独居自戒

独居自戒

マガジン

  • 【幼少期の記憶】父親にされたこと母親がしてくれなかったこと

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  自分に何が起きたのかも分からず、生きづらさを抱えたまま、一人で歳をとってしまいました。無念。  今さらですがやっぱり幸せに生きたいので、幼少期からのトラウマを乗り越えるべく、私のクソみたいな半生(反省)を綴ります。  あまりにツライ内容の記事は、一家の恥をさらすことでもありますし、私のプライバシーにも関わりますので有料にしました。 「同情するなら金をくれ!」方式です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最近の記事

  • 固定された記事

猫も彼氏もいないから

 いつからか、髪をブラッシングする癖がついた。現在、持っているブラシの数を数えてみたら、8本もある。携帯用とか、汚れ落とし用とか、艶出し用とか、マッサージ用とか。私には全部、必要ーー。  かといって美髪ガチ勢かというとそんなことはない。ご存知、白髪は染めたことがないし、じつはシャンプーも使わない。おフランス製の石けん1本で、髪も、顔も、体も、全身を洗ってしまう。(なんと安上がりな女だ!)  そのことを昔、ボディショップで働く友人に言ったら「そんなのダメです!ダメに決まって

    • 不都合なうんこの話題

      「日本人ていつもうんこの話してるよね」 欧米人にそう言われたことがある。確かにな。うんこの話題は多いな。  快便日記を付けていたり、腸活情報をシェアしたり、本屋へ行ってもタイトルに「うんこ」と付く本はたくさん売っているし、「キウイ食べると出やすいよね」なんて会話は日本人は当たり前にするが、欧米人にとっては驚き桃の木キウイの木、気を付けないとドン引きされてしまう。  健康法、美容法、アンチエイジングは今や世界共通の課題であるが。  背の高さや、脚の長さや、整った骨格、ブロン

      • 案外、無害だったりして

         湿気がひどい。肌にまとわりつく水分で体に熱がこもりやすく、梅雨の時期は気温が低めでも熱中症の危険があるのだそうだ。あー、しんどい。  水を飲んではトイレに行く。トイレに行ってはまた水を飲む。  昔はよく「水を飲むとバテるぞ」なんて言われたものだけど、今じゃ「水を飲まないと死ぬぞ」だもの。かつての常識は今の非常識。今の常識は未来の非常識である。  そんなんで、よく人は「勉強」なんぞする気になるなぁと思う。もとい、勉強は大切だ。  そんなんで、よく人は「他人の言うことを鵜呑

        • 不幸ビジネス

           今朝はサッカー場の真ん中でカラスの群れが戦争をしていた。はじめは2羽の小競り合いのようだったが、あっという間に両スタンドからものすごい数の加勢がなだれ込んできて、殴る蹴る踏んづける、引っ張る伸ばすで、すっかりもみくちゃ団子になっていた。フーリガンか。  なぜ生き物は戦争をするのか。 ーーずばり、儲けるからである。 「でしょうね、独裁者や大統領やテロリストは儲かるんでしょ?」というおとぎ話ではない。我々が儲かるのである。  例えばコロナの助成金でボロ儲けした飲食店もある

        • 固定された記事

        猫も彼氏もいないから

        マガジン

        • 【幼少期の記憶】父親にされたこと母親がしてくれなかったこと
          11本

        記事

          未成年の娘を守らない親

           今どき車のシートを倒していちゃつくような輩が近所に出現して「こんな若者いたっけ?」と首を傾げていたのだけれど。  昨日の朝、母親の車に乗せられて登校(!)する彼女を見て、ようやく気づく。 「ついこの間まで小学生だった、あの娘か」  時が経つのは本当にはやい。ましてやコロナの3年間は、ご近所さんともお互いほとんど顔を合わせずに過ぎていったのだ。  小学生だった頃の彼女は、兄弟らと駐車場でサッカーボールを蹴り、住民の車にこっそり傷を付けるのが楽しみだったようだ。 「人の車

          未成年の娘を守らない親

          兄とふたりで薬を飲み干した日

           私は子供がいないから、今の時代はどうなのか知らない。昔は子供用の液体かぜ薬というのがあって、我が家の冷蔵庫にも小児科で処方してもらったものが常備されていた。  小鳥の模様が付いたボトルに、ピンク色の液体が入っていて、だいたいキャップ1杯が1回分の用量だ。味は、甘くて苦い。駄菓子屋に売っているいちばん不味いジュースに似ている。    この液体かぜ薬を丸々ボトル1本、兄とふたりで空けてしまったことがある。3~4歳だろうか。あのときに死ねていたらよかったのに、ーーそんなことを今

          兄とふたりで薬を飲み干した日

          ティーバッグの紅茶を飲みながら

           いつの間にやら梅雨入りしていたらしい。昨日も雨、今日も雨。明日も雨。  梅雨時の部屋干しには神経を使うし、湿気がまとわりついて髪の毛が現代アートみたいになるのも困る。けれども雨音は好きだし、夜中にザーと土砂降りがやってくるのは爽快だ。良いものも悪いものも、ぜんぶ水に流そう。そして自分のこともいつか許すのだ。  巨大なマグカップに紅茶のティーバッグをふたつ投入してお湯を注ぐ。牛乳もたっぷり入れて。私の朝は大容量ミルクティーから始まる。  が、ティーバッグを取り出そうとしてひ

