市毛良枝「婦人公論」より 母が老いていく様子を間近で見てきた私は、自分も90歳まではなんとか自立して暮らしていけるのではないかと踏んでいます。(略)刺激や感動こそが、楽しく健康に生きていく術だと私は信じています。
柚月裕子「婦人公論」より おとぎ話のように、めでたしめでたしでは終わらないのが人生です。そこからまた明日が始まる。目の前に立ちこめていた霧が風で一瞬消えても、まだモヤっとしているところがあって、また別の霧が立ち込めている中を歩いていくんです。
里中満智子「婦人公論」より 私の描くヒロインたちは「自分で選んだ」という覚悟を持って生きています。何かを選ぶとは、何かを捨てるということ。(略)私はそんな「決断するヒロイン」を描きたかったんです。
木野花「婦人公論」より 今後、役者としてどんな役をやりたいとか、目標を立てることもやめました。そもそも何かを目指すから、到達できないと挫折するんです。今はただ目の前の仕事に精一杯取り組むだけ。
名取裕子「婦人公論」より 親との別れや闘病を通して学んだのは、弱い自分を認めてあげて、少しずつ改善していけばいいのだということ。そしてどんなに小さなことでも、何か達成したら自分を褒めてあげる。
上沼恵美子「婦人公論」より 夫は私にとってまだ "大事な人" なんです。一生で一番関わった人ですもん。今日まで離婚していないのは、やっぱり何やしらん縁があるということなのでしょうね。
桂由美「婦人公論」より 私は戦争中、本当に紙一重のところで命を保つことができました。だったら、精いっぱい生き切らないと申し訳ありません。まだまだ、やりたいことやアイデアがあります。命が続く限り、新たなチャレンジを続けていきたいですね。
樋口恵子「婦人公論」より ある頃から恨みつらみは「棚上げ方式」にしようと決めたんです。残りの人生、ネガティブな感情に支配されてはもったいない。イヤなことは忘れなくてもいいけれど、いったん棚上げして、好きなこと、やりたいことを一生懸命やろう、と。
高橋真梨子「婦人公論」より 「人生は学校である。そこでは幸福よりも不幸のほうがよい教師である。」満ち足りた環境より、人生におけるつらく不幸な、または悲しい経験が自分を成長させてくれると思って頑張ってきました。
武内陶子「婦人公論」より 気分が沈んだときに自分を助けてくれる手段やモノを、日頃から用意するようにしています。更年期でつらかったときも、先輩たちの体験談を聞いたり、大好きなゴスペルのレッスンに通ったり(略)自ずと心が癒やされました。
田村セツコ「婦人公論」より 逝ってしまった家族や友達を、勝手に"応援団" と呼んでいます。その人たちの名前を書いた紙をキッチンに貼って、朝起きたら順番に挨拶するの。名前を呼ぶとその人の顔が浮かんで、心がポカポカします。
残間里江子「婦人公論」より 私の母は99歳で亡くなったのだけど、80歳を超えてからほうれい線を取る整形手術をしたいと言い出して、当時は何を言っているのかと呆れていたの。でも今はなんとなくわかるのよ。
中尾ミエ「婦人公論」より 嫌なことやつらいことがあっても「あ!今、神様が私に試練を与えているのだ」と思うと、素直に受け入れられるようになりました。
ジェーン・スー「婦人公論」より 自分に嘘をつかないでいることは、子どもの頃からずっと難しい。でも、やるしかない。だって、私が違和感を持った人たちは、たいていあとから辻褄が合わなくなって、大変な目にあっているから。
伊藤蘭「婦人公論」より 私は運がいいほうなのでしょうね。(略)たとえどんなに大変なことが起こっても、「これは、この先の人生がもっと良くなるための出来事だから」と考えているからかもしれません。
萩原博子「婦人公論」より 私、ほぼいつも機嫌がいいんです(笑)。イヤなことは、すぐ忘れるし。"忘却力" は、ご機嫌に生きる秘訣ではないでしょうか。
大石静「婦人公論」より (夫との)最後の日々は、このための45年だったのね、と思えるほどでしたから、その点で悔いはありません。ただ、45年そこにいた人がいなくなるのはなかなかに寂しいものです。「あるべきものがない」感覚なんでしょうか。
