とっしー|トシダ ヤスヒサ

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  • 本を囲んだ語り部屋

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    Xスペース「本を囲んだ語り部屋」の音声アーカイブ、まとめ記事、その他もろもろを載せていきます!! 毎週日曜日7:30-8:30 Xスペースで本を囲んで語り合っています コミュニティページはこちら https://twitter.com/i/communities/1497733671855407108

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「本を囲んだ語り部屋」2024/6/30ジャスティン・ソネンバーグ、エリカ・ソネンバーグ 『腸科学』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 6/30はジャスティン・ソネンバーグ、エリカ・ソネンバーグ の『腸科学』を取り上げました!! 先進国では近年、喘息・アレルギー・自己免疫疾患の患者数が増加しているといい、著者はその原因として現代人のマイクロバイオータ(私たちのからだを取り巻く微生物の総称)に変化が起きていると指摘しています。地球上には多くの微生物が存在しており人間の身体にも多く存在しています。なかでも多くの微生物が集中して棲みついているのが消化器系

    • 「本を囲んだ語り部屋」2024/6/23鈴木郁子さん『自律神経の科学』

      日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 6/23は鈴木郁子さんの『自律神経の科学』を取り上げました!! 自律神経の重要性はみな知っていますが、科学的な根拠を持って説明できる人は少ないかもしれません。本書は生理学を専門とする著者が医学部の学生に向けて行ってきた自律神経系の講義録をもとに構成されています。自律神経を知ることで、「当たり前」と思われているような生活習慣がなぜ大切なのかが見えてくるというflier要約者の紹介にはうなずきました。 自律神経は、身

      • 「本を囲んだ語り部屋」2024/6/16鈴木裕介さん『がんばることをやめられない』

        日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 6/16は鈴木裕介さんの『がんばることをやめられない』を取り上げました!! 心療内科医として身体的な症状だけではなく、その背後にある種々の生きづらさ・トラウマを見据え、心と身体をともに診る医療を心がけている著者。本書ではサブタイトルにあるように、コントロールできない感情と「トラウマ」の関係についてマンガを用いながら解説されています。 本書ではがんばりたくないのにがんばってしまうような「自分の分裂」には「トラウマ」

        • 「本を囲んだ語り部屋」2024/6/9三宅香帆さん『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 6/9は三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を取り上げました!! 本書のカバーにある「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」という言葉にドキッとする人は少なからずいるのではないでしょうか? 本書では、近代以降の日本における働き方と読書の関係に注目しながら、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という問いの答えを導き出していきます。そして「働きながら本を読める社会」のために、「全身全霊」(全身のコ

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          「本を囲んだ語り部屋」2024/6/2稲盛和夫さん『生き方』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 6/2は稲盛和夫さんの『生き方』を取り上げました!! 本書は著者である稲盛和夫さんが混迷の世相においていかに生きるかについて語った一冊です。flier要約の中ではこちらの言葉が非常に印象に残りました。 『私たちはその役割を認識し、人生において努めて魂を磨いていく義務がある。生まれてきた時より、少しでもきれいな魂になるために、つねに精進を重ねていかなければならない。それが、人間は何のために生きるかという問いに対する

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          「本を囲んだ語り部屋」2024/5/26ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 5/26はブロニー・ウェアの『死ぬ瞬間の5つの後悔』を取り上げました!! 本書は、介護職として患者に寄り添ってきた著者が多くの患者と接する中できいた「死の直前に人々が感じる5つの後悔」をまとめたものです。その5つの後悔とは以下のものです。 「自分に正直な人生を生きればよかった」「働き過ぎなければよかった」「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」「友人と連絡を取り続ければよかった」「幸せを諦めなければよかった」

          「本を囲んだ語り部屋」2024/5/26ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/5/19ロバート・H・フランク『幸せとお金の経済学』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」5/19はロバート・H・フランクの『幸せとお金の経済学』を取り上げました!! 本書では、人々の幸福に重くのしかかる経済的圧力の正体が解き明かされるとともに、あらゆる人が幸せに暮らすための政策が提案されています。 本書で印象に残るのは「コンテクスト」という言葉です。人は消費をはじめとする選択においては、その人が置かれている状況や背景、他人との関係であるコンテクストに左右されると言います。中間層にとって富裕層の消費は無

          「本を囲んだ語り部屋」2024/5/19ロバート・H・フランク『幸せとお金の経済学』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/5/5ヤニス・バルファキス『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 5/5はヤニス・バルファキスの『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を取り上げました!! 2015年、ギリシャの経済危機時に財務大臣を務め、EUから財政緊縮策を迫られるなか大幅な債務帳消しを主張し、世界的な話題となったのが著者のヤニス・バルファキスです。 私たちは資本主義社会に生きています。しかしflier要約者も書いているようにどこか経済のことを「他人事」のように捉えている自分

