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オススメ本・読書記録

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さぁ、「アート」という授業を受けよう。- 13歳からのアート思考 -

さぁ、「アート」という授業を受けよう。- 13歳からのアート思考 -

知識、それは人生を豊かにするスパイス。 目の前にあるモノ、身の回りに起きた出来事。それらは理解度によって、その現象を楽しめるかどうかに大きな差が出ます。

 なんか難しい言い方になってしまうのですが、例えば「こちらは20年熟成させたワインです」と言われて飲むのと、何も知らずに飲むのとでは「そのワインを飲む時間」をより楽しめるのは、間違いなく前者だってことです。

 同じように、歴史を学んでから行く

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全力!読書感想文 『逆ソクラテス』

全力!読書感想文 『逆ソクラテス』

Q.先入観との正しい戦い方を、小学生にもわかるように述べなさい。

 こんな問題があったとしたら、『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎著/集英社)がそのまま答えだ。

 本書は5編からなる短編集で、すべて子供が主人公になっている。表題作の「逆ソクラテス」は『あの日、君と Boys』(集英社文庫、2012年刊行)というアンソロジーに収録されていて、僕はこれを既に読んでいた。子供が主人公というのは珍しいな、と

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全力!読書感想文 『しき』

全力!読書感想文 『しき』

 “簡単に読めるから大勢が気付かないが、それはものすごい、小説のイノベーションだ。”

 文庫版の長嶋有さんによる解説。最後の一文に膝を打った。「そうそう、まさにそれだ!」と。僕がこの本を読んで感じたすごさがこの一文にすべて表現されている。

 『しき』は初めて読む町屋良平作品だった。言葉のセンスがすごい、とおすすめしてもらっていた本だ。

 このおすすめワード「言葉のセンスがすごい」を聞いて、僕

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【読感note】好印象!なぜか話しかけたくなる人、ならない人

【読感note】好印象!なぜか話しかけたくなる人、ならない人

どうも、綾鷹が飲みたいのに俳句を読みたくてついおーいお茶を買ってしまう小島です。

突然ですが、あなたは相手から見て「話しかけたくなる人」ですか? それとも「話しかけにくい人」ですか?

自信満々で「わたしは話しかけやすいと思います」とこたえられる人はそう多くないでしょう。

元気ハツラツ手をあげて「俺は話しかけやすいです! バシバシ話しかけてください」って言ってるやつは確かに話しかけやすそう。

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