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使用しなくても大丈夫な言葉や言い回し

こうしてコラムを書き続けていると、読み直して推敲する機会も多くなり、自分の言い回しでも気になるところが沢山見つかり、修正しまくっています。

そして、そんな自分のことを棚に上げつつ、人の文章を読んだり、話を聴いたりしていても何やら気になる点がいくつか出てきます。

なんか以前も書いた気がしなくもないですが、今回はそんな気になる言い回しについて。

まずは「~的」という表現。

会話の中でも書く時も、意外と使ってしまいがちです。

一般的とか自動的とか肯定的とか、その単語自体で成り立っている単語もありますが、「私的には」というのにはとても違和感を覚えますし、「結果的に」というのもわざわざ「的」をつけなくても「結果」だけでも成り立ちますし、「結果として」など言い回しを変えても意味が通じます。

また、私もよく使いがちなのが「~の方」という表現。

人物を表す際に、「こういう方」という言い回しは適切だとは思うのですが、物事を比較して表現しようとした時に「のような方」と使いがちで、推敲して考えてみると実は「のような」も「~の方」も同じようなニュアンスですから表現が重複していて、どちらかがなくても文章も意味合いも通じてしまうのだなと思い至りました。

そして、こちらは文章よりも圧倒的に会話の中で多いのですが、前述した「~の方」と同じように使う必要がないのに報告の中に沢山入ってくる言葉。

それが、「~のところ」というやつ。

これが口癖になっている人もいて、一旦気になりだすと、会議中でも思わず言った回数をカウントしてしまいます。

本人は全く気づかずに報告をされているのでしょうけれども、とにかくやたらと主語の次に「~のところ」がくっついてきます。

「~について」と意識して表現を変えてみると、意外と使用する回数は抑えられるのかなと勝手に思っています。

そして、最近ではこの二つが一番多いのではないでしょうか。

「逆に」と「変な話」。

これらを枕詞で使われても、大抵の場合は逆でもないですし変な話でもなかったりします。

よく変ではない変な話をしていた部下には、その都度「変ではないね」と指摘していたら、自ら使用するたびに意識して、「あ、変な話じゃなかったです」と訂正するようになりました。

あとは多くはないのでしょうけれども、その人の口癖になっているのであろう言葉ですね。

結論から先に言おうという意識と、おそらくは過去に誰かからに指摘を受けたからなのか、やたらと枕詞で「結論」と言って話を始める人。

でも、何回も結論が出てくるので、ちっとも結論でなかったりします。

また、おそらくは自ら言い回しを考えていたところから発生したのでしょうが、話している最中に「なんだろう」という言葉を自分のセリフの間に挟む人がいます。

どちらかというと、「なんだろう」と思うのは話を聴かされている側の感想なのですけれどもね。

気になる表現や言い回し、自分を含めて、知らないうちに使ってしまっているかもしれませんね。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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