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地方都市にすんでる93年製会社員、映画とドラマと本の感想。基本ネタバレです。連絡先@JunoNachrichten

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      綾野剛という奇跡を信奉した記録

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    「ヤクザと家族」と綾野剛の話

    綾野剛が好きなんです、というとああ〜ハイハイ、というリアクションをする世の中の人たちへ。 綾野剛のことはちょっと知るだけですぐ好きになるので、問題はもはや彼のことが好きか嫌いかではなく、彼のことを知るか知らないかです。こんばんは。 ※この記事はたぶん「綾野剛」がゲシュタルト崩壊すると思いますが、「神」「殿」「教祖」など様々な呼び方で各々変換していただいて差し支えありません。 いや〜、私の2021年2月は完全に彼と共にありました。 語弊しかない。 思い起こせば2月1日、憂鬱

      • GENERATIONS「X」を聴きました

        エクストのサービスが終わってしまった。私をこの千尋の谷底に叩き落としたあのライブ体感アプリ「Extreme LIVES」である。わずか1年という長く短い祭だったが、与えた影響は計り知れない。 去年の今頃の自分が「まるで6年前から推していたような存在しない記憶に苛まれる」と言っていたのがサービス開始から1週間ほどの3/8だった。良い感じに狂っている。また別のアカウントでSUPERSHINEのリンクをツイートしてこんなことを言っていた。 今となっては誰がかわいくて誰が屈強に見え

        • 「エゴイスト」感想文

           2017年6月30日のことはよく覚えている。  自分はベルリンにいて、ちょうどその日にザクセンハウゼン追悼博物館(強制収容所)を訪ねた。偶然父方の祖母が亡くなった知らせを受けた日でもある。帰宅した私は食事を作る気力もないほど疲れ果てており、近所のスタンドにパスタを食べに行った。バーを兼ねるその店には巨大なテレビがあって、そこでメルケル政権下のドイツ連邦共和国が同性婚を法的に承認したことを知った。  色々な事情があり、今は祖国かつG7で最も同性婚に理解のない国に住んでいるが、

          • わがままウルフたちをどんな手を使ってでもデビューさせたい話

             あと1週間かあ。はやいなあ。  1月が終わるまであと1週間らしいです。なんてことだ。  1月が終わるといえば、そう、iconZ第二章のポイント集計期限が1/31らしいです。  なぜか公表されてるのに肝心の番組内で話題にされてなくてなんでやねんって感じです。まあそれはええとして…  自分iconZ第一章はそれどころじゃなくて(だってGENERATIONSにハマったばっかで他所見る余裕なくないですか? どんだけ供給過多だと思ってるんですか?)武道館ファイナル以外はさら〜っと流

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            多次元に沼が深まっている話

             あけましておめでとうございます。  多分これまでで最も充実した正月休みが終わり、現実を受け止めきれないオタクは失意の中でひとり東京に向かっていました。  別に仕事を辞めて生活を投げうち上京した、というわけではなく単純に這ってでも行きたい公演があっただけなのですが、これが詳細は省きますがまあまあな強行軍で端的に言って死を見ました。これ書いてる今もしんどすぎてどうにかなりそうですが気持ちの元気さに体がついて行ってなくて笑える。  さて今回の多次元裕太ですが、かねてよりフォロワ

            オタクによるオタクのための布教活動マニュアル2022

            GENERATIONSを友人に布教した  お久しぶりの記載です。ども……(非15歳)  すっかり上着が必要な季節となり、矢のように過ぎていく毎日の中でなんとか人の形を保っている今日この頃ですが、私はといえば電子書籍でマンガを読んだりNetflixで戦争映画を見たりと相変わらずの日々を過ごしています。最近のおすすめは「西部戦線異常なし(2022年版ネトフリ)」、「氷の城壁(コミックシーモアで48話分11/30まで無料)」「満洲アヘンスクワッド(ヤンマガ 楓さん宣伝ありがとうご

            じぇねと行く! 日本全国城巡りツアー

            ※書くまでもないことだがジェネはほぼ関係ない記事です こんにちは。 季節ばかりが俺を置き去りにしていく。Junoです。 気がつけば10月。記事を書き続けていると「3ヶ月連続すごいですね」などと褒めてくれるnoteの口車に乗せられ、もう2年近くも雑記を更新し続ける日々ですが、今日はいつもと趣向を変えて秋旅の記録を認めていこうと思います。旅は秋に限る。秋には全てがある。ないのは休みだけ。 元はと言えば三度の飯と秤にかけてしゃらくせぇ! 他所で食うメシは家メシよりうめえんだ! 

