投稿誌Wife編集部

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「普通の女性」の声を集めて61年。今も年4回発行を続けている投稿誌「Wife」編集部です。3カ月に一度では書き足りない思いをここに。3カ月間濃縮した思いは紙媒体雑誌でどうぞ。年4冊発行で購読料4320円。https://womenslife21.netからお問い合せください。

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    投稿誌Wife4代目編集長前みつ子が綴るよもやま日記

最近の記事

毎度毎度の同期会

3か月に一度の同期会、今回は幹事くんが頑張って、新しい店を開拓してくれた。栃木や鎌倉からくる人もいるから、場所はいつも東京駅界隈だ。参加者は8名。元気な人だけが集まれる。だいたいこの人数で落ち着いてきた。 昔から酒好き揃いだから、店は変わっても飲み放題は外れない。そして毎回ひとりは飲み過ぎて、居酒屋の後のカフェ移動ですら足腰がおぼつかなくなるヤツがでる。困ったもんだ。今日も、私と並んで、ウイスキーのロックを何倍もおかわりしていたSくんが、危ない足取りになった。けっこう濃いめの

    • 年寄りあるある・・・

      木曜日に、電車に乗って出掛けた。次のお出かけ予定は月曜日。いつもの仲間との昼食会があるから、中3日間は家の中でだらだら過ごせる、ちょうどいいスケジュールではないか。夜が明ける前から、2度寝、3度寝して、さわやかに目を覚ますと9時半だった、なんていうことも、何の予定もない日だからできることだ。 月曜日の約束の時間に約束の場所まで、シルバーパスを駆使してたどり着くには何時に家を出ればいいか、逆算するために路線を検索。時間ギリギリに動くのは性に合わない。余裕を持って、ついでに散策す

      • アリが巣を作った

        主がいなくなったお隣さんの塀が、大変なことになっている。 何故こんなに砂が多いのだろう、最近、ほうきを動かしながら不思議に思っていた。よく見るとアリの行列、いつの間にか塀の中に大きなありの巣ができているらしい。働き者のアリは、自分よりも大きな蝶の羽や何かの種などを、セッセセッセと塀の隙間に運び入れている。入り口らしき所に盛り上がる砂を、ほうきの柄でつつくと、出るわ出るわ、中から黒い大群が何事ぞと言わんばかりにはい出してきた。退治してしまいたいが、空き家とはいえ、よそのお宅だ。

        • 絵を描く人たち

          新国立美術館の3階から1階まで、二科展の作品たちを観て回った。100号からの絵画は観るだけで疲れる。途中で、会友の先輩やらお絵かきの生徒さんやら、たくさんの知りあいに呼び止められて、その都度のご挨拶。私の苦手分野だが、独り身の息子だから仕方が無い。 毎年の二科展で、実は私は彫刻を楽しみにしている。今年の一番ヒットは、彫刻の森美術鑑賞を取った奇妙な表情の白衣のドクター、タイトルは忘れたが、何やら臓物のようなものを手にし、いかにも難しい施術をやりました感を漂わせているが、よく見れ

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          132本

        記事

          秋の気配

          真っ青な空が高い、空気も澄み渡り涼しい風が吹いてくる。秋だ! この先もまだ高温の日が続くらしいが、少なくとも今日は秋を感じる。気温は高くても太陽の光の入り具合が違うのだ。まず朝日が顔を出す方角が、真夏に比べるとうんと違う。午後の日差しも、だいぶ部屋の奥まで入り込んでくる。季節は確実に進んでいる。いろんな異常が重なっても、地球と太陽の動きに大きな変化はないようで、ホッとした。学校も幼稚園も始まった。登下校の時間帯に、子どもたちの姿がみえる。 お向かいの子だくさんのお宅では、明日

          詐欺

          「クレジットカードの有効期限がもうすぐ切れます。カード情報コーナーより登録情報の更新をお願いします」 ここのところnoteの記事を開くたびに、フォローやスキのお知らせに並んで何度も何度も出てくる文章。これもフィッシング詐欺らしい。一瞬誘導されて、パスワードを入力してしまいそうになる。他の人、大丈夫なのか。 この手の詐欺はありとあらゆる所に登場する。私の友人は二度も引っかかりそうになった。途中で怪しいと気付き、慌ててカード会社に連絡してカードを新しく作り直したという。この友人、

          流行のへそ出し

          やっと雷や土砂降りから解放された今日、久しぶりに中央線に乗った。小田急線はまだ途中動いていない区間がある。ロマンスカーも運休。土砂崩れの傷痕が解消されるのはいつになるのだろう。中央線も遅れ気味だったが、通勤通学の時間から若干ずれていたせいか、楽に座ることができた。 うつらうつらしていてハッと目を開けたら、目の前に、私の顔にくっつきそうにして女の子のおへそがあった。ドキッとした。最近、街中を歩く若い女性の多くがヘソ出しルック、ということは知っていたが、こんなに間近に他人のへそを

          流行のへそ出し

          絵描きの端くれ

          熱海や小田原、相模原、秦野など、馴染みの土地で土砂崩れや冠水被害が起こっている。中央高速も通行止め。夕べも今朝も、災害級の土砂降りだというのに、息子から、いつもの美容室に予約入れたから昼頃寄るね、と連絡があった。 車移動にしても、何もこんな嵐の日に髪を切りに来なくたって・・・、と思っていたら、4日に授賞式があるから、と言うではないか。今年の二科展でやっと特選をもらえたのだと。 5年間連続入選はしていたけれど、なかなか賞には手が届かなかった。本人は「無冠の帝王でいく」とおちゃら

