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読書記録

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直木賞受賞記念 万城目学氏のサイン会に行ってきました!

直木賞受賞記念 万城目学氏のサイン会に行ってきました!

先日「八月の御所グラウンド」で直木賞を受賞した万城目学氏。
受賞を記念して大阪・梅田の紀伊国屋書店でサイン会が開催されたので行って来ました!

本を購入したさいに配布された整理券です。

集合時間に場所に行くとすでに30名ほど並んでいました。
並んでいる間に用紙を渡されて「書いてもらう名前」と「万城目氏へのメッセージ」に「直木賞おめでとうございます。これからも作品を期待しています」と記入しました。

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「八月の御所グラウンド」で直木賞を受賞された万城目学氏のサイン会が大阪・梅田の紀伊国屋書店であると知り、昨年12月に購入したものの、今回のサイン会には新たに購入した人が対象なので2冊目を購入。
作家さんのサイン会というものは初めて参加するので楽しみです。

再読「ザ・万歩計」と万城目学氏の高校の後輩

再読「ザ・万歩計」と万城目学氏の高校の後輩

先日、万城目学氏が直木賞を受賞されたので、私が初めて読んだ万城目作品の「ザ・万歩計」を再読しました。前回読んだのは2021年5月28日でnoteにも投稿してました。

私はあまりというかほとんど再読はしないのですが、改めて読んでみても面白かったです。表紙のイラストも本人の特徴をうまく描いてますね。

会社に万城目氏の高校の約20年後輩がいるので「先日、直木賞を受賞した万城目学氏って〇〇くんの先輩や

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祝!直木賞受賞 万城目学氏「八月の御所グラウンド」

祝!直木賞受賞 万城目学氏「八月の御所グラウンド」

昨日、第170回の芥川賞・直木賞の受賞作が決まり、私が年末に読んでいた万城目学氏の「八月の御所グラウンド」が直木賞の受賞作となりました。

万城目作品はほぼ読んでいますが、そもそも万城目氏を知ったのは毎日新聞の「キャンパる」という学生が読んだ本を紹介するコーナー

こちらで紹介された万城目氏のエッセー「ザ・万歩計」を読んだところ万城目ワールドにどっぷりはまってしまいました。

万城目氏は6回目の直

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久しぶりの万城目学氏の作品を読んでみました。
直木賞候補にもなっている「八月の御所グラウンド」
ネタバレになるので内容は書きませんが、京都を舞台にした2編です。
万城目ワールドを堪能できた一冊でした。是非、続編を読みたいです。

【読書日記】あの作家に会いたいを読んでみて

【読書日記】あの作家に会いたいを読んでみて

久しぶりの読書日記です。
今回読んだのは「あの作家に会いたい」です。
著者は児玉清さん。お亡くなりになられてもう12年になるんですね・・・
月日の流れにビックリです。
私の中では「アタック25」のイメージが強いのですが、かなりの読書家であるのは有名な話。

私自身「この人凄いなぁ」と思うのはいろいろありますが「作家」と呼ばれる方もその中の一つ。
自分の頭の中で考えたことを文章にして、読む人に感動を

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【読書記録】負け犬の遠吠え(酒井順子著)を読んでみた

【読書記録】負け犬の遠吠え(酒井順子著)を読んでみた

酒井順子さんの「負け犬の遠吠え」を読んでみました。

約19年前に発売されていた本だったんですね。
酒井順子さんの作品は他にも読んだことがあったのですが、代表作ともいえるのはこの「負け犬の遠吠え」

冒頭に記されている通り本の中では狭義において「未婚、子ナシ、30代以上の女性」とされていますが、「あまり勝ち負けにキーキー言わず」に気楽に読むのがいいと思います。

【読書記録】女は太ももを読んでみた

【読書記録】女は太ももを読んでみた

久しぶりの【読書記録】

昨年の年末から今年6月にかけて「衛生管理者試験」の勉強を主に通勤電車の中でしていたので、読書の時間が奪われてしまっていました。

図書館で見かけた「女は太もも」
タイトルに惹かれて手に取ってみました。田辺聖子さんの本を読むのは恐らく初めて。
過去に週刊誌のコラムで書かれたものをまとめた内容なんですが、田辺さんと「カモカのおっちゃん」との〓みながらの会話を聞いているように感

