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宮城県塩竈市在住、自営業。嫁ひとり、娘ひとり。だけど今は離れて一人暮らし。 気ままに山で遊んでます。 山行記録はこちら https://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-488722-data.html

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    登山や渓流釣り、バックカントリースキーなど、山での遊びに関する記事はこちら

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    50歳過ぎると、記憶の街から、出会った人たちが遊びに来ます。 彼らとの思い出話を書き留めてみました。

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【記憶の街へ#2】17歳、スピリチュアルな夏の夜

高校生2年の夏休み、ボクはトラックの助手という短期アルバイトをしていた。 助手と言っても、荷下ろしの手伝い。 名産地から西瓜を満載してきたトラックの助手席に乗り込み、築地や所沢などにある青果市場で下す。 西瓜は割れやすいので手作業になる。 大きな西瓜がふたつ入った重い箱を、ひたすらトラックから下し、指定されたパレットの上に積んでいく。 シートが取り払われ、11トントラックの荷台に現れる西瓜の箱の山は、ベルリンの壁のように高く威圧的で、いったい何時に終わるのだろうと気が遠くなっ

    • 【読書】バリ山行/松永K三蔵

      登山をする人たちには話題になっていたらしい芥川賞受賞小説。ようやく読了。 「バリ山行」というのはバリエーションルートでの登山のこと。 バリエーションルートというのは、登山道が整備されていないルートのこと。 山が中心の小説かと思ったら、舞台の半分以上は会社ですね。 登る山も日本アルプスの高度なクライミング技術が必要な山でもなく、六甲の里山。それだけに、普通の会社員が山にのめり込んでいく姿がリアルだった。 主人公の波多は、変わっていく会社に疑問を持ちながら、その後の会社の危

      • 犬を飼っている方、特に小型犬を飼っている方。 「ウチの子、可愛いでしょう?」 と訊かないでください。 返事に困ります(笑)

        • 【日記】彼女を受け止めることはできなかった

          (2193文字) noteの街の住人、sanngoさんが映画「愛がなんだ」の感想をアップしていた。 ボクは観ていないんだけど、この感想だけで主人公のテルコのキャラクターが目に浮かんだ。 それは、ボクが付き合ったことがある女性を思い出したから。 思い出したついでというか、頭の整理のために書いてみる。 明るい性格で、友達も多かった彼女。 付き合い始めの頃、彼女は寂しそうにこんなことを言った。 「今まで付き合った人は、みんな私を嫌いになって離れていった」 その時のボクはその言

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        【記憶の街へ#2】17歳、スピリチュアルな夏の夜

        • 【読書】バリ山行/松永K三蔵

        • 犬を飼っている方、特に小型犬を飼っている方。 「ウチの子、可愛いでしょう?」 と訊かないでください。 返事に困ります(笑)

        • 【日記】彼女を受け止めることはできなかった

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        • 【連作短編】はざまの街で #1〜#8(全8話)
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          【日記】需要がありそうな芸人、エバース町田

          (1097文字) 日曜日の帰宅後、疲れ切ってソファでゴロゴロしながらテレビをつけたら、NHK新人お笑い大賞が放送中だった。 そこに、昨年のM-1敗者復活戦で見て、今年のM-1で決勝に行くんじゃないかと思っているエバースが出ていた。 彼らはずいぶん人気も評価も上がっているようですね。思った以上の勢い。 そしてこの大会では見事優勝。 漫才、コント、ピン芸人によるバトルロイヤル的な大会で、AブロックとBブロックに分かれて勝ち抜いた2組が決戦というスタイル。 Aブロック代表はエバー

          【日記】需要がありそうな芸人、エバース町田

          タスケテ!閉じ込められた!

          タスケテ!閉じ込められた!

          【日記】歳を感じる疲れと週末

          (1099文字) 木曜の早朝、高速道路の深夜割引ギリギリの時間に東北道に乗って実家の埼玉へ。 母を病院に連れて行ったら臨時休診だったり、お世話になっている人に分けるために山形風芋煮を作ったり。 金曜日は娘の二十歳の記念に、母を含めた家族四人で写真館で写真撮影。 どうせならとみんな着物を借りて撮影した。 これが四時間以上かかり、遅い昼食を摂ってから再び母を病院へ連れていく。 それから買い物して、実家の居間にホットカーペットを敷いたりして冬ごしらえ。 夕方近くになって妻と娘を

          【日記】歳を感じる疲れと週末

          【エッセイ】男女の違いを話すのは差別ではない

          (1669文字) 脳科学者の中野信子さんが出演しているラジオ番組を聴いていたら、こんなことを言っていた。 「女性は快楽を感じる回路と恐怖を感じる回路が一部繋がっている。これに対して男性は快楽と攻撃が繋がっている」 だから女性の方がホラー映画が好きな人が多かったりする。 男性はアクション映画が好きなのだと。 なるほど、統計をとったワケじゃないけど、そんな傾向は感じますね。 そしてこれ、登山関係で顕著かもしれないと思った。 ボクは沢登りというジャンルの登山もやっている。

