投稿誌Wife編集部

「普通の女性」の声を集めて61年。今も年4回発行を続けている投稿誌「Wife」編集部で…

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「普通の女性」の声を集めて61年。今も年4回発行を続けている投稿誌「Wife」編集部です。3カ月に一度では書き足りない思いをここに。3カ月間濃縮した思いは紙媒体雑誌でどうぞ。年4冊発行で購読料4320円。https://womenslife21.netからお問い合せください。

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    投稿誌Wife4代目編集長前みつ子が綴るよもやま日記

記事一覧

芙蓉の花、真っ盛り

LINE仲間の、本日盛り上がった話題は、芙蓉の花。朝には白い色、夕方にはピンク色に変わる「酔芙蓉」を見つけて足を止めた、と友人が画像付きで送ってきた。八重の花弁が豪…

OKで爆買い

朝から次男がやって来た。下北沢の画廊に作品を搬入したついでに、車で来たから「買物に行こう」と、環八の方にある大きなOKに連れて行ってくれた。OKは狛江にも何軒か…

彼岸花の秋がきた

さすがに秋の気配を感じるようになった。 今日は、いつもより早めだけれど、3時過ぎからひとり晩酌をはじめた。瓶に飲み残っていたウイスキーをロックで…。冷蔵庫の中の作…

町田で歌う

私が参加している「青春ポップスの会」は、町田駅から徒歩10分ほどの所にある立派なホールで歌っているのだが、今週の会場は、玉川学園前駅直結のコミュニティーセンターだ…

12月に温泉旅行へ

涼しくなったとたんにハナがグジュグジュ、のどもイガイガ。やや呼吸困難な夜になった。風邪なのか、鼻炎なのか…。スッキリしない季節だ。 「温泉に行こうよ、美味しい海…

次大夫堀公園で

世田ヶ谷の宇奈根の家並みを通り抜けて野川に出、次大夫堀公園の隅からスミまでを、何ヶ月ぶりかで歩いた。 野川には白いサギと黒いサギ、そして鴨の家族が、変わらずにい…

首からタオル

ホットフラッシュとか、40肩・50肩などで困った経験がない私。40,50のあの頃は特に忙しい日々だったから、それどころでなかっただけかもしれないが、今年の夏は首から上、…

立川駅のデッキで

立川駅のデッキに人の山ができていた。時々あらわれる大道芸人にしては人数が多すぎる。脇の方からデッキに入った私、遠目にテカテカ光るぼうず頭が見えたから、もしや松山…

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おひとりさまの死

立川の女性センター登録グループ「ひとりの老後を考える会・リリアンネット」を立ち上げて8年。初めて、グループのひとりの訃報が届いた。8月半ばのこと、シャンソンを歌っ…

5

「栃尾揚げ」をゲット

日差しは強いけれど、風が涼しい。久しぶりに農協を覗いてみようと家を出たら、私の目の前でUターンした自転車が止まった。「玄関から出てくる姿を見かけたから…」「もう…

4

同時多発テロが起こった日

9月11日、アメリカで同時多発テロが起こった日だ。 あの年は4月から、妹の長男を預かっていた。東京の私立大学附属高校への編入試験に合格した甥っ子は、口うるさい父親・…

4

毎度毎度の同期会

3か月に一度の同期会、今回は幹事くんが頑張って、新しい店を開拓してくれた。栃木や鎌倉からくる人もいるから、場所はいつも東京駅界隈だ。参加者は8名。元気な人だけが集…

3

年寄りあるある・・・

木曜日に、電車に乗って出掛けた。次のお出かけ予定は月曜日。いつもの仲間との昼食会があるから、中3日間は家の中でだらだら過ごせる、ちょうどいいスケジュールではない…

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アリが巣を作った

主がいなくなったお隣さんの塀が、大変なことになっている。 何故こんなに砂が多いのだろう、最近、ほうきを動かしながら不思議に思っていた。よく見るとアリの行列、いつ…

2

絵を描く人たち

新国立美術館の3階から1階まで、二科展の作品たちを観て回った。100号からの絵画は観るだけで疲れる。途中で、会友の先輩やらお絵かきの生徒さんやら、たくさんの知りあい…

5

秋の気配

真っ青な空が高い、空気も澄み渡り涼しい風が吹いてくる。秋だ! この先もまだ高温の日が続くらしいが、少なくとも今日は秋を感じる。気温は高くても太陽の光の入り具合が…

3

芙蓉の花、真っ盛り

LINE仲間の、本日盛り上がった話題は、芙蓉の花。朝には白い色、夕方にはピンク色に変わる「酔芙蓉」を見つけて足を止めた、と友人が画像付きで送ってきた。八重の花弁が豪華だ。 わが家の芙蓉は、オーソドックスな一重のピンク。今まさに、満開の花が風にたなびいている。気のせいか、今年はことさら花びらが大きくて、色が濃いように見える。毎年毎年、咲き終わったころに枝を切るのだが、またぐんぐん伸びて、裏のお宅の風呂場の壁にまで進出してしまう。丈夫な植物だ。ほおっておくと大木になる。 私は古い

