和酒バル二喬

サンシミ ピノ・ノワール2019/小布施ワイナリー「妖艶なアロマとカラー」

サンシミ ピノ・ノワール2019/小布施ワイナリー「妖艶なアロマとカラー」

2019年は、小布施ワイナリーさんがあります長野県の千曲川が、台風19号により10月13日に堤防決壊により氾濫した年でもありました。長野新幹線が泥水に使ってしまって何台も横並びになっていた映像はメディアから伝わってくるものとして衝撃的でした。そして醸造所がある町は氾濫流域で、多方面に渡って大きな被害があったと代表取締役であり栽培醸造責任者の曽我彰彦さんから聞きました。カレンダー上はちょうどブドウの収穫シーズン。ブドウの生育がストップする事は当然ありません。ただでさえ収穫醸造時

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ソムリエの頭の中-2021年7月SAKEラインナップのセレクト編-

ソムリエの頭の中-2021年7月SAKEラインナップのセレクト編-

お酒のリストにはソムリエの意図がふんだんに込められています。それを今回5つほど御紹介いたします。 北仙台『和酒バル 二喬/NIKYO』のSAKEラインナップ(1グラスにてサーヴ)の大前提として ①宮城県の新澤醸造店さんと長野県の小布施ワイナリーさんのアイテムを必ずオンリストする ②ワイングラスを用いるのを基本とする ③Barスタイルのお酒がメインの飲食店である これらを挙げておきます。 1.DATE SEVENまでの道のり宮城県の、地酒ブランドとしても既に知名度も

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DATE SEVEN伊達セブン2015「美酒七色に輝いて」

DATE SEVEN伊達セブン2015「美酒七色に輝いて」

言わば伝説の始まりの存在と称しても過言ではないでしょう。宮城県の7つの酒蔵の代表が一年のうちに一度だけ集合して共同でSakeを造る、そのような夢のコラボレーションのファーストリリース作品が2015年7月7日、宮城県にちなんで七夕の日に御披露目されました。その宮城県の7蔵とは、ア順の銘柄名で 「あたごのまつ・伯楽星」 「勝山」 「黄金澤・橘屋」 「墨廼江」 「萩の鶴・日輪田」 「宮寒梅」 「山和・わしが國」 です。いずれも宮城県の地酒として日本全国に求められる銘柄達で、時に

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For you:日本酒における酵母の役割を知りたい貴方に①

For you:日本酒における酵母の役割を知りたい貴方に①

アルコール飲料である日本酒がアルコールを含んでいるのは、酵母菌が糖を分解した時のアルコールを蓄えているからです(分解時には炭酸ガスも出来て、その分解過程をキープすれば活性酒)。発酵ですね。 そのような、発酵という演劇舞台においては、酵母の存在は言わば主役であり、主役がいない演劇舞台は在り得ない訳です。そして、一部の例外を除いて、演劇舞台の監督である造り手、昔からの酒造りの役職名でいえば杜氏が、造ろうとする日本酒の酒質設計をする、例えるなら演劇舞台の演目を決める際に、だれをを

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黒龍 八十八号 大吟醸 兵庫県東条産山田錦35%精米2015五年熟成

黒龍 八十八号 大吟醸 兵庫県東条産山田錦35%精米2015五年熟成

この銘柄≪黒龍≫における最上級限定品の一つにして、普段は地酒専門酒販店の陳列棚にも滅多に並ばない稀少品でもあります。当店のようなバルスタイルの飲食店で、更にリーデル社のワイングラスで、一杯のグラス提供をするには、最も適している味わいと考えて愛用しています。Sakeの原料米として最高とされる、兵庫県の特A地区とランクされる東条産の山田錦を贅沢に使用。当店へお越しになられる御客様には馴染みがあるSakeかと。当店のオープン開業の二年目以降は、常に2~3年の自家熟成の時を経てオンリ

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雨後の月 限定 純米大吟醸 白鶴錦「新たに生まれた魅惑のアロマ」

雨後の月 限定 純米大吟醸 白鶴錦「新たに生まれた魅惑のアロマ」

このSakeの最大の価値の一つは、原料の酒造好適米(醸造用玄米)である白鶴錦を、名杜氏の堀本敦志さんを擁するコチラの蔵元さんで醸した事です。しかも純米大吟醸として。白鶴錦は、その名のように、世界最大の蔵元と言える白鶴酒造が、一蔵元でありながら自ら米の新規育成に挑んだもので、その育成コンセプトは「酒米の王様」とされる山田錦を超えるものの育成。親品種には山田錦を同じものが採用されています。誕生から暫くは白鶴酒造のみで醸されてきた秘蔵の存在でしたが、収穫量の増加に伴い、近年、志を共

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ソムリエの仕事の裏側~2020年10月Sakeラインナップのセレクト編~

ソムリエの仕事の裏側~2020年10月Sakeラインナップのセレクト編~

お酒のリストにはソムリエの意図がふんだんに込められています。それを今回6つほど御紹介いたします。 北仙台『和酒バル 二喬/NIKYO』のSakeラインナップ(1グラスにてサーヴ)の大前提として ①宮城県の新澤醸造店さんと長野県の小布施ワイナリーさんのアイテムをオンリストする ②ワイングラスを用いるのを基本とする ③Barスタイルのお酒がメインの飲食店である これらを挙げておきます。 1.ボトムレンジアイテムとして冷卸 俳句の秋の季語にもなっているように、冷卸(ひ

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ソムリエの仕事の裏側~2020年8月Sakeラインナップのセレクト編~

ソムリエの仕事の裏側~2020年8月Sakeラインナップのセレクト編~

お酒のリストにはソムリエの意図がふんだんに込められています。それを今回7つほど御紹介いたします。 北仙台『和酒バル 二喬/NIKYO』のSakeラインナップ(1グラスにてサーヴ)の大前提として ①宮城県の新澤醸造店さんと長野県の小布施ワイナリーさんのアイテムをオンリストする ②ワイングラスを用いるのを基本とする ③Barスタイルのお酒がメインの飲食店である これらを挙げておきます。 1.ボトムレンジアイテムとしていわゆる夏酒 夏酒は、流通の都合から早いものだと5

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「小布施ワイナリーの日本酒」から「サケエロティック」に深化するまでの歴史

「小布施ワイナリーの日本酒」から「サケエロティック」に深化するまでの歴史

元々小布施ワイナリーさんは、清酒蔵としての起こりの歴史があって、2019年12月今現在の代表取締役兼栽培醸造責任者の曽我彰彦さんの先代から、細々とでもいいから日本酒を造って欲しい、という希望があったのだとか。ワインの一大産地フランスはブルゴーニュなどで修業した彰彦さんは自他ともに認めるワイン人間ですけども、宿命的にも酒造りを行なう責務を担い、傍からみると二足のわらじを履く事になりました。ただ一人の醸造家として酒造りにも高い意識をもって臨み、ワイナリーとしての酒造りを探求する一

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