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「進化する悪夢」とぼくらはいかにして戦うべきか?

眠りの質が悪かったり、浅かったりすると悪夢を見ると言われています。ヘッダ画像をお借りしています。

悪夢を見てしまうときは、

五臓のどこかしらが悪いみたいにも言われますね。

ぼくはできるだけ長い時間寝るように努力していますが、そうもならないときもある。あるいは、懐かしい歌を聴いたり本を読んだりして過去の記憶が掘り起こされてしまい、当時抱いていた面倒が記憶処理の際に出現してしまうのかも知れない。極めて迷惑な話ですね。

それで生活と悪夢は切っても切り離せない、しかも対処のしようがないものとして半ば諦めかけていて、このような題名にしたものの打つ手は全く思いつかなくて困っています。

悪夢のステータス

悪夢はいわば、

「いつ来るかまったくわからん」けど

まず「そのうち必ず来る」だろうし、

記憶という容量媒体を持ち合わせている以上、「生活している中で絶対何かしらのタイミングで嫌だった思い出が想起することには免れない」し、

寝るという行為は脳がそいつら(当日に拾った記憶)を改めて箪笥の中にしまい込む作業を意味しており

それらは自分の意志とかじゃなくてオート処理されてしまうものの

本人は知覚できてしまう、

という絶対無敵クラスの厄介さが特徴だといえます。

文化レベルに合わせて進化する悪夢

別に改めて定義するまでもないですが、悪夢は、その悪夢を見る対象が所属する場所とか文明レベルに合わせて進化します。当たり前っちゃ当たり前ですが……

ぼくが最近見た悪夢は、あらゆるSNSアカウントとかこういうnoteみたいな場所、なんならメールアカウントとか何から何までの情報が公開されちまうというものでした。

それは全世界に公開というよりは、もう少し限定的な範囲なのですが「悪夢が進化する」と表現した理由はここにあります。

その悪夢には、実生活に密接に紐付いたスマートフォンが登場しました。

ぼくは実生活に密接に各種アカウント情報を紐付けたスマートフォンを実際には持ち合わせていません。そんなもん持ってたら怖いの一言に尽きます。つまりそんなものは存在しない。

しかしながら、SNS系アプリでは近年必携となってしまっている(頼むから必携にしないでほしい)、「連絡先全員に『この人、知り合いかも知れませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!友人申請しろ!!!!!!!!!!!!!今すぐにだ!!!!!!!!!!!!!!』」的機能がその架空のスマートフォン上で勝手に動作してしまい、ぼくが連絡先を知っているとされる該当者全員に、ぼくがこのサイトにおけるこのIDの持ち主である、というお知らせが届いてしまった。

これは、ぼくが下手に上記機能があるアプリケーションとかが世間には多いことを認識していたからそういう夢を見たとも言えるし、

ぼくが当該機能を知った際、潜在意識では非常に恐ろしく感じたからこそ記憶整理をする必要に脳が追われ、夢に見るほど脳裏に焼き付いたのだとも言えるのではないでしょうか。

斯くも世界はそのように進化してしまい、麦わら帽子をかぶりながらせみやとんぼを追いかけただけで完結していた文化からぼくらはあまりにも遠く離れてしまった。

そしてぼくらは現代文化を望むと望まざるに関わらず自然と受け入れてしまった。つまりこのような悪夢は、現代文化が創造した悪夢とも言えるのではないか?

単純に知識が増えれば見る悪夢のバリエーションも増える、ということに過ぎないですね。とても悲しい

それではおやすみなさい。素敵な夢を見ましょう。

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