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20240703「空の呼吸」

何もせず
聴いている
朝に起きたにも
他を放棄して
ああもったいないと
あなたは言う
でもそれはそれで
充分であったり
すかすかの中だったり
充満した空気の中で
呼吸をしているのなら
どれもが新鮮であることを
知るのだろう
他は知らないことばかり
それでいて生きていられるのなら
そのままにしておいたらいい

左から右へと雲が進む
窓の端から端へとゆっくり
そしてもう見えなくなるけれど
次の新しい雲がやって来るから
心配はしていない
少しずつ光の強さを増して
熱を持つ
体温を維持して
上がらないように
下がらないように
程々を保ち
そこに居る
更に呼吸を深く
ゆっくりめに整え
鳥たちの声が届く
側溝の水は更に下っている

わたしを充したのなら
準備が整う
今日は明日
明日は今日
昨日もまた今日のこと
ツバメがよく鳴いてるから
賑やかになって
またその空気を飲み込む
そうかそうかと
誤解を含んだ意味として受け取り
わたしたちの出来事を紡いでいこう
よくもありわるくもある
その揺らぎの最中での出来事
遠く近く
誘われるままに
朝の呼吸で目を醒ます

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