記事一覧
「OCEAN!!」1話 創作大賞2024用に新たにページを作成しました
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 ♦あらすじ あんなにも大好きだった水上バイク……。なんて過去形で言っているが、今でもやっぱり諦められない主人公の湊也。 出場…
「OCEAN!!」1話 創作大賞2024用に新たにページを作成しました
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門
♦あらすじ
あんなにも大好きだった水上バイク……。なんて過去形で言っているが、今でもやっぱり諦められない主人公の湊也。
出場している競技会では思うような結果がここのところずっと残せず、今回も慣れているはずなのになぜか今回はいつも以上に落ち込んでいた。
どうすればいいのか自分でもよくわからなくて悩んでいた湊也のことは、湊也の周りにいる仲間も、うすうす……
「OCEAN!!」5話(最終話)
5、海風に乗って
俺はただ無我夢中になって水上バイクを走らせていた。
こんなにも楽しいと思いながら、海を走るなんて本当に久しぶりだ。
久しぶりの爽快感に、俺はただただ感動と興奮しかなかった。
「ほーんとっ、この前の湊也はなんだったんだって感じ。日曜日なのにいないなーって思ってたら、勝手に会いに行ってるしさぁ。」
日曜日と月曜日の一泊二日の宮古島旅行から帰ってきて、今日は水曜日。昨日は大学
「OCEAN!!」4話
4、思うままに
空港の外に出ると、強めの風が俺を出迎えてくれる。
海誠さんからの返信で、来るように指定された場所は千葉から飛行機で約3時間ほど離れたところにある沖縄だった。正式には沖縄県宮古市、つまり宮古島だ。
それにしても、予約するのが4日前?5日前?だったのによく飛行機の座席を確保できたものだなぁと思う。
最初返信が来たときは、どうしようかと思ったが飛行機もホテルの方も1泊2日分ちゃんと確
「OCEAN!!」第3話
3、アドバイス
あの日……峰倉の本心を聞いてから1週間。
「湊也、お疲れ~!!」
「お疲れ。」
「素っ気ないなぁ、湊也は。幼稚園か小学生のときの湊也だったら、“楓香ちゃんもお疲れさま”って、笑顔で返してくれると思うんだけどなぁ。」
幼稚園か小学生のときって、一体何年前のこと想像してんだか。
俺が峰倉のことを楓香呼びしてたってことは、そのとき俺は峰倉に“湊くん”って呼ばれてたんだっけ
「OCEAN!!」第2話
2、 理想と現実
「なーんか、湊也らしくない。いつもの張りがないというかそんな感じ?」
「なんだよ……。」
水上バイクで海の上をぼんやり走っていると、幼なじみの峰倉(みねくら)楓(ふう)香(か)が話しかけてきた。
峰倉とは幼稚園からの付き合いになるので、かれこれ16年もの付き合いになるが、性格はほとんど変わっていない。例えば、こうやって茶化す感じとか。
「ふぅん、湊也って負けたらこ
「OCEAN!!」第1話
1、自分と水上バイク
今僕が乗っている浮き輪を“トーイングチューブ”と呼ぶのだということは、あとから初めて知った。
「湊(そう)くん、怖かったら目、つむって大丈夫だからね。」
となりに座っている母さんが僕の横顔をのぞきこんで、心配そうに言うけど、僕はワクワクしていた。
僕の右端には母さん、左端には父さん、僕は真ん中だ。
「父さん!あのバイク、すごくかっこいい!!」
「おぉ!湊也(そうや)
「OCEAN!!」あらすじ
#週刊少年マガジン原作大賞 #連載部門
あんなにも大好きだった水上バイク……。なんて過去形で言っているが、今でもやっぱり諦められない主人公の湊也。
出場している競技会では思うような結果がここのところずっと残せず、今回も慣れているはずなのになぜか今回はいつも以上に落ち込んでいた。
どうすればいいのか自分でもよくわからなくて悩んでいた湊也のことは、湊也の周りにいる仲間も、うすうす……というかほぼ