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方針を、うるさく、細かく、しつこく

会社の考え方を記した「経営方針書」を日々の朝礼時に複数ページ必ず朗読しています。

これは本部においても拠点においても決め事となっていますが、読み上げること自体が目的なのではありません。

守るべきルールは何なのか、「ものさし」を立場や社歴問わずに全スタッフの中に置くことが目的で、仕事上で生じる様々な事象と自分の中に置いた「ものさし」とを照らし合わせた際に、皆が同じような判断が出来るようになります。

ルールがないことが自由なのではないと考えています。

ルールがないことは「無法」。

無法地帯には秩序がなく、そこには個々の行動の目的を統合する要素がありません。

①理想、目的、目標

企業は目的集団です。
ルールを置くことで、そしてそのルールの範囲を知ることで、その組織内における自由を獲得することが出来るのだと信じています。

誰かの行動によって判断された第三者からのレッテルは、その組織に属する皆に対しても同じように貼られます。

それが良いレッテルや良い口コミならいいですが、必ずしも良いものばかりではありません。

皆が同じ「ものさし」を持つことで、ルールから逸脱した行動をしている人に対しては、立場関係なく誰もが注意をしてあげればいいですし、それによって組織としてブレなければ不祥事も防げますし、結果働く人たちの誇りを守ることが出来ます。

守る基準であり、注意をする基準でもあり、結果として働く皆の誇りを守る基準でもあります。

だからこそ、方針をしっかりと自分のものにしておいて欲しいのです。

朝礼やミーティング時や会議の際に必ず読むのも、そのためです。

人は見たいものしか見ませんし、読みたいようにしか読みませんし、聞きたい話しか聞きませんし、それぞれが好きなように解釈してしまいます。

守って欲しい考え方が、なるべく等しく皆に伝播し浸透していくことが理想ですが、そのためには誰かが常にその方針を伝え続けていく必要があります。

それが自分の役割だと思っています。

近年は、毎年手帳を刷新するたびに表紙の裏に「方針を、うるさく、細かく、しつこく」と、この文字を記しています。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

嬉しいです。 サポートしていただきまして、ありがとうございます。 こちらからもサポートをさせていただくことで返礼とさせていただきます。 どうぞ宜しくお願い致します。