中園ミホ「婦人公論」より 「いつも機嫌がいい」というのは、人の気を味方につけるための第一条件と言えるのではないでしょうか。誰にでも分け隔てなく笑顔で挨拶するのはもちろんのこと、褒め上手だったりする。
吉行和子「婦人公論」より 何が起こっても不思議なことだなと思って、乗り切ってきました。予想以上の喜び、予想以上の裏切り、その度にうれしがったり、落ち込んだりしていては、とても身が持ちません。
吉永みち子「婦人公論」より 人って基本的にネガティブ思考に陥りやすいのは、誕生と同時に死に向かっているからだと思う。哀しみをたたえているのが自然な姿。暗部を見ないで明るくいなきゃというのは危うい気がする。
石川さゆり「婦人公論」より コロナ禍の3年間で、私も「明日起こることなどなにもわからない」と痛感しました。絶対とか当然とか信じていたことが、こんなにも薄っぺらで頼りないものなんてね。
林真理子 「婦人公論」より 私は「どうせ」という言葉が嫌いなんです。「どうせ女だから」「どうせ歳だから」と口にしたとたん、道は閉ざされる。だから年齢は気にせず、やってみたいことはなんでもやるようにしています。
湯川れい子 「婦人公論」 私は子育てや病気などで行動できない時期、この先やってみたいことをあきらめるのではなく、「夢貯金」と名づけて紙に書いて壁に貼っておいたの。「オーロラを見に行きたい」とか「アマゾンに行きたい」とか。その夢貯金を、60歳以降、ひとつずつ実現してきました。
松島トモ子「婦人公論」より 「もったいない」なんて言っていたら前へ進めない。進むためには、捨てて捨てて、ということしかありませんでした。一番大事な母との別れを経験し、私ももうモノはいらないな、と思ったのです。
紺野美沙子「婦人公論」より 親善大使を始めた頃は(略)偽善なのではないかと悩んだりもしました。でも、どなたかのインタビューに、偽善ではないかと申し訳なく思う気持ちが「善」だと書かれていて、それで少し、自分の中で納得できたのです。
唯川恵「婦人公論」より どんな恋愛をするか、そしてその恋愛にどう"落とし前" をつけるのか。女性は恋愛と自分の生き方がセットになっているということを、12人の女性の話を聞いて、あらためて実感させられました。
アン ミカ 「婦人公論」より (神父さんから)「まず、今起こっている出来事を信頼しなさい。」そして「自分から被害者意識を取り除くことが大事」だと教わりました。被害者意識を持つと、どこかに加害者を作って誰かのせいにする心の癖がついてしまうんですよね。
森山良子「婦人公論」より ひとりで家にいるときは、暇さえあればリビングのソファでチクチクと縫い物をしています。手芸は私の一番の趣味なんです。(略)厄介なのは縫い物を始めると手が止められないこと。指は痛いし、肩はパンパン。
志穂美悦子「婦人公論」より 主人がライブをすると、楽屋にお花をいっぱいいただくじゃないですか。大好きだから自宅に持ち帰って花瓶にポンポンと入れるくらいだったのが、習い始めたら夢中になっちゃって。
原日出子「婦人公論」より 子どもたちには、「どんな扉の前にも立ちなさい、立ったら開けなさい、開けたら入りなさい」と常々伝えています。入ってみて、自分に合わないなら出ればいい。
ブレイディみかこ「婦人公論」より これからの時代は違うと思うのです。黙っていても状況は何も変わりません。自分のことを貶めたりせずに、おかしいと思ったら毅然としてNOと言う。そうした自分自身へのリスペクトが未来を切り開くのではないでしょうか。
小松原暢子「婦人公論」より フラメンコには、その人の人生すべてが反映されます。もちろん五体満足に越したことはないけれど、歳を重ね、身体が不自由になっても、その人なりの踊りができる。魂の踊りと言ってもいいと思います。
コイツ〇人放送局TBSラジオで番組持っていたな ラジオはもっぱらFMで どうもAMラジオは聴かない 余計なお世話マスゴミ人が https://news.yahoo.co.jp/articles/96802b0d19c682f1313ec580dd884bfb0e4696ff
未唯「婦人公論」より (3億の)借金を背負ったことで、人のありがたみをつくづく感じました。私は友人によって救われ、この経験によって困った時には助けを求めてもいい、と知ったのです。