          「本を囲んだ語り部屋」2024/5/5ヤニス・バルファキス『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/4/28新井和宏さん、高橋博之さん『共感資本社会を生きる』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 4/28は新井和宏さん、高橋博之さんの『共感資本社会を生きる』を取り上げました!! こちらの本は「お金」と「食」の専門家である二人が、お金、働き方、市場、都市と地方など、多岐にわたるテーマについて語り合ったものです。そして本書が問うのは、お金や資本そのものの本質です。そして関わりの中で自然や他者と共感し合うことが、人生の豊かさや幸福につながるというメッセージからは、今の自分のあり方をいろいろ振り返るいいきっかけにな

          「本を囲んだ語り部屋」2024/4/28新井和宏さん、高橋博之さん『共感資本社会を生きる』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/4/14ルーク・バージス『欲望の見つけ方』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」4/14はルーク・バージスの『欲望の見つけ方』を取り上げました!! 表紙に大きく書いてある通り、著者は「人は皆、誰かの欲望を模倣する」と言います。欲望は自らが生み出しているものでは?いう気持ちにもなりますが、著者はによればどの欲望もすべて家族、友達、同僚など自分のなかのモデルに起因していると指摘します。そしてこの「模倣の欲望」は争いや競争につながり、そのループはモグラたたきのように延々と続くこともあるとも書かれていま

          「本を囲んだ語り部屋」2024/4/14ルーク・バージス『欲望の見つけ方』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/4/7ロッシェル・カップさん『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 4/7はロッシェル・カップさんの『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』を取り上げました! グローバル人材育成、リーダーシップ、異文化コミュニケーション、組織活性化、人事管理などをテーマに経営コンサルタントとして活躍されているロッシェル・カップさん。 本書では日本企業の人事的アプローチのあるべき姿を解くとともに、働く人がどのようにキャリアプランを描くかという側面についても言及されています。2

          「本を囲んだ語り部屋」2024/4/7ロッシェル・カップさん『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/31池田貴将さん『図解 モチベーション大百科』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」3/31は池田貴将さんの『図解 モチベーション大百科』を取り上げました!! 「モチベーション」という言葉は良く使われる言葉ではありますが、モチベーションとは何か?と問われるとなかなか言葉にしづらいことにも気づきます。 本書はハーバード大学を始め、世界トップレベルの研究機関で実施された行動経済学、実験心理学の研究結果をもとに、人はなぜその行動を取るのかを見事に解き明かして「モチベーション」を解明していきます。flier

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/31池田貴将さん『図解 モチベーション大百科』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/24楠木建さん『「好き嫌い」と才能』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 3/24は楠木建さんの『「好き嫌い」と才能』を取り上げました! 本書はさまざまな分野で道を極めている19名の経営者やプロフェッショナルを相手に、その類まれなる才能をいかに開花させたのかを掘り起こす対談集です。「良し悪し」で評価されがちな仕事の世界に「好き嫌い」の軸を持ち込み、各分野のプロがプロたる理由をつまびらかにしていくアプローチは刺激的です。 flier要約では玉塚元一さん、篠田真貴子さん、杉本哲哉さん、木川眞

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/24楠木建さん『「好き嫌い」と才能』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/17佐々木俊尚さん『時間とテクノロジー』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 3/17は佐々木俊尚さんの『時間とテクノロジー』を取り上げました!! 過去を記録できるという文明の進展。しかしそれによって、過去のもつ意味そのものが変化しようとしているという指摘は刺激的です。かつてはひとつの原因がひとつの結果に結びつくような「因果の物語」で世界を捉えられていたのに対して、現代は「確率の物語」「べきの物語」「機械の物語」が立ち上がっていると指摘します。そのような世界の中で求められるのは、この瞬間に遍

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          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/10村上靖彦さん『客観性の落とし穴』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」 3/10は村上靖彦さんの『客観性の落とし穴』を取り上げました!! こちらの本の主要なテーマは、量的研究だけでは測りきれない事象を質的研究でいかに議題に乗せるかというものです。数値と客観性の信仰が生む息苦しさについて目を向けながら、排除される人がいない、すべての人が尊重される世界のかたちを考えていきます。 語り部屋では冒頭「なぜ数値化するのか?」という問いから始まりました。もちろん数値化することで複雑なものを分かり

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/10村上靖彦さん『客観性の落とし穴』

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/3ジュリア・ショウ『脳はなぜ都合よく記憶するのか』

          日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」3/3はジュリア・ショウの『脳はなぜ都合よく記憶するのか』を取り上げました!! 『生物的、科学的な観点から見て、人の脳が驚異的な能力を有しているのはまちがいない。しかし、その脳に組み込まれたメカニズムが、ある段階で記憶の幻想を生じさせ、結果的に過誤記憶が形成されてしまう。つまり、人間のもつ創造的で適応力のある記憶システムが、過誤記憶を引きおこしているのである。過誤記憶は豊かな心の代償である。』 記憶は「事実の記録」

          「本を囲んだ語り部屋」2024/3/3ジュリア・ショウ『脳はなぜ都合よく記憶するのか』