影裏

映画 『影裏』~ラストについて~

今野(綾野剛),日浅(松田龍平) 個人的には両想いであってほしいという気持ちがあるが、ラストの解釈を考える中で今野の片想いに終わっているようにも見える。 ○ラストの解釈1,日浅の遠いプロポーズ2.存在を再確認○原作を頭に入れながら○ちょいと違うお話 ~日浅の死について~ 1,日浅の遠いプロポーズ    約1年交流をしていった中で、今野に恋人や別段親しい友人がいないことは日浅も分かっているだろう。 そんな今野にブライダルの契約の方を勧めるのだろうか。 30代と、機会があれ

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おうちでプチBL邦画祭

ヒガンバナが咲き、キンモクセイが香る、いい季節になりました。 この週末は絶好の行楽日和だったにもかかわらず、ふと思い立って日本のBL/LGBT映画を5本ほど鑑賞したので、記憶の新しい順に、簡単なあらすじと感想を書いていこうと思います。 彼らが本気で編むときは、(2017年、127分)11歳の「トモ(柿原りんか)」は母親と2人暮らし。ところがある日、母が男と出奔してしまう。仕方なく叔父「マキオ(桐谷健太)」の家に身を寄せると、彼と同棲している「リンコ(生田斗真)」が現れて…

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紫蘭の一日一本映画生活② 【8/15~8/20】

こんにちは!紫蘭です! 二週目の今週も引き続き、一日一本映画を観ていこうと思います! と思ったのですが、私用やら体調不良などもあり、今週は一日二本見ている日もあります。(感想をあげるのが遅くなったのでもう先週の話ですけど、)いろいろと何卒ご容赦くださいませ。 今週もごりごりにネタバレしてるので、ご注意ください!! 前回のリンクはこちらから! 今週は邦画が多めな気がします。それではやっていきましょう! 8月15日 『海街diary』 監督・脚本:是枝裕和 原作:吉

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【邦画】初夏の盛岡、切ない幻 /綾野剛×松田龍平「影裏」

ストーリー会社員の今野(綾野剛)は埼玉から盛岡に出向中。一人で見知らぬ東北の地で暮らしていた。 東北で仕事をしながら淡々と過ごしていたある日、同じ会社の日浅(松田龍平)と出会う。それから日浅は今野の家に押しかけては夜明けまで晩酌をしたり、趣味の川釣りに出かけたり、一緒に地元の祭りに出かけたり、いつしか今野にとって日浅は会社の同僚であり岩手の血で唯一の親友となった。 これから2人でドライブだろうか、車の名前で日浅は食べていた半分に割ったザクロの実のもう半分を今野に渡した。「

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沼田真佑『影裏』釣り行きたい。

第157回芥川賞を受賞した沼田真佑『影裏』(えいり)を読みましたので、感想を書いていきます。 この小説は簡単に言うとゲイの主人公が友達との思い出を語る話です。この小説の良さは、主人公の心象描写がとても美しいことにあります。 この小説は、繊細な小説だという論評が結構あります。 よく何かを論ずる時、「繊細さ」って「美しさ」のように認識されていることが多くあるような気がします。 何が物語を繊細だと感じさせるのかところで、あなたにとって、繊細だなー、と感じる人ってどんな人です

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[原稿200]81 【ネタバレ】影裏

昨日と今日で、「影裏」という本を3回読んだ。それはたぶん、いろんな作品のレビューがすごくおもしろい、以下の方の記事を読んだからだと思う。「読みやすいのに、読み解きにくい文章」「何回か読んでみるとよいかも」という趣旨の言葉をみて興味がわいた。ページ数が少なめで、すぐに読み返すことができたというのも大きい。 ここからはネタバレを含みますので、未読の方は読まないようにご注意ください。 ✳︎ 1回目を読んだ時は、今野が転勤先で出会った大切な友達・日浅を失ったかもしれないお話……

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「影裏」『影裏』を読み解くことの難しさ

ポスト3.11文学、ポスト震災文学、なんて言い方があるらしい。そんなこと言ったら平成の大半の文学は「ポスト震災」だろ、と関西の民である私は思ったりするが、屁理屈はさておき2011年の春を境目に変わってしまったことは非常に多い。おそらく2020年の春先を境目に変わってしまったことが非常に多いように。そう考えるとこのコロナ禍、地方地域を問わず世界的に「たいへん」な、珍しい瞬間に立ち会っているのかもしれない。全く有り難くはないですが。 何度かここでも書いているように、自分は芥川賞

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心を許したたった一人の友人には知らないもう一つの顔があった 【影裏】

【本の基本情報】 〇ジャンル:小説・日本文学 〇本の種類:文庫本 〇著者名:沼田 真佑 〇出版社:文春文庫 ■「影裏」を読んで本作は、芥川賞受賞作品です。 著者は、沼田 真佑さん、この作家さんの本を読むのは本作が初めてでした。 まず読了後に思ったことは、人の心であったり、人間関係を表す言葉が独特で、微妙な関係を絶妙な言葉のニュアンスで表現してあると感じました。 人の心であったり人間関係というものは、実に微妙で繊細な部分です。そういった部分を繊細な言葉で書くことで、は

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📙購入書籍📙 『影裏』 著者:沼田真佑 文春文庫 第123回文學会新人賞 第157回芥川賞 #読書 #読書垢 #読書が好き #読書部 #読書記録 #読書メモ #小説 #文學会新人賞受賞 #芥川賞 #短編小説 #読書の時間 #影裏 #沼田真佑 #文春文庫

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「動」と「静」の演技を突き詰めた究極の表現者、綾野剛の到達点

マガジン「映画のはなし シネピック」では、映画に造詣の深い書き手による深掘りコラムをお届け。今回は映画ライターのSYOさんが「綾野剛の“謎”」について、出演作『影裏』を中心に考察したコラムをお届けします。 文=SYO @SyoCinema  綾野剛という役者には、“謎”がある。  「動」にも「静」にも振り切った演技を見せられる希代の実力者だが、作品数を重ねても一つのイメージにとらわれることがない。映画やドラマはもちろん、恐らく“素”に近いであろう、バラエティ番組の出演時

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