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2024年2月読書記録 川端、太宰、アメリカ

3週間前

「わたしの名は紅」(オルハン・パムク)

「英語教育」2月号で、オルハン・パムク『赤い髪の女』(宮下遼訳、早川書房)を書評しました。

2か月前

ギリシャ古典悲劇の神髄にうたれる「赤い髪の女」

和解の握手のような。

6か月前

夢見つつ深く植えよ

6か月前

書籍『わたしの名は赤』〔新訳版〕上・下

10か月前

『無垢の博物館』 オルハン・パムク

読後感想オルハン・パムク著『私の名は赤』

構想40年、執筆5年! トルコ初のノーベル文学賞作家オルハン・パムクの『ペストの夜』(宮下遼訳)11月16日発売のお知らせ

古寺と須賀敦子と室生犀星

「週刊金曜日」2022年12月16日号にオルハン・パムク『ペストの夜(上・下)』(宮下遼訳、白水社)の書評を書きました。

1年前

嫉妬・浄化・愛 ――オルハン・パムク『雪』を読んで

1年前

西へ ④ 霧の古都で

時を凍らせる! オルハン・パムク『無垢の博物館』

『レイラの最後の10分38秒』エリフ・シャファク (著), 北田 絵里子 (訳) トルコの、女性はじめ差別される側にいる主人公と五人の友人たちの物語を、フランス生まれの女性学・ジェンダー学の修士も持つトルコ女性作家が書いたからと言って、政治意識が前面に出ちゃうかというと、いや、人としてのシンプルな愛が勝っているという印象の素敵な小説でした。

ウィーンという町の憂鬱

オルハン・パムク『わたしの名は赤』

2年前

『僕の違和感』 オルハン パムク (著), 宮下 遼 (訳) 日本とは違うのだけれど、どこか似ているイスタンブルの1960年代高度成長期から21世紀初頭までの時代。東北みたいな田舎から都会に出た平凡なボザ呼び売り(石焼き芋売りみたいな感じで伝統飲料を天秤棒で担いで売り歩く)主人公の生涯を淡々と描く、心に沁みる小説でした。

『白い城』、2年前のことや5年前のこと