中井久夫によると、兆候に敏感で事態を先取りしようとする「微分回路」の発達した人が一定数いる(『分裂病と人類』)。「占い」も学問領域では、せいぜいユングの共時性の文脈でしか語られてこなかったが、古代人が「占い」や祭祀を担わせようとしたのは、「微分回路」の優れた人だったということか。
保険 リスク分散 利益共有 「卵を1つのカゴに盛るな」 「社会的存在のイスに座れ」 食料は分け合った方が新鮮で安全だった習性 それを封じた個人主義の弊害 閉鎖感 トスカ(ロシアの風土病的鬱) 山越え海越え時を越え、資産を共有する 保険よ、ぼくをその方舟に乗せて 古代人の標本として