています。

また、他にも、教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
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