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敬意よりも大切な、不可欠なもの。
インタビューってのは本来、ものすごくむずかしいものなんです。
ぼくが有名人に、たとえば大谷翔平さんみたいな方にインタビューするとしましょうか。インタビューを受けるのって、面接を受けるのと似たところがあって、基本的に「訊かれたことに答える」ものなんですよね。だから、仮に大谷さんが「バッティングフォームの話がしたいなあ」と思っていたとしても、ぼくがその話を振らなければ、大谷さんは別の話をせざるを得な
本が売れない時代に50万部ベストセラー! スゴ腕PR黒田さんに聞いてみた「どうしたら本は売れますか?」
世の中の書籍編集者がいちばん好きな言葉。それは間違いなく「重版」でしょう。私もそうです。
けれど、手間暇いとわず、思いを込めて、苦労して作った1冊がなかなか重版しない。売れない。ミリオンとは言わないから、10万部、5万部、いやせめて3万部売れてくれたら。私には編集能力が決定的に欠けているのでは……。
そんなモヤモヤと諦めを抱えながら2021年に出した1冊の本。それがなんと、突如、半年足らずで1
ビジネスパーソンに講演を依頼するときのマニュアル
こんにちは!
僕とか周りはビジネスパーソンばっかりなんですが、ビジネスの世界にも「講演をする」とか「パネルディスカッションで話す」みたいな機会が結構あったりします。
最近だとYouTubeとかの出演、とかも近いですね。
どれも仰々しいですが、要は「100人とか200人をターゲットにした、小さいイベントで話す」とかは結構あったりするんです。
んで・・・。周りでもたくさん受けている人が多いんで
(社内向け)WORDSの顧問編集者に求めるもの_240125
PARTⅠ 姿勢編【基本姿勢】
・つねに機嫌よくいること
・まわりに感謝をすること
・心身ともに健康でいること
【プロフェッショナリズム】
・プロとしての自覚を持つこと
・日本一の編集者であるとの自覚を持つこと
・常に勉強し続けること
・本を読み、映画を観、美術館に行くこと
・何がベストなのかを模索し続けること
・価値を高めることに関心があり、価値を実際に高めていくことができること
【成果
チームで仕事をするなら、リアクションし続けよ
チームで仕事するとき、みんなもう少し自分の存在、自分のリアクションがチームに与える影響を自覚した方がいい。
例えばミーティングでブレストしているとき、議論が前に進むのは、あるときふと場に出されたアイデアに対して、誰かが"それいいですね"って言った瞬間である。アイデアを出したとき、その人にはふつう、確信なんてほとんどない。僕なんか自分の意見に自信なんかなくて(大体みんなそうなのだ)、言ってみて、ま
おもしろい作文には、目と耳がついている。
先日、小学生の書いた作文をいくつか読む機会があった。
コンクールの入選作がまとめられた冊子だ。おおきな賞をもらっているのはたいてい女の子で、実際に彼女たちの作文はおもしろかった。そしてすべての掲載作を読んだわけではないものの、男の子たちの作文はいかにも男の子という感じだった。まあ、性差として語るのはよろしくない。読んでおもしろい作文とそうでない作文として、話をしよう。
おもしろい作文には、目と
あたらしい杵柄を求めて。
むかし取った杵柄、ということわざがある。
過去の経験。むかしに仕入れた知識。あるいはその技能。これらが役に立ったり、それを自慢したりするさまを指して、「むかし取った杵柄」という。もちろん杵とは、もちをつく際につかう巨大な木製ハンマーみたいなあれのことであり、杵柄とはその持ち手、棒状の部分を指す。
と文章にしてまとめてみると、おかしな点に気がつくだろう。
杵柄が、あの棒が、いったいなんの役に立
はずれくじの海に飛び込もうよ。
もう20年以上前なのかなあ。
先輩の影響で、競馬をたのしんでいた時期がある。その延長で、というわけでもないのだけど、馬主さんの本をつくったこともある。そしてその馬主さんに連れられ、何度も競馬場に足を運び、サラブレッドのセリ市(セレクトセール)まで同行取材したこともある。
だから、なのだろうか。
ぼくは本屋さんの魅力を「競馬場のパドック」にたとえて話すことが多い。なけなしの金を握りしめて、競馬
がんばりすぎる人たちへ。
TLで流れてきた記事をきっかけに、がんばりすぎる人について考えた。
おそらくぼくは、がんばりすぎる側にいる人間だ。本をつくるときでも、それ以外の仕事でも、適度に肩の力を抜くということがあまりなく、どうしても「がんばり」が過ぎてしまう。天賦の才を持たない人間のひとりとして、そこに投じる時間や労力は多いほうがいいとは思うのだけど、「がんばり」が自己目的化してしまうのはちょっと違う気がする。
たとえ
「しらんがな」の声に屈しないために。
いつぞや宣言したとおり、ジムに通いはじめた。
まだまだ2週間、計5回通ったに過ぎない。それでも一応、三日坊主は避けられた。ここは一発、積極的に自分をほめていきたいと思っている。えらいぞ、おれ。よくやってるじゃないか、おれ。
と自賛の道を選ぶのも、人は他人の「何キロ痩せた」や「ジムで運動している」の話について、やたらと冷淡になるからだ。お前がいまさら2キロ痩せようと3キロ痩せようと知ったこっちゃ