            WONDER SQUARE追加公演で生涯を誓っちゃった話

             平安時代の妻問婚は三度通って漸く結婚が成立したという。つまり初回だけでは結婚相手のなにもわからないということだ。現代のお見合いでも初回で成婚まで漕ぎ着ける例はそれほど一般的ではなく、基本的には何度か様子を見ながら本格的な「その後」へと積み重なっていく。  自分がGENERATIONSのパフォーマンスを見たのはこれでちょうど3度目になる。初回がワライミライフェス、2回目がWS神戸最終日。そして今回、名古屋2日目がちょうど3回目になった。Amazonの履歴によると奇しくも「少

            GENERATIONSの映画を観た

            昨日より赤く明日より青くをみました  映画が趣味です、って初対面の人に言いにくい趣味でかなり上位に入る気がする。こんなに細分化されて、こんなに意図するところが人によって違って、こんなに何かの火種になる趣味が他にあるだろうか。メジャーな名作を答えればニワカ扱いされ、マイナーな名作を答えれば高尚(笑)と敬遠される。何とも損な趣味である。気にしないという人も居るだろうが(自分もどちらかというとそのカオスさが気に入っている)、いずれにせよ雑談の話題としてはやや不適切かもしれない。主

            鳳仙のオタクがザワクロを見た話

            はいあんどろーざわーすとくろすを見ました 見ました。 LDHにわかなのでハイロー本編も今年ようやく見たような有様なんですが、とにかく見ました。地味に映画館でハイローシリーズを見るのは初めてです。 前作「ザワースト」はLDHを勧めてくれた人がハマっていたのもあって割と初期に視聴しましたが、川村壱馬さんが華やかでスターだったので物語に入って行きやすく、開幕オロチ兄弟SNAKE PITにぶち上げられたまま全編楽しむことができました。ハイローの狂った高校こと鬼邪高校とクローズの殺

            「オールドルーキー」に出会えて良かった

            「オールドルーキー」が終わってしまった。  いつも面白いドラマには終わって欲しくない。終わるからこそ物語は噛み締めることができるのだが、終わらない物語ほど美しいものもまたない。  少し早い夏だった。夏の盛りよりも早く始まったドラマは、まだ残暑も厳しい折に幕を閉じた。それは非常に美しい、待ち望んだ未来を結実する形で。  私が綾野剛という才能に惚れ込んでから早いもので1年と半年になる。氏は「ヤクザと家族」に始まりホムンクルス、恋はDeepに、キン肉マン、アバランチ、新聞記者

            白濱亜嵐さんのお誕生日に寄せて改めて好きなところを書き出してみた

             かつて中務裕太さんを崇め奉るエントリで「彼の存在は言語表象の世界を超える表現がこの世に存在するという自己への戒め」というようなことを言ったことがあるのですが、白濱亜嵐さんと中務裕太さんが同じグループに所属し、10年間活動を共にしている(もちろん他のメンバーも含めて…)というまあまあな奇跡に立ち会ってしまった民としては、素直に「今を生きててよかったっす」と野球部男子のように頭を下げるしかありません。  あれからいつの間にか季節は変わり夏は過ぎ風あざみ、お誕生日は盛大にお祝いし

            アラサーが15年前の課題図書を読んで本気で読書感想文書いてみた

            ベルンハルト・シュリンク「朗読者」を読んで  夏っすね。  夏が嫌いになって久しい陰の生き物ですが、「ちょっとした休暇がある」という一点に限って言うならば夏の半ばの1週間だけは許してもいいかなという気持ちになっています。はよ仕事辞めたらええやん。  さて今日は何度かTwitterで言っていた(一人で盛り上がっていた)企画、その名も「中学生の時の課題図書にアラサー会社員が本気で読書感想文書いてみた」をやっていきたいと思います。  読書感想文といえば毎年この時期になると親

            【GENERATIONS】WONDER SQUAREに見事情緒を持っていかれました

            忘れじの行く末までは難ければ今日を限りの命ともがな(54番 儀同三司母) (誤訳: 今日のこと忘れちゃうくらいだったら今日死んでもいいっす) はい。 基本的には人生エンジョイ勢なんであんまり死にたいと思って生きてないんですが、今日を限りとして死んでもいいなあと思うほど嬉しい瞬間=人生のハイライトになるような美しい輝き は結構これまでの人生の中で何度か経験していて、その何度かの例に今日という日が加わったなという話です。 Wonder Square 兵庫公演。6月26日、公

            GENERATIONSにハマって3ヶ月のオタクが推しへの愛をこじらせている話

            中務裕太さんが神な件について え〜〜〜〜好き(©︎藤森ハヤル) ここまでなんか色々書いてたけど最近もう既にこの域である。 元からすげーーーこの人天才なんじゃない? と思っていたけど、3ヶ月経つに至り「疑う余地もなく天才だが?」と低い声で言いたくなる愛しさが募るばかりである。なんかもうこの世に生きてくれてこの仕事をしてくれてありがとうの域。凡そ正気ではないのでなるべくならもう少し取り繕いたいが、これまでの経験則がいかにそれを不可能なことであるかを知っている。 気が狂ってる

            「Up&Down」をじっくり聴いた感想

             気の利いたタイムテーブル。  このアルバムの印象を一言で表すなら。  1日の中で目まぐるしく変わる気持ちのゆらぎをそのまま表現したような優しさと温かさ、開いた気持ちと閉じた気持ちが綯い交ぜになってそこにある様子。そういったものを目の当たりにする贅沢を感じる。  なんとなくこなしていくルーティンとイレギュラーの両方がその人物の日常を形作るとして、華やかなダンスチューンとゆったりしたバラード、オルゴールと打ち込みのしっとりしたR&B、壮大なアンセムと多岐に展開する。飽きがこ