本を読む本

001.『本を読む本』

第一回は、『本を読む本』の紹介です。英語のタイトルでは『How to read a book』で、本の読み方に関する本です。

人によって、読み方や、読む目的はそれぞれかとは思いますが、私は読書から新しい業務スキルを得たり、目の前の問題を解く為のヒントにしたりしたいと思い、まずはこの本から読み始めることとしました。

本で書かれていることをなるだけシンプルにお伝えしていきたいと思いますので、何卒よ

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133「華氏451度」レイ・ブラッドベリ

168グラム。近未来、思想管理のために本が禁制となった国だ。民家に隠された本があると消防士の恰好をしたファイアマンがやってきて燃やしていくディストピア。ファイアマンっていうのだから火を消すんじゃなくて、つける仕事に決まってる、というブラッドベリの出オチギャグが響き渡る。

 いろいろと鼻に付くのではある。
 ざっくり言うと「本を読まないと馬鹿になるよ」というメッセージがうるさい。
 ええい、本を読

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読んでない本の書評92「フランケンシュタイン」

236グラム。知っているようで知らないフランケンシュタイン。そもそも「彼」には名前がない。名前すら付けられないまま創造主フランケンシュタインに捨てられた怪物の孤独。

 胸を打たれる悲しい話だ。名もない怪物は知能が高く、感性豊かで魅力的である。そしてたいへんな読書家なのだ。

 優秀だけど思慮の浅い科学者フランケンシュタインは、死体をつなぎ合わせて怪物を作りあげる。無責任にも完成したとたん、その醜

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読んでない本の書評74「伝奇集」

156グラム。ボルヘスという人は、頭が良すぎて言わんとしていることを人に理解してもらえない孤独な人なのか、それとも頭が良すぎて「これでも食らえ、愚民ども」と思って書いてるのか、どっちなんですか。

「バベルの図書館」の冒頭である。

 (他の者たちは図書館と呼んでいるが)宇宙は、真ん中に大きな換気孔があり、きわめて低い手すりで囲まれた、不定数の、おそらく無限数の六角形の回廊で成り立っている。どの六

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読んでない本の書評68「朗読者」

147グラム。本を読みながら、「ああ本が読みたい」という気持ちになってくる。あんまり純粋に楽しんで読むハンナがうらやましくて。

 本を読む人の本、というのはそれだけで少し割り増しで好印象になる。最近読んだ中では『その女、アレックス』がやたらと古典文学を読む女性として登場していた。あまり内面を描写していくタイプの小説ではなくても、その人物の読んできた本がわかると、それらを通じてと心が地続きになるよ

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読んでない本の書評61「その女アレックス」

241グラム。表紙の絵が怖い。怖いので裏返しにして視界に入らないようにしておく。それでも怖い汁が空気中に染み出るような気がするので、夜は部屋の外に置いたりする。いい年して何をやっているのか。

 朝からすごい勢いで雪が降っていたのである。この様子では積もり具合をみながら、暖かい部屋と寒い外を出たり入ったり何回かにわけて雪かきをしなければならないだろう。そういう日にむくのは、少々疲れても、眠くなるす

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M・J・アドラー 『本を読む本』

1997年 講談社学術文庫 M・J・アドラー 『本を読む本』

そのタイトル通り、効果的に本を読むための本。

『多読術』や『あなたもいままでの10倍早く本が読める』と一緒に読むことをおすすめします。

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"積極的読書"のススメ① 『本を読む本』

−良い本を読みながら眠ってしまうような人は、読む努力をしようという気がないのではなく、努力の仕方を知らないのだ。

『本を読む本』(M.J.アドラー、C.V.ドーレン)より

先輩に勧められたままAmazonでポチって購入し、パラパラと真ん中くらいまで読んでどこかへやってしまう。友人に借りたはいいものの、読み切れずにいつまで経っても本棚に収納している。

こんな事が日常茶飯事だった私にとって、本を

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「書くのが上手い人」は「読むのが上手い人」 #小原課題図書

#小原課題図書 の第二回です。先週に引き続き、内容をログしていきます。

今週の本は以上の3つ。分量的にはややライトですが、先週よりはやや堅い文体に。『本を読む本』は、指でなぞって、印をつけ、メモをとらなければ読み進めるのに一苦労。思いの外時間をかけてしまいました。では、s

『本を読む本』**

今週最初の一冊は『本を読む本』。優れた読者になるための方法や規則について、体系的ににまとめられて

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「スキ」ありがとうございます。引き続き頑張りますっ!
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