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世界がときめく「TOKUSATSU(特撮)」マジック

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#エッセイ

青年が夢見た世界

青年が夢見た世界

本日、1月25日は円谷英二監督の命日だそうです。
それに先立ち、土曜日(22日)に円谷英二監督にまつわる、幻の映画を鑑賞してきました。

かぐや姫東京で「円谷英二展」が開かれた際にも上映されたようですが、このアーカイブ版は、円谷英二展でも少しだけ鑑賞していました。

ただ、ダイジェスト版のダイジェストの5分前後の映像だったので、本当に断片的なものだったのです。

かぐや姫は、中学校の古典でも最初に

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円谷英二展~in 須賀川

円谷英二展~in 須賀川

フォロワー様のお一人である「夢乃玉堂」さまの記事を拝読したときから、ぜひ見たいと思っていた展示に足を運んでまいりました。

夢乃玉堂さまが足を運ばれたのは8/17~11/23まで開催されていた「国立映画アーカイブ展示室」で行われていたものです。
一方、私が見てきたのは12/18~1/30まで開催されている、須賀川文化センターでの展示です。

2021年は円谷監督の生誕120年ということで、地元に里

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プロフェッショナルの矜持①~須賀川特撮アーカイブセンター訪問記

プロフェッショナルの矜持①~須賀川特撮アーカイブセンター訪問記

訪問してから既に1ヶ月以上経ってしまい(訪問したのは11月6日、7日)、一部の写真の季節感がすっかりずれてしまっているのは、否めません😅
ですがせっかく撮影してきたので、そのまま利用したいと思います。
そんなわけで、須賀川市の「特撮アーカイブセンター」について、記事にしてみました。

https://s-tokusatsu.jp/

田舎道をサイクリング例によって、交通手段は自転車です。
いつも

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真剣勝負

真剣勝負

最近、色々思うところはあるんです。
ただ、既に「サイト運営をしているメディア」「ライター」を名乗る人が、なぜnoteで無料でやっているのか。

別の方も仰っていたけれど、それは自分の作品を「幅広く知ってもらうため」。

クライアントワークと違うのは、「圧倒的な自由度」。
これに尽きます。

だからといって、「タダだから、私の好きに利用させてよ」というのは、違うかな。
値段に関わらず、プロが作品と向

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非ヒーローの特撮作品の可能性について | GO AHEAD -僕の描く夢- 第280回

非ヒーローの特撮作品の可能性について | GO AHEAD -僕の描く夢- 第280回

 みなさんは、特撮ってどんなイメージですか?
 仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマン、ゴジラ、スター・ウォーズ、マーベルヒーローなどなど、人の数だけ作品のイメージは変わってくるかもしれません。
 今日、私が考えたいのは、「ヒーローのいない特撮作品は今後成立するのか?」ということです。現在日本では「特撮=変身ヒーロー」という図式が確立されていますが、過去にはヒーローのいない特撮作品も製作されまし

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歴代商法の功と罪 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第107回

歴代商法の功と罪 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第107回

 残念ながら、多分に意欲的だった「ウルトラマンネクサス」は商業的に失敗に終わった。
 この辺りのことは当時円谷プロダクションの社長を務めていた円谷英明氏の著書「ウルトラマンが泣いている」に詳しいが、残念ながら公平な内容とは言い難い。
 ただ、ネクサスの商業的失敗によって、「ウルトラマンマックス」以降の作品では歴代の作品の“遺産”に頼った作品づくりをしなければならなくなったのは事実である。また、円谷

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