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#テレビドラマ感想文

今ハマっている、過去に大好きだった、再放送で見て当時を思い出した、など、印象に残っているテレビドラマについて、noteに投稿してみませんか?

急上昇の記事一覧

虎に翼 第27話

司法科の高等試験に落ちても、卒業しても、次こそはと寅子(伊藤沙莉)たちの学びと努力は続く。 『竹もと』に集って学ぶメンバーの中に、涼子(桜井ユキ)のお付女中・玉(羽瀬川なぎ)がいて、しかも辞書を片手に読み進めているのが『Uncle Tom's Cabin(アンクル・トムの小屋)』。 。米国の奴隷解放問題に大きな影響を及ぼしたとされる作品である。いつの時代も、エンターテイメントは政治と無縁ではない。 ************ 花岡(岩田剛典)は司法官試補として働き、昼休憩

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虎に翼 第26話

高等試験司法科の筆記試験に、寅子(伊藤沙莉)も法科女子部の仲間たちも全員落ちた。筆記試験合格した久保田先輩(小林涼子)まで口述筆記に落ちた。 優三(仲野太賀)は今年も落ちた。 直言(岡部たかし)が「俺の裁判のせいで迷惑をかけた、勉強に影響がなかった筈はない」と言ったが、裁判から試験まで半年しかないので確かになあ……という気はする。 男子14名女子5名中、筆記試験合格は花岡(岩田剛典)と稲垣(松川尚瑠輝)の2名のみ。 男子14名中3名は学力不足で筆記試験を受けられなかった。

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虎に翼 第25話

最初から最後まで、清き水がさらさらと流れるような第25話だった。 「主文。被告人らはいずれも無罪」 「検察側が提示する証拠は自白を含め、どれも信憑性に乏しく(略)本件において検察側が主張するままに事件の背景を組み立てんとしたことは、あたかも水中に月影を掬い上げようとするかの如し」 「即ち、検察側の主張は証拠不十分によるものではなく、犯罪の事実そのものが存在しないと認めるものである」 美しい、そしてきっぱりとした判決文である。 水中に月影を掬い上げようとする……書画などで目

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虎に翼 第24話

罪状認否における直言(岡部たかし)の「ごめんな、トラ」の意味は、今まで迷惑をかけた娘・寅子(伊藤沙莉)への謝罪で、問いへの答えは 「私はすべて否認します」 よしっ!とテレビの前で拳を握った。 「よく言った!」と思わず野次を飛ばす傍聴マニア、笹山さん(田中要次)と、こりゃ面白いことになったぞ!と笑いが零れる新聞記者・竹中(高橋努)。傍聴席の表情も様々だ。 検察官・日和田(堀部圭亮)の扇子を叩くのを、直言が「やめてください!」と訴えたことにも「よく言った!」だ。あの扇子の打擲

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今見るべき!2024春ドラマランキングを発表

noteに投稿された、2024年4月期ドラマの感想記事を集計しました。集計結果をランキング形式で発表します。 2024年4月期ドラマランキング第1位:虎に翼(NHK総合) 第2位:光る君へ(NHK総合) 第3位:アンチヒーロー(TBS系) 第4位:季節のない街(テレビ東京系) 第5位:アンメット ある脳外科医の日記(カンテレ・フジテレビ系) 実際にnoteへ投稿された記事の一部をご紹介します。 第1位に輝いたのは、伊藤沙莉さん主演の連続テレビ小説『虎に翼』。日本初の女性

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「光る君へ」第18回 「岐路」 思わぬ人生の転機を助ける人望とは

はじめに  人生の岐路はいつも唐突です。大抵はそれが岐路であったと気づくのは後のこと。それくらい自覚的でない形で訪れます。摂政家という上流階級に生まれたとはいえ、三男坊に生まれた道長が政の頂点に立つ可能性は極めて低いものでした。一族の存亡をかけた謀をした兼家は、その可能性が頭を掠めることはありました(第10回)が、それでも万が一の場合の話です。  道長当人は凡そ考えたことがなく、また生来、上から目線で人様と接する、争うことが苦手でした。若き日は太平楽を決め込み、友人たちと

