snufkinsmile

こんにちはsnufkinsmileです。 日々の日記のようなものを書こうと思います。 …

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こんにちはsnufkinsmileです。 日々の日記のようなものを書こうと思います。 日記みたいな、詩みたいな、エッセイみたいな。 よろしくお願いします。

最近の記事

20240722「針溝ピックアップ」

鈍い銀色を掬い 後は黒 そして肌理を調整して 薄いベージュ オレンジ色のアクセントで 今は構成しいている 白さは必要 書かれたメモを通し 一日が執り行われる それもわずか 零れるくらいに もう分子間の引力で そこに留めるられている それがわたしというのなら それでもいい また一部を取り替えることだろう 文面の意味を保持して 今になってその意味らしきを捉える どれもが過去として在って その通過でやっと穏やか それもまた部分だとしても その先をまだ見ていないのだから また変化変

    • 20240721「清浄歩」

      休みの日には 掃除して 片付けして 要らないものを選別して さよならをする いっぱい溜めてた 余計なものは 必要だったはずなのに もう見ることも少なくなって とっておいてもいいけれど 埃かぶってるから もういいかなって 袋に入れる どれもが交換され 循環の中で それぞれが場所を変える どこにも行けないけれど どこかに在って 変化し続けている きっとわたしもそう 綺麗になるならと 汚れを落とし洗い 何かを奪い 何かを手に入れる それが美しいのだと 思ってしまえば どれもがまた

      • 20240720「ここに居ること」

        誰もが知ってて 誰もが言ってないけれど 内緒のことは どこか遥か いっときの充溢で わたしを忘れ あなたを思い出す よくある話しを聞いて どこかで聞いたことあるみたいな そんな日常の出来事さえ 遠ざかっている さよならしながら 振り向きつつ また離れている ここに居ること それが全て どこに居てもいい 他に居る所もないのだけれど 狭い部屋で本を読む せめて大きな窓があったらと 何度そう思っただろうか 狭いから窓もまた小さいから その枠を解体しつつ 行間を進める どれもが過ぎ

        • 20240719「どれもが零れるから」

          百度の湯 百三十cc 三十五秒 夏のほうじ茶 ゆっくりしつつ その時間で 現れる香りと 口に含まれる 早朝の出来事 まだ眠っている街で 誰かが働いている 掻い潜った罠を それぞれに埋め 擦れる写字を まどろみに移し 息をしている 九十度のお湯 百五十cc 四分 ハーブティー 疲れた身体を浸し まだ暑い部屋の窓を開け それでも寝苦しいのは わたしの熱で 他の誰かに負荷を与えている そんなことどうでもいいでしょ そうあなたは言う そうだねと答えて 眠りの準備を整えている 小さな

        20240722「針溝ピックアップ」

        マガジン

        • 202310
          4本
        • 202210 snufkinsmile
          31本
          ¥500
        • 202309 snufkinsmile
          30本
          ¥500
        • 202308 snufkinsmile
          31本
          ¥500
        • 202307 snufkinsmile
          31本
          ¥500
        • 202206 snufkinsmile
          30本
          ¥500

        記事

          20240718「偲ぶころに」

          ささやかな日常だとしても それがわたしのことで またわたしたちのこと 送ることと 流すこと 耐えられないくらいに それでいて平然の時もある これっぽっちの時間を 今持っているのだとしても それもまた零れるのなら 受け皿を手に取ろう せめてもの掬いで 思い出のどこかへ 仕舞っておけば いつかとこれからも 繋ぐことができるだろう もういない さっきまでいたのに わたしのどこかは 当て所なくそれらを探す それもまた過去なのなら わたしもその一部を受け持つ 解釈を付け加え 記憶の何

          20240718「偲ぶころに」

          20240713「紫色の朝だから」

          紫色の朝だから 今日はきっといいことがある そう思えたら少し安心 鳥たちは鳴いているし 水も流れている まだ眠れていない誰彼の 夢の中まで飛んで行って 宙を操り 翻る でたらめな出来事でも 夢の中なら どこまでも行こう 何なら日中でも どこそこまでも行ってもいい 許しを与え そんな権限もないのだけれど 夜の内に 既にやっているから 体内の循環で 休みをとって 疲れをとる 汚れたわたしのどこかから 流れて来るのは いつかの問い 逡巡して答えられない問題も やがて忘れるのだろう

          20240713「紫色の朝だから」

          20240712「空気を纏う」

          ほらほらと澄んで それでいて靄 湿り気を棚引かせ 白さが降りてくる どれもが静か そして鈍いくらいに 肌に届く 状況はまずまずだとして 中心辺りをぐるぐる廻る きっと何かを見つけるだろう そんな適当さで 眠いままで こちこち進む そう遠くはないまでも 気づくこともあるだろう 潜めた空気をかき混ぜる どれもが抽象でありつつ 身体経由で具体化している 気づけないものまでも 既に抱え 抱えつつそれらを知らない 余分なものも持っていても 質量がないのなら 記号でも喰んでいればいい

          20240712「空気を纏う」

          20240711「何度目かの一滴」

          いつものように いつものことで 違う毎日 わたしがわたしであるうちで わたしがわたしでないまでには ずいぶん遠く 寄せて戻り ふわふわとしながら それでいて 確かに刻んでいる 少しずつ零し なくなるまでは 空回りだとしても ポンプを働かせておこう わたしのどこかで 気付いている 同等の出来事 他者の懐 在るようで潜りつつ また深く沈む 眠りの最中 夢の浮遊 雲を覆い ぷかぷかと寝そべっている 流されつつ どこかに漂着 そこに落っこちて 地味を得る 生活の極意 風土の真髄 そ