OKで爆買い

朝から次男がやって来た。下北沢の画廊に作品を搬入したついでに、車で来たから「買物に行こう」と、環八の方にある大きなOKに連れて行ってくれた。OKは狛江にも何軒かあるが、どこも歩いて行くには遠いし、店舗は狭い。立川に行く度に高島屋地下にできたOKに寄ってみるけれど、重い物は買えない。今日はせっかく車で来たのだから、コメも牛乳も、甘酒も、ビールまで、ぽんぽんカゴに入れた。 それにしても、平日の昼間なのにこの混みようはなんだ。広い店内なのに買い物客はみーんな、押し車にカゴを2つ、3

彼岸花の秋がきた

さすがに秋の気配を感じるようになった。 今日は、いつもより早めだけれど、3時過ぎからひとり晩酌をはじめた。瓶に飲み残っていたウイスキーをロックで…。冷蔵庫の中の作り置きおかずをテーブルに並べ、何にだかわからないけれど「カンパーイ」と大きく声を出す。幸せな時間だ。 食欲も飲み欲も絶好調。もっとゆっくり楽しめばいいのに、ひとりだと、ご飯と味噌汁でしめるまでに時間がかからない。4時半には、気分もお腹も満腹になった。「明日は何を飲もうか~」「どの瓶を開けようかな」 空き瓶を片付けなが

町田で歌う

私が参加している「青春ポップスの会」は、町田駅から徒歩10分ほどの所にある立派なホールで歌っているのだが、今週の会場は、玉川学園前駅直結のコミュニティーセンターだった。ここも町田の公共施設だ。こじんまりしてはいるが、グランドピアノも使えるきれいな部屋。音響もいいし、なにより全員の顔が見通せるのがいい。総勢30名弱、ひとりの欠席者もなく、存分に声を出して、気持ち良く声帯の筋トレにはげんだ。 町田市はお金持ちだから、市民が集まって活動できる施設がいくつもある。いろんな年齢層の人が

12月に温泉旅行へ

涼しくなったとたんにハナがグジュグジュ、のどもイガイガ。やや呼吸困難な夜になった。風邪なのか、鼻炎なのか…。スッキリしない季節だ。 「温泉に行こうよ、美味しい海鮮ものを食べたい」 月に一度、旦那がショートステイの日は、妹がわが家に泊まりに来るか、どこかで一緒にご飯を食べる。暗黙の了解になっている。「この頃、特にストレスが溜まってしょうがないのよ」と妹は言う。デイサービスやショートステイを引き受けてくれている施設で、ここのところ再びコロナが流行っているそうで、「行くのを嫌がるの

次大夫堀公園で

世田ヶ谷の宇奈根の家並みを通り抜けて野川に出、次大夫堀公園の隅からスミまでを、何ヶ月ぶりかで歩いた。 野川には白いサギと黒いサギ、そして鴨の家族が、変わらずにいたけれど、足を止めて遊歩道の脇に生い茂った草をかき分け、かき分けのぞき込まないと川面が見えない。次大夫堀公園のなかも、あらゆる植物たちが元気よく伸びていた。彼岸花も咲いている 野山の中をゆっくり歩く。水田の稲穂が見事に実っていた。そろそろ収穫だ。この水田、近くの小学校の子どもたちが、種をまき、田植えをし、雑草を抜き、1

首からタオル

ホットフラッシュとか、40肩・50肩などで困った経験がない私。40,50のあの頃は特に忙しい日々だったから、それどころでなかっただけかもしれないが、今年の夏は首から上、顔面、髪の生え際から流れ落ちる汗に手こずった。朝から夜まで一日中、この部分だけ汗が止まらない。これが更年期障害? いやいや老年期障害だろう。 空気は冷えても汗がにじみ出る。首に巻いたタオルはすぐに濡れるから、何枚も何枚も取替える。この夏は、とてもひとり暮らしに思えないくらい洗濯ものの量が多かった。今朝も、ベラン

立川駅のデッキで

立川駅のデッキに人の山ができていた。時々あらわれる大道芸人にしては人数が多すぎる。脇の方からデッキに入った私、遠目にテカテカ光るぼうず頭が見えたから、もしや松山千春か?…と近づいて行ったら、いやいや作家の百田尚樹だった。彼が率いる日本保守党のハタもズラリと並ぶ。 何じゃこの威圧感のある空気は。一種独特な雰囲気のあるおっさんたちの野太い声と拍手が、通り抜けようとする一般人に圧を飛ばす。極端な保守の人たちのカタマリは、どうしてこんなに恐いのか。新興宗教の団体と同じくらい、近寄りが

