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それは「挫折」ではなく「左折」

深夜、革命的な言葉がイヤフォンから聴こえてきた。
J-WAVEの「BEFORE DAWN」というラジオ番組を聴いている時だった。

パーソナリティである燃え殻が放ったその一言に僕は、衝撃を受けた。
(人生でこんな事滅多に無いけど本当に衝撃を受けた)

その言葉が以下。

"負けた先で色んな人たちとの出会いがある。負けるというか挫折ではなく左折、勝ち負けではなく右左どこまでも人生が続いていく。"

J-WAVE 「BEFRE DAWN」 燃え殻の一言

この言葉、"勝ち負けを善悪の基準で推し量らず、かつ挫折をただの人生におけるひとつの左折でしかないと例えている"ここがとても衝撃的だった。

言葉の趣旨はもちろんだけど「挫折」と「左折」、「左折」と「人生」と意味を掛け合わせているところに凄さを感じた。なのにこの言葉を聞くとほんの少しだけ心がふわっと軽くなった気分になる。





以前、記事を書いたがボクは仕事の関係で適応障害になってしまった為に先日、会社を辞めたばかりだ。

正直、"会社を辞める = 挫折"だと思っていた。

だからこの言葉を聞いた時、これは挫折じゃなく、左折なんだと思えた。
人生という道の途中で、ただ左折をした。
真っ直ぐなだけの道なんて、アメリカのRoute66だけで十分だ。

左折したその先で、また新たな道が続いていく。

それが自分の努力と意志でしっかりと舗装された道か、あるいは怠惰と無気力で荒らされた獣道かは、左折してみないと分からない。

あるいは、途中から道の状態が変わる事も十分あり得るし、なんなら左折した先でまたすぐ左折するかもしれない。いやそれだけは避けたい、いやそれもまた一興なのか?

東京の道路なんて"右往左往・紆余曲折・縦横無尽"、国土交通省もやりたい放題だ。





さて仕事を辞めた今日この頃、「次の仕事は何をしようか、死ぬ気になってこのままフリーのライターやフォトグラファーにでもなろうかしら〜」なんて呑気に模索しながら、今日も懲りずにnoteを書いている。

とりわけ何もしていない訳ではなく資格の勉強や写真、推し活と毎日が忙しい。

先月買い替えたばかりのRollbahnの手帳もやけに黒字が多く、寒さで寂しくなりがちな冬の入り口でも、心なしか11月や12月が嬉しそうだ。

簡単に言えば絶賛、"好きなことだけやる期間"を過ごしている。
なんて贅沢なんだ本当に。
※推し活に関しては今後、有閑遊戯として記事作成予定



朝晩冷え込んで起床もままならない季節。
イルミネーションが寂しさを誇張する横で、引き続きボクらは自分の人生と向き合っていかなければならない、きっとそれが"冬"って季節なんだね。

何かを頑張る人、頑張らない人、頑張れない人、頑張ってもなかなか報われない人、ボクは優しさなんかじゃなく本気で全員を肯定したい。


今夜は静かな雨音にもたれかかって眠りにつきたい。
それでは良い夜を。


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