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虎に翼 第23話

「私は被告人の無罪を主張しようと思っている」。 穂高先生(小林薫)の言葉に、一様にうーん……となる弁護士の先生がた。 「法は、強き者が弱き者を虐げるためのものじゃない。法は正しい者を守るものだって、私は信じたいんです」 寅子(伊藤沙莉)の言葉に、先生がたはうーんとなりつつも穂高先生の方針に賛成することにしたらしい。穂高先生がこの場に寅子を伴ったのは、被告人の娘というだけでなく、彼女が法を学ぶ学生であるからだ。 この国の未来を、法曹界の未来を担う若者のまっすぐな意志を前にして

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ドラマ「季節のない街」〜どこへも行けない、どこにも行かない

ずっと観たいと思っていた、宮藤官九郎 脚本・監督「季節のない街」が、やっとテレ東でも始まり、毎週楽しみに観ている。 このドラマはクドカンが長年温めていた企画であり、原作は彼が演劇を始めるきっかけになったと言う山本周五郎の同名小説。 すでに黒澤明監督が「どですかでん」で映画化しているが、今作では、12年前に起きた”ナニ”の災害によって被災し、仮設住宅に暮らす人々に設定が置き換えられている。 主人公の半助は、飼い猫トラと仮設住宅へ潜入し、住人の動向を正体不明のミッキーさん(鶴

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虎に翼 第22話

寅子(伊藤沙莉)が穂高先生(小林薫)から託された、膨大な数に上る共亞事件の調書資料の筆写。 法科の皆が手伝ってくれる……穂高先生は、この仕事には信頼の置ける者にと言った。自然、寅子が仲間を信頼していることが伝わるし、寅子を見つめる花岡(岩田剛典)に、涼子さま(桜井ユキ)の 「『何か手伝えることはないか?』そうお声をかけたらよろしいんじゃなくて?」という台詞で、花岡のちょっとめんどくさい性格および、寅子への仄かな想いが皆にしっかりバレて…いや、伝わっていることがわかる。 毎回だ

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感想のれんしゅう【虎に翼 第5週】 

ご覧くださりありがとうございます。 感想文が苦手なので練習です。 どうぞ広い心でお願いします。 連続テレビ小説「虎に翼」 第5週「朝雨は女の腕まくり?」 ・穂高先生が直言の弁護人になる 花岡さんのおかげで、穂高先生が動いた。 とても心強い。 花岡さんは寅子のことを気にかけていて助けてあげたいけど、しゃしゃり出たら悪いかな?とかいろいろ考えてしまう人というのが分かった。 意外と気にしいなのかも。 寅子が穂高先生と花岡さんに、優三さんのことを「ただのじゃないです。優三さんは

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ドラマ日記『ブルーモーメント』(第2話)

甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かう主人公・晴原柑九朗(山下智久さん)らSDM本部(特別災害対策本部)メンバーが奮闘する物語『ブルーモーメント』の第2話。 SDM気象班統括責任者・晴原柑九朗は、救助の際に吹雪に巻き込まれ崖から落ち、二重遭難してしまった消防班責任者・佐竹尚人(音尾琢真さん)と要救助者・前田琢巳(久田悠貴さん)を救うため、気象の解析を続けていた。 泣く泣く、一旦は撤退した消防班班員・園部

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虎に翼 第21話

穂高先生(小林薫)が、直言(岡部たかし)の弁護についてくださるという。しかもそれは、花岡(岩田剛典)の提案だと。 はるさん(石田ゆり子)寅子(伊藤沙莉)、優三(仲野太賀)と共に頭を下げたい気分である。 優三「僕はただの書生です」 寅子「ただの、じゃないです。優三さんは家族ですよ」 その言葉に心から嬉しそうな優三の顔と、複雑そうな花岡の表情。 花岡くん。君はもしやほんのちょっとだけ、めんどくさい男子だね……? ************ 久しぶりに出席した大学で、よね(土居

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本能寺の変1582 その一因 一、武田効果 小67 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

その一因 一、武田効果 小67 はじめに ←目次 ←  →重要 ◎目次 重要 ◎目次小  →重要Point ◎目次 重要Point 通し ◎目次  →テーマ別 目次 テーマ別 通し ◎目次  →【シリーズ】信長の甲斐侵攻 光秀と長宗我部元親  →その一因 目次  →見えてきたもの 目次  *◎=重要ヶ所 P=重要Point ✓=チェック済 *加筆修正  その一因 一、武田効果 第67話  【参照】その一因 一、武田効果  【参照】信長の甲斐侵攻 3信長、出陣       