          絵描きの端くれ

          ノロノロ台風の影響

          一日中、テレビではノロノロ台風を追いかけて雨風の映像ばかり。どの局もどの番組も・・・。宮崎市内や都城、大分、佐賀など、九州には親戚や知人が住んでいるいるから、気になる。でも、テレビで台風情報を見ているのは、暇な年寄りだけに違いない。 竜巻で屋根瓦が吹き飛んだとか、土砂崩れなどという情報ばかり見ていると、知人の家もさぞかしとんでもない被害を受けているのではないかと心配になるが、先ほど、台風が上陸した辺りの大分市内の友人と電話で話したら、わりと平静だった。駅の近くの高級マンション

          ノロノロ台風の影響

          ゴチになりました

          「今日は私がご馳走するからね」 妹が、狛江の寿司屋を予約してくれて大盤振る舞いの宣言。ここのところ、株でだいぶもうけたらしい。私の地元の寿司屋でありながら、店の前は何度も通るけれど中に入ったことはない。そういえば、長男の小学校の時の同級生がこの寿司屋の娘だったのでは・・・、記憶がかすかに蘇ってくる。2代目が引き継いでリニューアルオープンしたと、ホームページにあった。口コミの評判もわりといい。 まずは冷酒で、刺し身をつまむ。お通しに、大きなブリカマの焼き物が大皿でひとつ、ドーン

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          夫の介護に居場所を見つける妻たち

          月末に、深谷市在住の妹が泊まりに来るのが定番になった。旦那が脳梗塞の後遺症で車椅子生活になってから、13年ほどたつか。はじめは絶対回復させてみせると、必死にリハビリを用意していたが、勝ち気な妹とは真逆の旦那は、ラクなほうに、ラクなほうに流れてしまう性格なのだ。リハビリなど全くやる気がない。手も足も、目に見えて衰えるし、まともな会話も成り立たない。一日中「おーい」「おーい」と叫んで妹を呼びつける。 妹は、家の中に他人が入るのは嫌だと、旦那の手足となって介護を続けてきた。しかし、

          夫の介護に居場所を見つける妻たち

          スーパーでばったり

          買う物はないけれど、散歩のつもりで駅まで歩き、サミットの中をウロウロしていた。そのままチンすればいい焼いた魚やミョウガの茎など、どうでもいいモノをカゴに入れて、有人レジでモタモタしていたら、後ろに並んだ人が私を呼ぶ。なあんだ、子育ての頃からの仲良しグループのひとり、Hさんではないか。お互い長年狛江に住んでいるけれど、スーパーのレジでばったり会うなんて初めてだ。そのまま店内の片隅で立ち話となった。 このグループの面々とは7月下旬にみんなで会ってお喋りしたばかり。「あの後ね、私コ

          スーパーでばったり

          関東一高、残念でした

          今夏の高校野球が終わった。野球の話ができる人は周りにはほとんどいないけれど、甲子園での試合はやっぱり気になる。 お金を掛けずにできるスポーツといえば、少年野球くらいしかなかった時代。小・中の9年間、3人の息子たちは狛江の少年野球チームに所属して、野球、野球三昧だった。それでもプロ野球の選手目指して、という程の事はなく・・・。40代の今や草野球もご無沙汰のよう。 高校野球から大学野球、実業団まで続けたのは、同じマンションで育ったOくんたったひとりだ。偏差値も高くて野球も一流のO

          関東一高、残念でした

          「しろちゃん」はもういないよ~

          全身ふさふさの上品なネコが、我が家の前を行ったり来たりしている。たまに顔を見せるどこかの飼いネコちゃんだ。昔うちにいた雄ネコと、ちょっと見は似ているけれど、ゆったりおっとりした態度は大違い。 このネコ、お隣の「しろちゃん」と仲良しだった。しろちゃんはいつも1階の部屋の窓ベに座って外を見ていたけれど、時々外に出て散歩をする。おっとりネコと一緒に走っている姿を目撃したこともある。2匹とも、私と目が合うと、必ず「ミャー」とあいさつをしてくれるのだ。 しろちゃんの飼い主は、5月に家の

          「しろちゃん」はもういないよ~

          お米が消えた

          「スーパーにお米がないんだけど~ こんな事態になっていること知ってたー?」、独り身の次男から電話があった。 ちょっと前に、異常気象のため今年の米の獲れ高は激減、というような話は聴いたことがある。あまり気にしていなかったが、確かに、南海トラフの注意報が出た後、店頭から一気に米がなくなった。私がいつも行く業務スーパーで、「今度入荷するのはいつですか」とスタッフに詰め寄っている若い女性も目撃した。なぜ? 何のために急に買いだめするのだろうか。 トイレットペーパーを求めて行列・・・と

          さよなら 高石ともや

          「高石ともや死去、病気療養中だったらしいが、まだ82歳。アランドロンの死よりもショックだ~」とグループLINEで送ったら、即座に反応が。「友よ~ よく歌ったなあ」「あの頃は、お金はなかったけれど、みんなの瞳がキラキラしていたね」ー。 YOU TUBEを開いて、懐かしい「受験生ブルース」や「ともよ」を聴いてみた。歌っている本人は、だいぶ太っていてあの頃の面影は全くないけれど、歌詞もすらすら出てきて全部歌えちゃうのもおそろしい。ついでに、何十年も前のあの頃の色や匂いまで思い出した

          さよなら 高石ともや