          20240711「何度目かの一滴」

          20240710「結んで、解いて」

          さっきまで寝てたのに もう眠い 目を瞑って 外の音を聞いてたら 心臓の音も聞こえて来るかも ふと心配して 手を胸に当て それなりに生きてるみたい 呼吸を探し 空気を集め 少しずつ返す 言葉にならないものを 見つけに行って 夕方には帰る 夜になったら 振り返りまた眠る 今日にすることを決めて 半分くらいは残るもの 大事なことはどれもがそうだけど 欲張りなのだから 全部を全うすることもない 自分に聞いてみたらいい 何もしなくとも過ぎて行くから 迎えに行けばいいのだろうか どこか

          20240710「結んで、解いて」

          20240709「ビューティフル:ピープル」

          自分のことだけど 本当の所はわからない それでいて 生きていられているのなら それはそれでいいのだろう 知らないわたしを探し ほぼ近くに そしてかなり遠くへと わたしまで漕ぎ出す 水辺から深海まで 嵐と凪を交互にくべて 揺られる様を 同等に映す 波紋の間隔を 次第に安め 息継ぎをはじめる 身体のどこかで 炎症と滞り 呼吸の連続 動いてくれる心臓で わたしは生きられている かなりの重症 それでいて風邪の治りを待って ついでにさらって行く どこかへと連れ去って 風が止むのを待っ

          20240709「ビューティフル:ピープル」

          20240708「それぞれの内声」

          待っているのは誰なのか 並んで鳴いて 泣いては転び 烈火の暑さで 梅雨を過ごす 電線で歌って集まって 集会は賑やかさを醸す どれもが曇って 湿り気が身体を纏う つばくらめのほっぺに 紅がさし 熱をもって 滑空を持て余す 下に下に そして また上昇する 普段なら気にならないものの それでいて気にしてしまうのは わたしの欠片を持っていったから いつかのそれを探してるのは きっと気のせい なのにまだ堪えきれない感情と さらりと抜ける爽快感さえ 喉越しを揺らし 流れる水の冷たさを

          20240708「それぞれの内声」

          20240707「それぞれのひかり」

          ひび割れた壁を目にして その隙間をひとつひとつ眺める 小さな隙間から 長く微細に模様を描く 水分を放ち 水分を蓄える 呼吸をしながら わたしもそうなのだと 血管の膨れを同時に眺め 囲んでいる部屋で 朝を過ごす ためらわずに許し 誘われた行事を断り 落ち着きを保つ 皮膚に描いた模様に わたしの分裂を与える 保持しつつ微かな崩壊 見えないくらいに静かにして 鈴を鳴らし 歩いて行く どこがどこへと道に沿って 杖を突きながら その確かさを一歩ずつ探る 張り巡らした繋がりで辿り その

          20240707「それぞれのひかり」

          20240706「余白知」

          箱から1枚 静かに出して 書き始める 1文字1文字書くたびに 汚れては落ちないくらいに まだ余白は残っている どれだけ書いたって 思いの丈を示す事はないのだろう けれども 何かを書かずにはいられないのなら 出まかせでもいいし 千切ってもいい 黒く赤く ブルーブラックで 書けば書くほど 白さは磨かれている 声にならない声と 意味が通じない意味とを 電線の上で鳴いている よくよく調べてみれば それもわかるかもしれない しばらくすると 飛んで行って そこに在ったものが 今はそこに

          20240706「余白知」

          20240705「今に戻って」

          いつも忘れてしまうから 今に戻って それだけを持っていよう 前後はあやふや ならば一呼吸で落ち着かせ ここに居ることにしよう どれもが新鮮 新しいわたしなのなら 驚きもあるだろう 気づきもあるだろう 感じなかったあれこれを 抱えつつ放棄して その自分に促す 今があればいい 遠くもいつかも ここにはないかもしれないし 戸惑いつつも その感覚を持って わたしを持続させる どのわたしであろうとも その時はその時のこと 違うわたしを接続させて 変化を見様見真似 それでも残っているも

          20240705「今に戻って」

          20240704「ページをめくって」

          ページをめくり 思い出される事は あるにはあって もう憶えてない事の方が多いのだろう さっきまでのことは 少しくらいはまだ在っても 今のことを進ませているから 振り返ることも全部はできない 所々をかいつまんで それを記憶として保持している それも本当かどうか かなり怪しいけれど たぶんそれっぽいものだとしておく 積み重ねて 積み下ろして その行為の体感がわたしなのだろう ページをめくり 誰彼に聞いてみる わたしの知らないわたしを あなたは憶えているかもしれない 知らないわた

          20240704「ページをめくって」

          20240703「空の呼吸」

          何もせず 聴いている 朝に起きたにも 他を放棄して ああもったいないと あなたは言う でもそれはそれで 充分であったり すかすかの中だったり 充満した空気の中で 呼吸をしているのなら どれもが新鮮であることを 知るのだろう 他は知らないことばかり それでいて生きていられるのなら そのままにしておいたらいい 左から右へと雲が進む 窓の端から端へとゆっくり そしてもう見えなくなるけれど 次の新しい雲がやって来るから 心配はしていない 少しずつ光の強さを増して 熱を持つ 体温を維

          20240703「空の呼吸」