淡想7【淑女の来歴】 口八丁で目立ちがりの父は、どの単車も大量発注する手法で、地域の営業所では有名人。 在庫山積みで台所は火の車なのに、表彰式に出たいが故の所業で、その日限りの背広を新調三昧。 そこで贔屓にしていたメーカー系列の楽器会社製品が、副賞として我が家へお嫁入りした。