          ティーバッグの紅茶を飲みながら

          アリとキリギリスと日本人

           子供の頃から『アリとキリギリス』の話しが大嫌いだった。 「アリのように勤勉に働いてこそまっとうな人間、キリギリスのような異端者は社会の迷惑、そんな者に我々は救済の手を差し伸べたくありません! 命を助けて欲しかったら、我々の都合にあわせて生き方を変えなさい!」  よくもまあそんな差別思想を、昔の人というのは公にぶちまけることが出来たものである。  似たようなストーリーで私が好きだったのは『フレデリック』という絵本である。こちらはネズミだ。  アリと同じくネズミたちは冬

          アリとキリギリスと日本人

          存在するものは合理的である

           毎朝の散歩コースである近所の公園に、羽を負傷したセキレイがいる。まるで、壊れて折り畳めなくなったビニール傘みたいな、不恰好にひん曲がった翼を右肩からだらんと引きずっていて、まったく飛べないらしい。  それでも痛みは感じないのか、ものすごいスピードで " 走る "。ちょうどトラクターで掘り返されたばかりのグラウンドがあって、そこで地を這う虫たちを追い掛け回すのに忙しそうだ。空を飛べなくても、幸いここなら食事には困らないようである。  しかしあと何日もつだろうーー。私がそのセ

          存在するものは合理的である

          それもいいかも

           今年になってぼちぼち外食をするようになった。  数年間のコロナ自粛のおかけですっかり出不精になり、何をするにも億劫に感じてしまう。このままではいかん。  なんといっても私は、2019年の末から自粛しているものである。丸々4年以上も引きこもっていたことになるが、なぜそんなことになってしまったのやら。まぁ、時が経つのはあっという間ですよ。(ババアには)  2019年といえばまだ、コロナなど世界的なパンデミックになるとは誰も考えておらず、対岸(中国)の火事くらいにしか思ってい

          それもいいかも

          ガリガリ君の季節

           暑い。こんな熱した日に限ってなぜ黒色のサマーセーターなど着てしまったのかーー。朝の時点では「いける」と思ったんだろうな。いけませんよ。コンビニの窓に映る自分の姿が、ほっかほかの「のり弁」のように見える。暑苦しいぞ、私。  汗だくで帰ってきてシャワーを浴び、アイスを食べる。部屋の温度は31℃超。午前中からこんな暑さではもうやる気ゼロだ。(いつもだな)  こんな日に工事現場なんかで旗を振ってるようなおじさんには、国はいつになったら国民栄誉賞をやる気でいるのか。大谷サン以外は

          ガリガリ君の季節

          ルールがなければ成り立たない人間社会の危うさ

           朝8:00。無人直売所の激安豆腐を買いに出掛ける。歩いて行くと往復で一万歩弱、ウォーキングにはちょうどいい距離だ。  風にかなり湿気がある。予報より、雨は早く降るのかも知れない。束の間だけでも風にあてようと、ベランダに洗濯物を干して出たので、少し急いだほうが良さそうだ。豆腐だけ買って寄り道せずに帰らなくては。  ーーが、残念ながら今日は豆腐は買えなかった。一歩、遅かった。手前の客がカゴいっぱいに買い占めて行ったのである。早い者勝ちとはいえ、私も後ろの客も苦笑いするしかない

          ルールがなければ成り立たない人間社会の危うさ

          【童話】怒りの大地

           あるとき、大地の女神は激怒した。そしてもう二度と、人々に新しい命を授けることはしまいと、世界の果てから果てまでをすべて焼き尽くしにかかった。  山が燃え、川が途絶え、草木は萎え、種実はひとつも実らず、海さえも渇れ、地面はひび割れ、そしてすべての女が、子を成さずに死んでいったーー。  深海の、いちばん最後の一滴が蒸発しようというとき、賭け事をして遊んでいた天空の神々は、ようやく女神の怒りに気づいたのだった。 「さあ、もうよいではないか。人間には我々から罰を与えておこう」  

          【童話】怒りの大地

          40代の現実

           昨夜は頭痛と微熱とでなかなか寝付けなかった。こういう症状って、なんだろね。「バカは風邪ひかない」とか言うでしょ。私がまさにそれで、これまでの人生でたった一度インフルエンザにかかったことがあるだけである。  45歳にしてめでたくバカが治ったか、それともやはり更年期のせいなのか、最近はしんどくて眠れなかったり、寝ても疲れが取れなかったり、微熱が出たり、「体調を崩す」などというなんとも自分らしくない悩み事を抱えている。まるでインテリだ。  幸い、少しは眠れたのだろう。今朝は熱

          40代の現実

          彼らは勝手に滅びるしかない

           昔は、朝の通勤時間にヒゲを剃りながら車を運転するおじさんをよく見掛けた。それに、ハンドルから両手を離し、弁当や熱々のカップ麺を頬張る長距離ドライバーも、よそ見しいしいバックミラーで化粧をするお姉さんもいた。最近はいない。  スマホという依存性のある便利な道具が誕生して以来、「ながら運転は危険」という認識が広まったことと、何より原始時代に比べて人類が「お行儀」を身に付けたことは大きい。  田舎の国道でよくある現象で、道路脇に液体の入ったペットボトルがたくさん投げ棄てられて

          彼らは勝手に滅びるしかない

          なぜ若者は笑うのか

          「ちょっとそこまで」傘を持たずに出掛けたら突然の雨に降られ、ビショ濡れになってしまった。水も滴る中年女。がんばれ。  家までたどり着くと同時に、空はまた晴れ渡る。いたずらのように虹が出る。最近の日本の雨の降り方は、まるで南国のスコールだ。予想する暇もなく降ったり止んだりする。  窓から通りを眺めると、通学途中の学生たちが制服姿でぴょんぴょんジャンプしている。それから今度は犬のように全身を揺する。どうやら雨粒をはね飛ばしているものらしい。そして笑うーー。  なぜ若者は笑う

          なぜ若者は笑うのか