          【エッセイ】男女の違いを話すのは差別ではない

          【エッセイ】男女平等に向けたスナックの世界

          (1920文字) 男女平等が叫ばれる世の中。 先日、コンビニの雑誌売り場に並ぶ水着グラビアについて書いた。 子供でも受動的に見えてしまう場所にある性的なものが許されている謎。 性的な程度の問題なのか、見逃されているのか。 で、男女の違いを考えると夜の店。 といっても、キャバクラとかホストクラブという風営法のラインではなく、その手前。 つまり、スナックですね。 最近は、昭和レトロブームやらで、若い女性客も増えているというスナック。 昔から男性が女性を連れていくことはあった

          【エッセイ】男女平等に向けたスナックの世界

          【エッセイ】目標の先に見える風景

          (2538文字) その道を歩きたいと思ったのは4年前。 朝日連峰の天狗角力取山から650m下って出谷川を渡り、950m登ってオツボ峰、そして以東岳に至るルート。 かなり古くからあるルートで、昭和20年代に山と渓谷社から発売された藁半紙でできた地図にも記載されているし、ボクの叔父も数十年前に歩いた場所。 出谷川は大岩魚が釣れることで釣り人には有名な憧れの沢。 この登山道を岩魚釣りを織り交ぜて歩きたい。 そんな目標を持った。 しかし調べてみると、出谷川からオツボ峰までの標高差

          【エッセイ】目標の先に見える風景

          帰宅してテレビをつけたら自民党のCM。 思わず吹き出した。 「新しい自民党はルールを守る!」 古い自民党はルールを守っていませんでしたって言っているわけね(笑) っていうか、当たり前だから、そう声高に叫ぶのもなんだか(笑)

          帰宅してテレビをつけたら自民党のCM。 思わず吹き出した。 「新しい自民党はルールを守る!」 古い自民党はルールを守っていませんでしたって言っているわけね(笑) っていうか、当たり前だから、そう声高に叫ぶのもなんだか(笑)

          【日記】なぜか許されてる水着グラビア

          (641文字) コンビニでふと思ったんだけど、未だに置かれている雑誌の表紙の半分くらいは女性のグラビア。ほぼ水着。 あまり疑問に感じてなかったけど、これだけセクハラがどうとか、女性蔑視がどうとうか騒がれるのに、水着のグラビアは良いのか…。 批判するとかじゃなくて、なんというか、よく考えると不思議に思っちゃったワケですよ。 女性たちはどう思っているんだろうって。 性的なものが商品になるというのは分かる。これはもう仕方ない。 でもさすがにコンビニでエロ本はどうかという意見が増

          【日記】なぜか許されてる水着グラビア

          【Netflixアニメ】機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム

          (1160文字) Netflixで配信中。 舞台はファースト・ガンダムと同じ1年戦争。 つまり、同じ時間の中で、どこかにアムロたちが乗ったホワイトベースがいる。 そういうことなんですよ。 ガンダムの世界がここまで広がった理由。 正義対悪の子供向け番組ではなく、双方に正義がある戦争なんですよね。 戦いはホワイトベースの周り以外でも行われているわけだ。 だからいくらでもスピンオフを作ることができる。 この余白なんですよね、ガンダムの一番の魅力は。 ちなみに、Zガンダム以降は主

          【Netflixアニメ】機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム

          【エッセイ】相手の目的を感じ取って

          (1446文字) 人の行動には理由がある、という話。 ボクはひとりで登山を始めて、行きつけの登山用品店の店長のアドバイスを受けながら、ひとりで歩いてステップアップしてきた。 もともと、教わるのが得意ではない(この得意ではないという感覚、分かるかな?)し、ひとりが好きだ。 格好よく言えば一匹狼的な感じか。 しかし、誰かを連れて行くのも嫌いではない。 初心者だったり、仲間がいなくてステップアップできないという人の話を聞くと、「それじゃ、○○山に行ってみようか」 と誘ってしま

          【エッセイ】相手の目的を感じ取って

          【日記】キングオブコント2024感想

          (1699文字) 先週の土曜日に行われた、キングオブコント2024。少し遅れて録画で観戦。 毎回思うことだけど、今年は特に審査員との相性が出た結果だったなぁ。 一番会場の笑いが多かったと感じたのはニッポンの社長。 ボクも多分、一番笑ったと思う。 だけど審査員の東京03飯塚さんは低評価。 壊れるバットで殴ったり、壊れるベンチなどのセットを壊していくネタに、そういう(壊れるように作った)セットはない方が好きというようなことを発言。 ニッポンの社長の辻さんが、 「本物でやりまし

          【日記】キングオブコント2024感想

          【毎週ショートショートnote】人生は洗濯の連続

          お題:人生は洗濯の連続 (410文字) 「お母さん、行ってきまーす!」 「行ってらっしゃい」 小学三年生の勇太を最後に送り出してから、パートに出る10時までが家事の時間だ。 まずは洗濯。 夫と私、三人の子供の洗濯物となると、毎日でも洗濯機を回さないと追いつかない。 人生は洗濯の連続だ、選択じゃなくてね。 私はひとりクスリと笑った。 3年前に買った家にはランドリー室があり、大きめのドラム式洗濯機を買った。 洗濯がストレスにならないのは、この広さのおかげだと思う。 洗濯機には

          【毎週ショートショートnote】人生は洗濯の連続