「僕思うんですが、意思の大いさは絶望の大いさに正比する、とね。意思のないものに絶望などあろうはずがないじゃありませんか。生きる意志こそ絶望の源泉だと常に思っているのです」 北條民雄『いのちの初夜』(令和2年 改版初版)