20240705「今に戻って」

いつも忘れてしまうから
今に戻って
それだけを持っていよう
前後はあやふや
ならば一呼吸で落ち着かせ
ここに居ることにしよう
どれもが新鮮
新しいわたしなのなら
驚きもあるだろう
気づきもあるだろう
感じなかったあれこれを
抱えつつ放棄して
その自分に促す
今があればいい
遠くもいつかも
ここにはないかもしれないし

戸惑いつつも
その感覚を持って
わたしを持続させる
どのわたしであろうとも
その時はその時のこと
違うわたしを接続させて
変化を見様見真似
それでも残っているものがあれば
それでもいい
誰彼の末節を拾い
それぞれに附置する
付与されたそれらは
いつかに輝くこともあるだろう
そうでない事の方が多いだろうが
必要ならば
蓄えたそれらを活用しよう

どれもが偶然で
どれもが必然
だとしたら
今を楽しんでおこう
わたしに戻って
繰り返しわたしを続けよう
時に晴れて時に曇る
そんな循環の浮き沈みで
中庸を招く
どう在ってもいいと
捉えられるなら
同調と不和を同時に奏で
良くも悪くもここに居よう
今先そこ
次々に現れる現象の事柄
前後の膨らみを拡張させつつに