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非地元民が紹介する広島県「観光」スポット

日本の人口統計は、1872年(明治5年)に壬申戸籍を元に総人口3311万人とされたのが始まりですが、正確性に問題があり、1920年(大正9年)に第一回国勢調査で初めて直接調査が行われました。この時の総人口が5596万人ですから、今の少子化と真逆で急激に増えていたことがわかります。 人口の多い都道府県というと、現在では東京都がトップというのが当然と思っている人も多いでしょうが、明治から昭和にかけては、意外な都道府県が1位になっています。 まずは1872年、1位はなんと広島県

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20240507『からかい上手の高木さん』【2024春ドラマ/アニメ/映画/漫画】NETFLIX先行配信第8話

【コメント】2024年5月7日投稿 NETFLIX先行配信で第8最終話を観ました。テレビ放映では第6話。西方3年生初日の朝、高木さんから電話がかかってきた。かなり攻める高木さん、思いがけずクリティカルな発言をする西方。若干時間を持て余し気味ではありましたが、キッチリ高木さんを満喫しました。そしてラスト、号泣の場面でしたが、「コジラ-1.0」を観た後で、涙が出尽くしたため、じわっと滲んだ感じでした。初めから分かっていましたが、ドラマは映画のための前段だと思いました。映画でも、

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虎に翼 第27回の劇伴

崔さんが特高で聴取されるときに流れるバイオリン(だよね、中低音から滑り込むように)のモチーフ下降跳躍五度音程を二回繰り返してから短六度上へ飛ぶメロディーって、映画『シンドラーのリスト』のテーマ音楽と同じ…美しくも不穏。悲惨なドラマ展開の予兆を暗示しているようです。怖い。 #3行日記

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虎に翼 第4週

大学に進み、男子生徒と一緒の教室で学ぶことになった寅子たちをにこやかに迎える花岡。しかしその笑顔からにじみ出るあやしさ、朝ドラ慣れしているわたくしは見逃しませんよ。朝ドラにおいて、第一印象がいい男は悪いやつ。逆に初対面で最悪だった男とはその後恋に落ちがち。この法則、もし朝ドラ検定があったらきっと試験に出ます。 しかしその朝ドラの法則のもっと上をいく展開でしたね、この週。 最初は「女とは一緒に学べない」という自分の意見を隠さずストレートに言う、偏見に満ちた男。でも女子たちと

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台湾BLドラマ「僕らも知らない僕ら-UNKNOWN-」(關於未知的我們)

主演:クリス・チウ(邱宇辰)、シュエン・ホアン(黃宏軒) 2024年 全12話(1話約30-35分) いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★ (写真=結果娛樂より) なんか最近「UNKNOWN」ってタイトル多くないか?あ、いや、多くはないだろうが、やけにオススメに出てきて、昨年1話目15分で挫折した日本ドラマかと思ってたら、台湾BLだった。 最近仕事も忙しいし、視聴中ドラマもあまりキュンキュンストーリーがない。しかも台湾BLも観たいドラマリストは行列だが、全然観れていない。。

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本能寺の変1852 その一因 一、武田効果 240507 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

その一因 一、武田効果 240507 はじめに ←目次 ←  →重要 ◎目次 重要 ◎目次小  →重要Point ◎目次 重要Point 通し ◎目次  →テーマ別 目次 テーマ別 通し ◎目次  →【シリーズ】信長の甲斐侵攻 光秀と長宗我部元親  →その一因 目次  →見えてきたもの 目次  *◎=重要ヶ所 P=重要Point ✓=チェック済 *加筆修正 240411 240418 240503 240507  1信忠、出陣  その一因 一、武田効果 第5話 小5   

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『光る君へ』第18話を観て・・・※ネタバレあり

みなさん、こんにちは。 『光る君へ』第18話のタイトルは「岐路」でした。 前回のドラマ感想文で道兼の死去と「長徳の変」について触れましたが、長徳の変は次回の「放たれた矢」で描かれるようですね。 今週はなんといっても道兼の死が壮絶でした。 17話感想文では、長徳の変について書いておりますので、ご興味のある方はご覧になってください。  冒頭 冒頭部分は大宰府に国司として赴任していた宣孝(佐々木蔵之介さん)が四年の任期を終えて帰京しました。 いつものようにまひろ(吉高さん)と為

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