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【読書記録】とっぴんぱらりの風太郎 上・下(万城目学)を読んでみた

【読書記録】とっぴんぱらりの風太郎 上・下(万城目学)を読んでみた

万城目学氏の「とっぴんぱりの風太郎(上・下)」を読んでみました。
上下とあり長編でしたが、物語に引き込まれてどんどん読めました。

万城目氏の初の歴史小説です。伊賀の国の少し抜けている忍者が主人公です。
時代が時代なので「戦」のシーンもあり多くの仲間が亡くなるのは、読んでいて辛くなりましたが、ハラハラドキドキするシーンがたくさんあります。

今作の結末が同氏作の「プリンセス・トヨトミ」(すでに読み

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【読書記録】ザ・万遊記(万城目学)を読んでみた

【読書記録】ザ・万遊記(万城目学)を読んでみた

万城目学氏のエッセー第2作「ザ・漫遊記」
前作「ザ・万歩計」に続いて面白かった。

自身の作品の「鹿男あをによし」のドラマの打ち上げで出演者の方と一緒になった話、自身がアキレス腱を切断した話、アキレス腱の湯治を兼ねてサッカーを観戦した話に、渡辺篤史さんのTV番組「建もの探訪」のことなど、主に通勤電車の中で読んでいましたが、思わず声をあげて笑いそうになりました。
個人的には「バウムクーヘン」の話や、

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【読書日記】「偉大なるしゅららぼん」を読んでみた

【読書日記】「偉大なるしゅららぼん」を読んでみた

万城目学氏の「偉大なるしゅららぼん」
滋賀県にある日本一大きな湖、琵琶湖からの特殊な力(パワー)を先祖代々受け継いでいる二つの一族のお話。

小説といってもいろんな作家の方がそれぞれの作風で書かれますので、人によって好き嫌いがあるのは当然。
個人的にはこの作品のように現実離れしていて、楽しくて、いい意味でバカバカしさがある内容は作品に没頭できて、ストレスとか嫌なことを忘れさせてくれるのがうれしいで

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【読書日記】 かのこちゃんとマドレーヌ夫人を読んでみた

【読書日記】 かのこちゃんとマドレーヌ夫人を読んでみた

最近、すっかり万城目学氏にはまっております。
同じ大阪人といっても、万城目氏は京都大学ご出身で私とは雲泥の差・・・
私のような一般人にも分かりやすく、読みやすく書かれているのかも知れません。
先日、東京オリンピックが終わってアスリートの方の素晴らしいパフォーマンスも凄いと思いますが、作家の方が頭の中で考えたことを言葉で表現する能力も凄いと思います。
そんなことを思いながら「かのこちゃんとマドレーヌ

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篠田節子さんの「長女たち」を読んでみた

篠田節子さんの「長女たち」を読んでみた

篠田節子さんの「長女たち」を読みました。
題名のとおり「長女」が主人公の3部作です。

特に認知症の母親と二人で暮らす長女の「家守娘」に関しては小説の中の話とはいえ、なんとなくリアルすぎて「う~ん」と考えさせられました。
幸い私や嫁さんの両親はまだまだ元気ですが、いつ介護が必要になるかもしれませんからね・・・

篠田さんはご自身のエッセー「三日たったらやめられない」で書いておられますが、デビューし

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万城目学氏のプリンセス・トヨトミを読んでみた

万城目学氏のプリンセス・トヨトミを読んでみた

万城目学氏の大阪が舞台の「プリンセス・トヨトミ」を読みました。
京都が舞台の『鴨川ホルモー』と奈良が舞台『鹿男あをによし』に続く「関西三部作」を制覇しました。
あらかじめお断りしますが、いわゆる読んだ後の感想的な内容はネタバレにもなりかねないので控えております。

作品の中で頻繁に出てくる大阪城。天守閣に登ったのはいつ以来???
記憶が正しければ、学生時代に大阪城近くのパスポートセンターに申請しに

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