おひとりさまの死

立川の女性センター登録グループ「ひとりの老後を考える会・リリアンネット」を立ち上げて8年。初めて、グループのひとりの訃報が届いた。8月半ばのこと、シャンソンを歌ったり、旅行に行ったり、いくつものグループに所属していた彼女、何人かの知人たちが、数日、連絡が取れないのを不審に思って、結果的には自宅のベッドでこと切れていたのがみつかったそうだ。虚血性心不全だと。80は超えていたと思うが、正確な年齢は誰も知らない。 4月にみんなで井の頭公園に遠足に行ったとき、待ち合わせの場所にお菓子

「栃尾揚げ」をゲット

日差しは強いけれど、風が涼しい。久しぶりに農協を覗いてみようと家を出たら、私の目の前でUターンした自転車が止まった。「玄関から出てくる姿を見かけたから…」「もう大丈夫ですか?」 声をかけてくれたのは、ここいらの大地主一族、息子の幼馴染みのMくんだった。骨折したときも帯状疱疹のときも、息子に言われたからかもしれないが、心配して時々寄ってくれる。「買物はないですか~」と。心強いではないか…。50前の独身男ではあるが、感覚はしょっちゅうわが家に出入りしていたおとなしい小学生の男の子

同時多発テロが起こった日

9月11日、アメリカで同時多発テロが起こった日だ。 あの年は4月から、妹の長男を預かっていた。東京の私立大学附属高校への編入試験に合格した甥っ子は、口うるさい父親・妹の旦那から逃れるようにわが家に転がり込んだ。 中野には、旦那の実家がある。でも妹はそっちで生活させるのはイヤだと、まず私の母に頼んでいた。でも母は、高校生の男の子の面倒は見切れないと断った。それまで妹が望むことはほとんど全部聞き入れてくれた母に、断られるとは思ってなかったらしい。最後に私の所にお鉢が回ってきたのだ

毎度毎度の同期会

3か月に一度の同期会、今回は幹事くんが頑張って、新しい店を開拓してくれた。栃木や鎌倉からくる人もいるから、場所はいつも東京駅界隈だ。参加者は8名。元気な人だけが集まれる。だいたいこの人数で落ち着いてきた。 昔から酒好き揃いだから、店は変わっても飲み放題は外れない。そして毎回ひとりは飲み過ぎて、居酒屋の後のカフェ移動ですら足腰がおぼつかなくなるヤツがでる。困ったもんだ。今日も、私と並んで、ウイスキーのロックを何倍もおかわりしていたSくんが、危ない足取りになった。けっこう濃いめの

年寄りあるある・・・

木曜日に、電車に乗って出掛けた。次のお出かけ予定は月曜日。いつもの仲間との昼食会があるから、中3日間は家の中でだらだら過ごせる、ちょうどいいスケジュールではないか。夜が明ける前から、2度寝、3度寝して、さわやかに目を覚ますと9時半だった、なんていうことも、何の予定もない日だからできることだ。 月曜日の約束の時間に約束の場所まで、シルバーパスを駆使してたどり着くには何時に家を出ればいいか、逆算するために路線を検索。時間ギリギリに動くのは性に合わない。余裕を持って、ついでに散策す

アリが巣を作った

主がいなくなったお隣さんの塀が、大変なことになっている。 何故こんなに砂が多いのだろう、最近、ほうきを動かしながら不思議に思っていた。よく見るとアリの行列、いつの間にか塀の中に大きなありの巣ができているらしい。働き者のアリは、自分よりも大きな蝶の羽や何かの種などを、セッセセッセと塀の隙間に運び入れている。入り口らしき所に盛り上がる砂を、ほうきの柄でつつくと、出るわ出るわ、中から黒い大群が何事ぞと言わんばかりにはい出してきた。退治してしまいたいが、空き家とはいえ、よそのお宅だ。

絵を描く人たち

新国立美術館の3階から1階まで、二科展の作品たちを観て回った。100号からの絵画は観るだけで疲れる。途中で、会友の先輩やらお絵かきの生徒さんやら、たくさんの知りあいに呼び止められて、その都度のご挨拶。私の苦手分野だが、独り身の息子だから仕方が無い。 毎年の二科展で、実は私は彫刻を楽しみにしている。今年の一番ヒットは、彫刻の森美術鑑賞を取った奇妙な表情の白衣のドクター、タイトルは忘れたが、何やら臓物のようなものを手にし、いかにも難しい施術をやりました感を漂わせているが、よく見れ

秋の気配

真っ青な空が高い、空気も澄み渡り涼しい風が吹いてくる。秋だ! この先もまだ高温の日が続くらしいが、少なくとも今日は秋を感じる。気温は高くても太陽の光の入り具合が違うのだ。まず朝日が顔を出す方角が、真夏に比べるとうんと違う。午後の日差しも、だいぶ部屋の奥まで入り込んでくる。季節は確実に進んでいる。いろんな異常が重なっても、地球と太陽の動きに大きな変化はないようで、ホッとした。学校も幼稚園も始まった。登下校の時間帯に、子どもたちの姿がみえる。 お向かいの子だくさんのお宅では、明日