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20240721「清浄歩」

休みの日には
掃除して
片付けして
要らないものを選別して
さよならをする
いっぱい溜めてた
余計なものは
必要だったはずなのに
もう見ることも少なくなって
とっておいてもいいけれど
埃かぶってるから
もういいかなって
袋に入れる
どれもが交換され
循環の中で
それぞれが場所を変える

どこにも行けないけれど
どこかに在って
変化し続けている
きっとわたしもそう
綺麗になるならと
汚れを落とし洗い
何かを奪い
何かを手に入れる
それが美しいのだと
思ってしまえば
どれもがまた
そう見えるかもしれない
その心があるのであれば
ひとつひとつを磨いていこう
どれもが美しく見えるのであれば
その続きを続けるだろう

心を払い
何もなくとも
まだ自分が在るのなら
それさえも清掃の途中
芥でさえ無ければ
それらを扱うこともできない
手当てして招き
払い遠ざける
そんな繰り返しの連続で
何かが循環され
新しい物ごとが現れる
浄土やら天国やら
知りもしないのに
こつこつ磨く
磨崖と海崖
休みつつまた続けるのだろう

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